新しい気候変動モデルは気候変動の損失に対する影響を示す。ハリケーンによる損失は2050年までに24%増加する可能性。

米カリフォルニア州ニューアーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 世界をリードするカタストロフィー・リスク・モデリングおよびソリューション企業のRMSは、当社の新しい気候変動モデルから、現在のエクスポージャーに基づくと北大西洋ハリケーンの風による保険対象平均年間損失(AAL)は2050年までに最大24%増加し*、欧州の洪水リスクのAALは2050年までに最大59%増加する可能性がある**ことを明らかにしました。これは、対策が何も取られないことを前提とした推定です。


新しいRMS気候変動モデルは、RMSの財務影響モデリングの枠組を、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)を含む最良の気候科学的コンセンサスと組み合わせたものです。このモデルは2021年6月に一般提供され、北大西洋のハリケーン、欧州の内陸洪水、欧州の暴風について最も包括的な気候変動に関する洞察を提供します。各モデルは、可能性としての可変的な気候変動シナリオ(代表的濃度経路:RCP)、さまざまな時間軸、特定の地域における緊急の物理的リスクの影響を定量化し識別します。これにより組織は、住宅・商業施設、倉庫、小売チェーンなどのさまざまな物理的資産やポートフォリオに気候変動が及ぼす影響について、より多くの情報に基づいた意思決定を行うことができます。今回の最初のモデル群の発表に続き、今後さらに多くの気候変動モデルと地域を発表する予定です。

新しいRMS気候変動モデル、データ、分析機能により、役員会や組織は次のことが可能になります。

  • 緊急の物理的リスクについて、気候変動が現在および将来の資本、資産、価格設定、リスク管理に与える影響をより深く理解する。
  • 変化する状況をより適切に反映してリスクの評価を行い管理する。
  • 気候変動がもたらす緊急の物理的リスクをすべてのステークホルダーに自信を持って伝える。
  • 気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)、環境・社会・ガバナンス(ESG)、健全性監督機構(PRA)の報告など、規制当局への提出を効率的かつ持続可能な方法で行うとともに、将来の規制報告要件にも対応する。
  • 個別の資産から、ポートフォリオ、事業体、セクター、市場全体まで、あらゆる規模で気候リスクの影響を定量化する。

RMS気候変動ソリューションについて、トレップのシニア・バイスプレジデント兼マネジングディレクターのトム・フィンク氏は、次のように述べています。「銀行や商業用不動産市場の当社クライアントは、環境リスクへのエクスポージャーを定量化すべく取り組んでいます。RMSの気候リスク分析を取り入れることで、トレップは投資・金融サービス業界が気候変動による物理的リスクを理解する支援を強化することができます。」

RMSの最高リサーチ責任者のRobert Muir-Woodは、RMS Exceedanceの年次会議で、次のように述べています。「気候変動によるリスクの解明には、多くの個別の危険、構成要素、状況が含まれ、その中には極めて非線形的なものもあります。また、熱帯低気圧の規模、強度、経路、冬の嵐、大規模な河川の洪水などを考慮すると、気候パラメータとその影響の関係は非常に複雑になり、現在当社が提供している完全なカタストロフィー・モデリング機能でなければ把握することができません。RMSの気候変動モデルとソリューションで得られるような現在および将来の気候の脅威に関する明確な指標は、世界の保険業界、企業、投資家にとって不可欠なものになっています。ハリケーン、洪水、山火事の頻度が高まり強度が増していることから、企業、投資家、規制当局は、これが現在および将来の活動にどのような影響を及ぼすかを評価する必要に迫られています。」

RMSは、30年以上にわたり保険業界向けに自然災害リスクのモデリングを行っており、2007年のIPCC第4次評価報告書に参画して以来、気候変動が異常災害損害に及ぼす影響についての研究を主導してきました。また、RMSの気候変動ソリューションには、気候変動の専門家による助言やコンサルティングの専門知識に加え、規制、ESG、TCFDのサポートも含まれています。

RMS気候変動ソリューションの詳細については、こちらをご覧ください:https://www.rms.com/climate-change

以上

* 北大西洋のハリケーンについては、風のみの数値であり、高潮や熱帯低気圧による洪水は含まれていません。エクスポージャーは、すべての業種について2019年RMS産業別エクスポージャー・データベースに基づいており、エクスポージャーの変化により損害額がさらに変化することが予想されます。数値はRCP 8.5のシナリオに基づいています。

** 欧州の洪水については、エクスポージャーは、すべての業種について2020年RMS産業別エクスポージャー・データベースに基づいており、エクスポージャーの変化により損害額がさらに変化することが予想されます。数値はRCP 8.5のシナリオに基づいています。59%という数値は、EU FL気候変動モデルの最新版に基づいています。

RMSについて:

リスク・マネジメント・ソリューションズ(RMS)は、保険会社、金融市場、企業、公共機関がハリケーン、地震、洪水、気候変動、サイバー、パンデミックを含む自然災害および人為的災害によるグローバル・リスクを評価および管理する支援を行います。RMSモデルは、約2兆ドル規模の損害保険業界を支えており、世界の多くの保険会社、再保険会社、ブローカーがRMSのモデル・サイエンスを信頼しています。

RMSは、データと高度なモデル・サイエンスを最先端のSaaSテクノロジーと融合させることで、カタストロフィー・リスク業界の先頭に立ち、イノベーションを主導し続けています。いくつもの業界の経営陣が、当社のオープンで統一されたグローバル・リスクのクラウドプラットフォームであるRMSリスク・インテリジェンス(RI)を活用して、明日のリスクに対処でき、RMS HDモデル、リッチ・データレイヤー、直感的なアプリケーション、APIを利用できます。

RMSは、業界が最新のリスク管理に移行できるようさらに支援し、リスクデータ・オープンスタンダード(RDOS)を主導しました。これは、モデリング/分析システムにおいて、拡張性、柔軟性、将来性のある資産となるよう設計された新しい最新のオープンスタンダードのデータ・スキーマです。

RMSは、信頼されるソリューション・パートナーとして、リスクの特定と選択、緩和、引き受け、ポートフォリオ管理のすべてにおいてビジネス上のより良い意思決定を下すための効果的なリスク管理を可能にします。

詳細についてはRMS.comをご覧いただき、リンクトインおよびツイッターでのフォローをお願いいたします。

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記事名:「 世界的なカタストロフィー・モデルのリーダー企業のRMSが初の気候変動モデルを発表し、新たなリスク洞察を可能に