「OPPO Watch」の携帯通信用eSIMとしてタレスのソリューションを採用
リモートでのモバイルサブスクリプションのアクティベーションを可能にし、携帯電話に依存しない常時接続から新たなデジタル体験を提供
eSIMの小型化によって薄型軽量の設計を実現し、追加機能の搭載を可能に
パリ・ラデファンス--(BUSINESS WIRE)--デジタルセキュリティの世界的リーダー企業であるタレスは、世界をリードするスマートデバイス・メーカーであるOPPO(オッポ)が、初めて市場投入する携帯通信接続機能を内蔵するスマートウォッチ・シリーズ「OPPO Watch」に、タレスのeSIMソリューションが採用されたことを発表しました。OPPO Watchの発売は、同社のIoT分野における戦略の新たな一歩となります。
タレスのeSIMソリューションを搭載するOPPO Watchのユーザーは、モバイルサブスクリプションをリモートでアクティベート(有効化)することにより常時接続ができるため、携帯電話とのテザリングが不要になり、デジタルライフをストレスなく堪能できるようにします。運動中など携帯電話を持って移動することが煩わしい状況であっても、ユーザーはスマートウォッチから直接、いつでも音声通話やメッセージを送信することができます。タレスのeSIMソリューションは、途切れることがないデジタル体験を実現し、デバイスのライフサイクル全体を通じて、幅広いサブスクリプションサービスを提供します。
タレスのeSIMをデバイスによりSIMカードスロットが不要となり、モバイル接続機能をもつスマートウォッチの軽量化や、水深50mまでの防水性能などの追加機能を備えることが可能になりました。これらは、先進技術を駆使し、すべてのお客様の生活をサポートするというOPPOのミッションの実現に貢献しています。
タレスのeSIMは中国のモバイル通信事業者3社すべてから認定を受けているため、ユーザーはそれらのいかなる事業者の通信回線を選択することが可能です。
OPPOチャイナのプレジデントであるリュー・バオ氏(Liu Bo)は、「OPPOがウェアラブル・エレクトロニクス市場に投入する最初の製品になるOPPO Watchは、当社がAIoT(人工知能IoT)分野における戦略の第一歩を踏み出したことを示すものです。タレスのeSIMソリューションは、スマートフォンのような利便性をスマートウォッチにもたらすため、ユーザーは、よりスマートかつ効率的に接続を維持できます。eSIM分野を牽引しているタレスとのパートナーシップにおいて成功を重ねてきたため、今後の協業にも期待しています」と語っています。
ABIリサーチのコネクテッド消費者デバイスディレクターであるディビッド・マックイーン氏(David McQueen)は、「eSIM準拠の消費者向けエレクトロニクス市場において、ウェアラブル・セグメントは、スマートフォンに次いで2番目に大きい市場になっています。ABIリサーチは、2025年までに携帯通信対応のウェアラブル・デバイスが3億1500万個に達すると予測しています。スマートウォッチ・メーカーは、子供の安全、スポーツ、健康モニタリングといった新たなスマート・ウォッチ・オンリーの利用への対応するため、特に自社の薄型デバイスへのeSIM導入を加速させています」と分析しています。
タレスの中国事業最高経営責任者(CEO)兼北アジア・バイスプレジデントであるジェローム・ベンデル(Jérôme Bendell)は、「タレスは、OPPO Watchに完全なeSIMソリューションを提供できることを大変嬉しく思います。AIoT分野は、スポーツや健康など消費者の日常生活にシームレスなデジタル体験を届けることを目指すOPPOの注力領域の1つです。OPPOのeSIMソリューションにおける主要パートナーであるタレスは、消費者市場向けデバイスの即時接続機能を実現させています。ユーザーに最高のイノベーションの提供を目指すOPPOと共に歩めることは大変喜ばしく、今後も全面的にサポートしていきます」と述べています。
タレスは、eSIM接続管理の世界的リーダーであり、世界全地域のモバイル通信事業者、事業者アライアンス、仮想移動体通信事業者(MVNO)、車載製品メーカー、OEM企業など200件を超えるeSIM管理プラットフォームを提供しています。
関係資料(英語)
eSIMとは何か:6個の図解
eSIM対応消費者向けIoTデバイスをアクティベートする4つの方法
eSIMの最適な導入に向けて
eSIMを活用したケーススタディ:外国人観光客や家族向けのプリペイド型通信契約の事例
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