シンガポール & 仏クールブボワ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- マスターカードは、拡張された本人確認技術の世界的リーダー企業であるアイデミア、シンガポールを拠点とするフィンテック企業のマッチムーブと提携し、店舗の決済端末での取引認証に指紋を使用する生体認証カードをアジアで初めて試験運用します。
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F.コード・イージー(F.CODE Easy)という製品名の本カードは、スムーズで直感的な生体認証体験をスマートフォンに加えスマートカードでも実現します。このカードによってカード所有者がPIN番号を提供したり署名をしたりする必要がなくなり、従って公共の場所でのタッチポイントが減るため、取引の利便性、安全性、セキュリティーが向上します。
マスターカードの技術仕様と設計仕様に従ってアイデミアが開発したF.コード・イージーは、すべての生体認証情報を中央のデータベースではなくカードチップに保存することで、プライバシーとセキュリティーを確保します。決済端末の電力を指紋センサーに供給するためバッテリーが不要の本カードは、使いやすい設計で、マスターカードがセキュリティーとコンプライアンスのISO規格の認証を取得しています。
シンガポールでサービスとしてのバンキングを提供しているマッチムーブは、今年第4四半期に試験運用で使用する生体認証カードを発行することになります。試験運用では、マスターカード、アイデミア、マッチムーブの従業員が参加して、取引や顧客向けライブデモにカードを使用します。
マスターカードのアジア太平洋地域サービス担当エグゼクティブバイスプレジデントであるマシュー・ドライバーは、次のように述べています。「人々が非接触取引に完全移行している中、この生体認証カードは消費者にとって選択肢を増やし、セキュリティーを向上させることを約束するものです。マスターカードはデジタルコマースに傾注しており、また革新的なパートナーシップを発展させ、あらゆるポイントで保護され、迅速でもたつきのない決済体験を提供するという使命を持っていますが、このソリューションはこれらを実証しています。」
世界中の複数の市場で実施されたマスターカードの調査によれば、非接触取引への移行は世界規模で進行しており、消費者10人のうちほぼ6人がデジタル決済への移行は続く可能性が高いと回答し、半数近くの人がCOVID-19の世界的流行病が終息した後でさえ、現金の使用頻度を減らす計画です。アジア太平洋地域では、大多数(オーストラリアで71%、インドで77%、中国で73%、日本で62%)が非接触決済への移行は浸透していると考えています。
アイデミアはF.コード・イージーのオンボーディングプロセスをサポートするため、ユーザーが自宅にいながら登録ができて最大限の利便性が得られるよう、サービス一式をマッチムーブに提供します。
アイデミアのアジア太平洋地域金融機関担当シニアバイスプレジデントであるビンセント・ムーレは、次のように述べています。「私たちは、生体認証の力を活用した決済という未来を形成するための長きにわたる取り組みにおいて、今回の節目となる成果を達成できたことを誇りに思います。マスターカード、マッチムーブと提携して、アジアでF.コード・イージーを投入することがき、とても喜んでいます。今後も協力を続けて、フィンテックにエンドツーエンドのセキュリティーを提供していきたいと思います。」
マッチムーブは、クラウドとモバイルの先進的な技術を使用して、必須の金融サービスを誰でも利用できるようにすることを目指しており、シンガポールのデジタルバンキングの認可申請を行った21社のうちの1社です。
マッチムーブの最高商務責任者(CCO)であるAmar Abrolは、次のように述べています。「私たちは、アイデミアおよびマスターカードと提携して、お客さまが安全でセキュリティーの確かな決済を行えるようにする最先端ソリューションを先駆的に提供できることに感激しています。F.コード・イージーを活用することで、クライアントにとっての使用例を幾つも実現できます。そうなれば、クライアントは、その顧客、従業員、サプライヤー、パートナーにもたらす価値と有用性を高めることができます。私たちは、力を合わせて革新的な新ソリューションを市場に導入できることに期待しています。」
マスターカード(NYSE:MA)について、www.mastercard.com
マスターカードは決済業界のグローバル・テクノロジー企業です。当社の使命は、取引を安全でシンプルかつスマートに、そして利用性を高めることで、どこにいても、すべての人に利益をもたらす包摂的デジタル・エコノミーを結び付けて強化することです。安全なデータとネットワーク、パートナーシップと熱意を生かし、当社のイノベーションとソリューションは、個人、金融機関、政府、企業が最大の可能性を実現できるよう支援します。当社の良識指数(DQ)は、当社の社風と、社内外で行うすべての行動の原動力となっています。210を超える国と地域にまたがるつながりにより、当社はすべての人々にかけがえのない可能性を開く持続可能な世界を構築しています。
アイデミアについて
拡張された本人確認技術の世界的リーダー企業であるアイデミアは、市民や消費者が日常の重要行為(支払い、つながり、旅行など)を物理的な世界でもデジタル空間でも行えるよう、信頼のおける環境を提供しています。
私たちが暮らす現代の社会において、アイデンティティの保護は、今や欠くことのできない重要な事柄となっています。拡張された本人確認(個人情報保護と信頼を確保してセキュアで真性で検証可能なトランザクションを保証する本人確認)を支持する立場に立ちながら、当社は個人が対象かモノが対象かを問わず、セキュリティーが重要となる場合は時間と場所に関係なく、私たちの最大の資産の1つである本人確認情報を思考、生産、使用、保護する方法のあり方を塗り替えます。当社は、金融、通信、本人確認、公共セキュリティー、IoT分野の国際的顧客に対して拡張本人確認を提供しています。世界で1万5000人の従業員を擁するアイデミアは、180カ国の顧客にサービスを提供しています。詳細については、www.idemia.comをご覧ください。ツイッターで@IDEMIAGroupをフォローしてください。
マッチムーブについて
シンガポール金融管理局の規制を受けているマッチムーブは、デジタル決済と次世代バンキングの分野において世界最速の成長をみせ、市場を最も根底的に覆すフィンテックを持つ企業の1社です。マッチムーブの専有的なバンキング・ウォレットOS(Banking Wallet OS™)により、あらゆるアプリ内で「サービスとしてのバンキング」とSpend.Send.Lend™の機能を実現します。このプラットフォームは、大手のカードネットワークで即時発行されるプリペイドカードを介して、企業とその顧客がオンライン、オフラインの両方で簡単かつ安全に支出(Spend)ができるようにします。その送金(Send)機能には、P2Pの国内送金、国際送金、P2M、世界中の受取人への大量支払いが含まれます。マッチムーブのプラットフォームは貸付(Lend)にも及び、顧客の支出と送金のパターンに基づいて信用スコアを割り当てるカスタマイズ式貸付ソリューションを提供しています。マッチムーブのソリューションによって、企業顧客は決済をデジタル化し、十分には金融サービスを受けていない層に対し、時間と場所に関係なく資金移動ができる能力を提供することができます。詳細については、www.matchmove.comをご覧ください。
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