Smarter Posting、Smarter Settlement Forecast、Smarter Stand-In Processingによって、ビザが支払い体験の予測可能性、透明性、速度を強化

サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ビザ(NYSE:V)は本日、AIを活用した一連のサービスであるVisaNet +AIを発表しました。これは、口座残高の管理にかかる遅れと混乱や、金融機関にとって日々の決済の予測が不可能であることなど、銀行、加盟店、消費者が抱える長年の課題と問題点に対処するものです。VisaNet +AIは、Visa Smarter PostingやVisa Smarter Settlement Forecast、昨年8月に発表された機能であるVisa Smarter Stand-In Processing(スマーターSTIP)といった、いくつかの革新的なコンセプトと新しい付加価値サービスで構成されています。これらのイノベーションはビザの高性能AIプラットフォームを活用し、支払いの予測可能性、透明性、速度の向上に寄与します。

ビザのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼最高製品責任者のジャック・フォレステルは、次のように述べています。「当社のクライアント、パートナー、カード所有者は、特にこの前例がない時期に事業や生活の財政面の管理を改善するための実用的でデータに基づいた洞察を当社に期待しています。本日私たちは、消費者にとっては口座の管理を、金融機関にとってはビジネスの管理を今よりも容易にするAIを活用した一連のサービスを発表します。AIインフラストラクチャーへの投資によって、当社は複雑な問題に対する斬新なリアルタイムのソリューションを解き放ちます。これは、AIの予測力を使って私たちができることの始まりに過ぎません。」

Smarter Postingは消費者に提供される透明性の向上に寄与

今日のデジタル・ネイティブの消費者は、モバイルやオンラインのプラットフォームで銀行取引を利用することが増えており、自分たちの財政状況をリアルタイムで把握することを望んでいます。しかし、消費者にとって支払い体験は一貫性に欠けることがあり、購入が残高に反映されるまでの時間はさまざまです。この遅れによって、カード所有者に混乱や懸念が生じ、コールセンターの業務量の増加や、当座貸越につながる可能性があります。

この遅延は、店のレジでリアルタイムに承認される金額が最終的に消費者の口座から引き落とされる金額と異なる可能性があるために発生します。例えば、レストランによく行く人がレストランでチップを追加する時や、複数の通貨が関係する国境を越えた支払いが行われる時には、最終的な金額が変わります。消費者が1つの取引に複数の請求があるのを見て混乱するのを防ぐために、銀行が支払い記録の反映や口座残高の更新を、最終的な金額が確実になるまで遅らせることがよくあります。

イシュアーがカード所有者の銀行取引体験を向上させるサポートをするために、ビザは、承認プロセスの一環としてAIを使って各取引にカスタマイズされたスコアを出すサービスであるSmarter Postingを開発しました。Smarter Postingのモデルは、取引詳細と履歴データを分析し、清算を通じて取引金額が一定に保たれる可能性を予測します。テストでは、取引金額が安定しているかの予測において、モデルは98%の精度1を達成しています。これにより金融機関には追加の情報がもたらされ、例えばカード所有者が目にする口座残高を暫定的に更新することによって、一貫性の高いエンド・ツー・エンドの決済体験を提供することができます。

Visa Smarter Postingは、2021年4月からまずは欧州で利用可能となり、近い将来に世界に拡大されることが予定されています。

Smarter Settlement Forecastは予測モデリングを使ってキャッシュフローのニーズを予想

ビザは、日々の決済プロセスにおいて、200を超える国・地域で160種類の通貨で、数千もの機関を通じて数十億ドルの移動を可能にしています。これは支払いサイクルの最終段階であり、ここで取引が集約され、アクワイアラーとイシュアーの間で送金が進められて加盟店の口座に売り上げが入金されます。

このプロセスでは、金融機関がリソースを戦略的に割り当てて、事業の他の部分で活用できるリソースを過剰に割り当てることなくその日の決済高を満たすために十分な流動性を確保する必要があります。現在の不安定な環境の中で、財務チームが日々の決済高を予測して戦略的な決定を取る上で直面する課題が浮き彫りになっています。

ビザはクライアントに対し、各日に手元に必要となるであろう決済金額について、カスタマイズされた7日間の予測を提供するSmarter Settlement Forecastを開発しました。このサービスは、過去の決済高や季節の指標、マクロトレンド、COVID-19に関するもののような外れ値の事象、リアルタイムの取引データから生成された情報を使用し、資金流出と流入について質の高い予測を提供します。これらの予測はイシュアーとアクワイアラーが財務および流動性管理プロセスを最適化するために役立ち、金融機関に対しては各通貨の予測によって、複数の通貨での決済をサポートします。

Smarter Settlement Forecastは、ビザ・アナリティクス・プラットフォームでの加入を通じて適格なクライアントへの提供が予定されており、クライアントよる統合は簡単なものになります。ビザは今年後半に予定される正式な利用開始に先立って、現在クライアント3機関を対象に同サービスを試験的に実施しています。

スマーターSTIPは業務停止中の支払い体験の向上に貢献

Visa Smarter Stand-In Processing(スマーターSTIP)は、2020年8月にVisaNet +AIの中で最初に発表された機能であり、世界各地の主要金融機関に認められています。Smarter STIPは、ディープラーニングを用いて金融機関の業務停止中の取引承認を増加させるサポートをします。Smarter STIPは、情報に基づいてイシュアーの代わりに承認か拒否の決定を行い、消費者にスムーズなビザ支払い体験を提供します。

提供開始以降、Smarter STIPは全てのビザ地域を通じてイシュアーの強い関心を集めてきました。わずか2カ月間で、ブラジル連邦貯蓄銀行とドーハ銀行を含む世界中のクライアントが、自らの一連のビザ・ソリューションにSmarter STIPを加えています。

カタールのドーハ銀行のブライク・アリ・H・S・アール・マリ最高リテールバンキング責任者は、次のように述べています。「ビザは、支払いのためのAIの新イノベーションを推進するパートナーです。VisaNet +AIを通じて、私たちはこれらのイノベーションを活用し、事業と顧客のために新しい価値を推進することができます。」

ビザについて

ビザ(NYSE:V)は、デジタル決済で世界をリードしています。その使命は、安全で信頼のおける革新的な決済ネットワークで世界を結び、消費者、企業、経済全体に利便性をもたらすことです。当社の高度な世界的処理ネットワークのVisaNetは、安全で信頼性の高い決済手段を世界で提供し、毎秒6万5000件を超える取引を処理する能力を備えています。当社の技術革新に対する献身は、端末を問わず誰でもどこででも利用できるデジタル・コマースの急速な成長を推進しています。世界規模でアナログからデジタルへの移行が進む今、ビザは当社のブランド、商品、人材、ネットワーク、スケールを活用して、商取引の新たな未来を切り開きます。詳細情報については、About Visavisa.com/blog@VisaNewsをご覧ください。


1承認と清算の金額がいつ一貫性を維持するかに関するモデル予測を比較した分析に基づくビザのデータ。分析は過去の1億5000万件の取引データ(2020年8月~9月)について実施。

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記事名:「ビザ、よりスマートな支払いのためにAI活用のイノベーションを導入