~各種保護診断機能、昇圧回路を内蔵した多機能IPD~
東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 東芝デバイス&ストレージ株式会社は、ジャンクションボックスや、ボディーコントロールモジュールなどの車載電子制御装置 (Electronic Control Unit : 以下ECU) の電流の導通や遮断を制御するゲートドライバースイッチIPD[注1] 「TPD7107F」を製品化し、本日から出荷を開始します。
新製品は、低オン抵抗の当社車載用NチャネルMOSFET[注2]と組み合わせて、負荷電流に適したハイサイドスイッチを構成できます。メカニカルリレーと異なり、接点摩耗がないため、メンテナンスフリー化と車載ECUの小型化、低消費電力化に貢献します。また、車載ECUに要求される高信頼性に対応した自己保護機能と、マイコンへ出力する診断機能を多数内蔵し、機能を向上させており、接続される負荷とMOSFETの動作を的確に監視します。異常動作発生時は、急速にMOSFETをオフし[注3]、MOSFETの負担を軽減します。
パッケージはWSON10A[注4] を採用し、昇圧回路を内蔵しており、コンデンサーなどの周辺部品を削減できます。スタンバイ時は最大3μAと低消費電流を実現しました。
応用機器
車載機器
・ECU (ジャンクションボックス、ボディーコントロールモジュールなど)
・パワーディストリビューションモジュール
・半導体リレー
新製品の主な特長
・AEC-Q100適合
・負荷電流に応じて低オン抵抗のNチャネルMOSFET[注2]と組み合わせて使用できる
・昇圧回路を内蔵し周辺受動部品の削減
・さまざまな保護、診断機能を内蔵 (電圧、電流、過熱、電源逆接続、GND断線、短絡など)
新製品の主な仕様
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[注1] IPD (Intelligent Power Device)
[注2] 使用デバイス例 : TPHR7904PB (40V/150A)、TPH1R104PB (40V/120A)
[注3] 標準急速オフ電流 : 237mA
[注4] WSON10A : 3.0x3.0mm (typ.)
新製品の詳細については下記ページをご覧ください。
TPD7107F
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