スイス・バーゼル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 線維症の画期的な治療法を開発しているスイスのバイオテクノロジー企業であるAlentis Therapeuticsは本日、当社の創設者にして当分野の世界有数の権威であるトーマス・バウマート教授が、フランス科学アカデミー賞のMémain-Pelletierを受賞したと発表しました。これは肝がんの病因を理解するための画期的な研究が評価されての受賞となります。
トーマス・バウマート教授は、次のように述べています。「これは大きな名誉であり、全員で約50人の私のチーム、同僚、連携相手にとって評価の証しとなります。私たちは今、患者さんに私たちの研究成果をもたらしてその恩恵を真に受けられるようにすべく、私たちの活動を倍に増強する必要がありそうです。」
「肝がんは2番目に致命的ながんであり、特に代謝性疾患、肥満、アルコールが原因で、その数が急増しています。肝がんにより世界では年間80万人が亡くなっています。何百万人もの人々がリスク下にあり、特に発見が遅すぎると、治療はあまり効果的でありません。」
肝がんの発症において線維症が果たす役割は、圧倒的に明らかです。こうした理由から、アレンティスは肝線維症を治療し、さらにはその影響を逆転させるための新薬を開発しているのです。今日まで、患者が利用できる治療選択肢はほとんどありません。トーマス・バウマート教授は、肝疾患の分野における世界有数の権威として認められています。
Alentisのロベルト・イアコーネ最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「バウマートとそのチームをものすごく誇りに思います。バウマートの学術的卓越性は右に出るものがなく、今回の受賞自体がそれを物語っています。Alentisは、効果的な医薬品を患者さんに提供するという、とてつもなく大きな責任を負っています。」
バウマート教授はAlentisの創設者であり、ストラスブール大学の内科教授を務め、ストラスブール大学のInserm研究所(ウイルス疾患および肝疾患)を率いています。さらに、ストラスブール大学の卓越研究所HEPSYSの所長であり、ストラスブール大学病院の肝疾患・消化器疾患センターの肝臓専門医を務めています。ハーバード大学医学大学院、マサチューセッツ総合病院、メリーランド州ベセスダの米国国立衛生研究所の肝疾患部門、ハーバード大学とMITのブロード研究所のフェローでした。
Alentis Therapeuticsについて
スイスを拠点とするバイオテクノロジー企業のAlentis Therapeuticsは線維症の画期的な治療法の開発に傾注しており、ストラスブール大学のトーマス・バウマート教授(MD)の研究室での画期的な研究を基盤として2019年に設立されました。
当社の主力候補は、クローディン1(CLDN1)に高度な選択性示すモノクローナル抗体です。CLDN1は肝線維症および線維症誘導性肝がんの病理において重要な調節的役割を果たす独自の作用機序を備えており、これまで未活用の新規標的となります。また、腎臓を含む他の組織の線維症を治療するためのCLDN1アゴニストの可能性を追究する早期発見プログラムも抱えています。これらは未充足ニーズが高く、非常に大規模な市場として拡大しているものです。線維症の現在の治療法は大部分が間接的に対処するものですが、Alentisの先駆的な手法はこれと異なり、疾患の進行過程を直接的に修正し、逆転させる潜在力を持っています。
AlentisのシリーズA資金調達は、スイスのベンチャーキャピタル企業であるバイオメド・パートナーズとBB Pureos BioventuresがBpifranceと共同で主導し、シュローダー・アドベックとドイツのハイテク企業Gründerfondsが追加投資を行いました。当社は革新的な資産を前進させており、2021年に最初の臨床試験を計画しています
詳細情報についてはhttps://alentis.ch/をご覧ください。
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