報告書はCOVID後の回復を支えるためのAIイノベーションを呼び掛け

香港--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- APRUは、国連アジア太平洋経済社会委員会(国連ESCAP)およびグーグルと提携して、AI for Social Good(社会的善のためのAIの活用)報告書を公表しました。これはAIがアジア太平洋の社会に与える影響を探究する3番目のプロジェクトであり、AIを「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に向けた取り組みに役立てる方法に着眼した研究ベースの推奨事項を政策立案者に提供することが狙いです。


COVID-19による社会的経済的な影響が続く中、回復を支えるAIの役割が一層顕著になっています。研究者による洞察的知見は、AI for Social Goodを促進する環境とガバナンスフレームワークを開発するという報告書の推奨事項を裏付けています。この用語は、不平等、再生可能エネルギーへの緊急の移行、予期しない国際的な緊張の中で急激さを増している技術変化を内包したものです。

APRUのChris Tremewan事務局長は、次のようにコメントしています。「APRUの会員は、極端な気候現象や世界的なCOVID-19の世界的流行病から複雑な越境問題まで、この地域が直面している課題についての研究で素晴らしい奥深さを持っています。これらの専門力とAIイノベーションを総体的な活動としてまとめることで、私たちの社会と地球の健全性に大きな貢献をすることができます。」

国連ESCAPの技術・革新担当主任を務めるジョナサン・ウォン氏は、次のように述べています。「国連事務総長の『デジタル協力のためのロードマップ』では、信頼でき、人権に基づき、安全かつ持続可能で、平和を促進するAIを求めています。公共政策は、包摂的で持続可能な未来に貢献するようにAIの開発とアプリケーションを方向付けることで、社会的善のためのAIを促進する上で決定的に重要な役割を果たします。」

グーグルでAI公共政策を担当するダン・アルトマン氏は、次のように述べています。「グーグルとAPRUは、AIの革新が人々の生活を有意義に改善できるという信念を共有しています。グーグルは、人道的および環境的な課題への取り組みと、他の組織も同じことを行ってもらうための能力向上に当社のAI専門力を集中させるべく、AI for Social Goodプログラムを導入しました。グーグルは、多くの分野の専門家と協力して、実際的で持続的な影響力を持つソリューションに取り組むことができて感激しています。」

報告書の学際的な研究は、シンガポール、香港、韓国、タイ、インド、オーストラリアの研究者の知見と展望を伝えるものです。政策立案者にとって、各国についての理解と国際的な見通しを組み合わせることは、国際的な技術企業が共通善に貢献できるようにする規制に対応する上で不可欠です。

主な推奨事項:

1. 多様な利害関係者によるガバナンスが、革新を推進し、AIの全潜在力を実現する上で必須

  • ガバナンスにおいては、データを管理する主要な主体を監督することに加え、大規模な技術導入の前に、管理可能なリスクを負い、管理下でテストを実施する必要がある。

2. 標準化されたデータ形式と相互運用性を確立する

  • 情報の非対称性は不平等を生み出すため、標準化されたデータ形式とシステム間の相互運用性が決定的に重要。

3. データプライバシー上の懸念に対処し、個人の尊厳を保護する

  • 適切なデータガバナンスの仕組みを確立することで、技術の利点をすべての人に行き渡らせ、個人の尊厳を保護すると同時に、利他主義というアジアの価値を取り入れて、社会的善のためのデータ共有を促進する。

11月は“AI for Social Good月間”で、アジア、米国、その他の有力なAI思索家との議論やポリシーブリーフィングが行われます。こちらからサミットにご登録ください。

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記事名:「APRUが国連ESCAPおよびグーグルと提携してAI for Social Good報告書を公表