東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 東芝デバイス&ストレージ株式会社は、ThunderboltTM 3やHDMI® 2.1、USB 3.1などの高速通信規格に対応した低容量TVSダイオード (ESD保護ダイオード) の新製品2製品の出荷を本日から開始します。新製品の「DF2B5M4ASL」は最大ピーク逆動作電圧3.6V、「DF2B6M4ASL」は5.5Vに対応しています。
タブレットやノートPC、ゲーム機などの映像送受信や大容量のファイルを転送する場合、時間を短縮するため、10Gbpsや48Gbpsの高速通信規格が使用されています。これらに使用する高速通信用コントローラーICもプロセスの微細化が進んでおり、ESD耐量は低下する傾向にあります。このため、コネクターから侵入するESDやサージの対策を強化することが重要であり、これを怠ると通信不具合が発生しファイル損傷など重大な欠陥に至ってしまう可能性があります。また、高速通信ラインでは、部品やプリント基板が持つ容量成分や抵抗成分により信号波形にひずみが生じるなど、周辺部品が信号に与える影響度は大きくなっています。
新製品は、高速通信に適した低容量化を実現しており、この影響度を小さくすることができます。また、プロセスの最適化により標準端子間容量0.15pFを実現し、既存製品[注1]と比べて約25%低減しました。これにより、高速通信で安定した回路を提供することができます。
応用機器
・高速信号ラインのESD保護 (タブレット、ノートPC、ゲーム機、AR[注2]/VR[注3]機器など)
新製品の主な特長
・低端子間容量: Ct=0.15pF (typ.)
・高静電気耐量[注4]:
VESD= ±16kV (DF2B5M4ASL)
VESD= ±15kV (DF2B6M4ASL)
・小型面実装パッケージ : SL2 (パッケージコード : SOD-962、0.62×0.32×0.3mm (typ.))
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[注1] 既存製品 DF2BxM4SLシリーズ
[注2] AR (Augmented Reality): 拡張現実
[注3] VR (Virtual Reality): 仮想現実
[注4] @IEC61000-4-2 (接触放電)
[注5] @TLPパラメーター: Z0=50Ω、tp=100ns、tr=300ps、averaging window t1=30ns ~ t2=60ns
[注6] @IEC61000-4-5規格の8/20μsパルスで測定
東芝のTVSダイオード (ESD保護用ダイオード)の詳細については下記ページをご覧ください。
https://toshiba.semicon-storage.com/jp/product/diode/esd-protection-diode.html
オンラインディストリビューターが保有する当社製品の在庫照会および購入は下記をご覧ください。
DF2B5M4ASL
https://toshiba.semicon-storage.com/jp/buy/stockcheck.DF2B5M4ASL.html
DF2B6M4ASL
https://toshiba.semicon-storage.com/jp/buy/stockcheck.DF2B6M4ASL.html
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