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PHC株式会社:「ヘルスケア手帳」との連携を通じた、診療所用医事一体型電子カルテシステム「Medicom-HRf」による他院処方および調剤情報の一元的な把握と診療への活用を実現-「Medicom Cloudコネクト」 第四弾


東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- PHC株式会社(本社:東京都港区)は、このたび、診療所用医事一体型電子カルテシステム「Medicom-HRf」(*1)と電子版お薬手帳アプリ「ヘルスケア手帳」(*2)とのシステム連携(*3)により、患者さんの他院処方および調剤情報の一元的な把握と診療への活用を実現いたしましたので、お知らせいたします。




近年、高齢化の進行に伴い、高齢の患者さんの健康管理が課題になっています。高齢化とともに、複数の病気をかかえる患者さんが増え、複数の医療機関や診療科を受診することで処方薬の種類も増加するため、薬剤同士の相互作用や副作用などの発生リスクが高まっています。薬物による健康被害を防止し、より効果的な薬物治療を行うために、患者さんの処方歴や服薬情報を、医療機関と薬局が一元的かつ継続的に把握できる新しいソリューションが求められています。



「Medicom-HRf」は、入力操作の簡素化など、医師の業務プロセスを改善するとともに、患者さんへの医療サービスの充実を目指した診療所用医事一体型電子カルテシステムです。「ヘルスケア手帳」は、患者さんの服用薬の情報をはじめ、血圧などの個人の健康情報をスマートフォンで一元管理するアプリケーションソフトウェアです。さらに、オンライン医療のためのビデオ通話システムや、処方薬のクレジットカード決済および患者さんの自宅への配送など、多様なサービス(*4)を活用できます。



このたび、両システムのデータ連携を実現することによって、他院で処方された患者さんの投薬データが「ヘルスケア手帳」を介して「Medicom-HRf」に取り込まれ、重複投薬や、複数の薬剤による相互作用の有無などをアラート機能によって医師に通知します。これにより、医師は、患者さんの状況に合わせてより適切な処方内容や治療方針を決定できるため、より安全で、効果的な薬物治療を実施することが可能となります。また、医師から発行された一般名処方(*5)に基づいて薬局で調剤された薬剤情報を、電子カルテ上で対比可能とすることで、医師は一般名処方に対して調剤された薬剤名を容易に確認できます。さらに、2021年1月以降、電子カルテに保存された処方せん情報を「ヘルスケア手帳」を介して薬局に共有するなど、新たな機能追加を予定しています。これにより、オンライン診療からオンライン服薬指導までのより効率的で、一貫した医療サービス提供の実現にも寄与することが期待できます。



PHC株式会社は、糖尿病マネジメント、診断・ライフサイエンス、ヘルスケアサービスの事業分野で開発、製造、販売、サービスを行い、ヘルスケアソリューションをグローバルに提供するPHCグループの日本における事業会社です。このたびの「Medicom-HRf」と「ヘルスケア手帳」サービスとのシステム連携は、クラウドを活用したサービス連携ソリューション「Medicom Cloudコネクト(*6)」と位置づけ、メディコム(*7)ブランドを掲げる国内のヘルスケアIT事業における新たなサービスの拡充を目的とするものです。



PHCホールディングス株式会社にて執行役員およびヘルスケアサービス共同ドメイン長を務める大塚孝之は、「当社は、1972年に日本で初めて医事コンピューターを発売して以来、蓄積された経験と知識を活用し、診療所をはじめとする医療機関、および薬局において強固な医療IT事業基盤を確立いたしました。このたびの『Medicom-HRf』と『ヘルスケア手帳』とのシステム連携によって、医療機関、薬局、および患者さんをオンラインで繋ぐ包括的な医療ITインフラを構築し、患者さんや医療従事者の利便性のさらなる向上と、患者さんへの、より適切で安全な医療サービスの提供に寄与できることを願っています。日本のヘルスケアサービスにおいてベストインクラスのプレシジョンとデジタルソリューションを提供するリーダーとなることを目指す当社は、今後も、クラウドサービス連携ソリューション『Medicom Cloudコネクト』の更なる展開を図り、医療従事者のニーズに応え、患者さんの健康管理を強化するための最適なソリューションを提供することで、より質の高い医療の実現に貢献してまいります」と述べています。



(*1)www.phchd.com/jp/medicom/clinics/mchrf
(*2)App StoreやGoogle Playで無料ダウンロードできる。詳細は、専用ページを参照。

www.phchd.com/jp/medicom/telehealth/clinic
(*3)特許を2件出願中。

(*4)「ヘルスケア手帳」サービスと、株式会社MICINの薬局向け服薬指導用サービス「curon(クロン)お薬サポート」とのシステム連携 (www.phchd.com/jp/phc/news/2020/0714

「ヘルスケア手帳」サービスと、株式会社インテグリティ・ヘルスケアの薬局向け調剤薬局向けオンライン診療・服薬指導システム「YaDoc Quick(ヤードック クイック)」とのシステム連携(www.phchd.com/jp/phc/news/2020/0820

(*5)医師が薬の商品名ではなく成分名(一般名)を記載した処方箋を発行した場合、薬剤師は自らの判断で先発医薬品と後発医薬品、どちらでも調剤することができる。調剤した薬剤の銘柄等は、処方せんの発行元医療機関に別途報告する必要がある。

(*6)患者さんと医療従事者をつなぎ、よりよい医療サービスを実現する、クラウドを活用したサービス間連携

(*7)PHC株式会社におけるヘルスケアIT製品のブランド名



<PHCホールディングス株式会社について>

PHCホールディングス株式会社は、2014年に設立され、傘下にPHC株式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス株式会社、エプレディア、株式会社LSIメディエンスなどを持つグローバルヘルスケア企業です。健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献することを経営理念とし、糖尿病マネジメント、診断、ライフサイエンスおよびヘルスケアサービス事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2019年度のグループ連結売上高は2,726億円、世界125カ国以上のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。

www.phchd.com/jp



<PHC株式会社・メディコム事業部について>

PHC株式会社は1969年に設立し、糖尿病マネジメント、診断・ライフサイエンス、ヘルスケアサービスの事業分野で開発、製造、販売、サービスを行い、ヘルスケアソリューションをグローバルに提供するPHCグループの日本における事業会社です。健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し豊かな社会づくりに貢献することを経営理念として、付加価値の高い製品・サービスを世界125カ国以上のお客様にお届けしています。メディコム事業部は1972年に国内で初めて医事コンピューターを開発、発売して以来、事業ブランド「メディコム」を掲げ、電子カルテシステムをはじめとしたヘルスケアIT製品・サービスの提供を通じて、患者さんへの医療サービス向上と医療従事者の業務効率改善に取り組んでいます。

www.phchd.com/jp/medicom/about


Contacts


【お問い合わせ先】

PHCホールディングス株式会社

コーポレートコミュニケーション部

岡田 昌代

電話:03-6778-5311

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