金融機関による企業国際決済の迅速で安全な処理を支援する拡大
サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ビザ(NYSE:V)は本日、Visa B2B Connectのネットワークが2019年6月の開始時における30カ国の国際貿易経路から62カ国に倍増し、2020年には100カ国以上への拡大を目指すと発表しました。
また、次世代デジタル・サービスとコンサルティングの世界的リーダー企業のインフォシスは、Visa B2B Connectネットワークに統合され、世界中の加盟金融機関にVisa B2B Connectプラットフォームへのアクセスを提供します。
この新たな接続を通じて、世界の加盟金融機関は、Visa B2B Connectを利用して企業の国際決済を世界的に迅速かつ安全に処理する能力を活用できます1。
ビザ・ビジネス・ソリューションズの新規決済フロー担当グローバルヘッドのアラン・ケニスバーグは、次のように述べています。「Visa B2B Connectは、国際企業決済業界の問題を克服するために特に設計された迅速かつ安全で効率の高いネットワークです。インフォシスを仲間に迎え、Visa B2B Connectを新たな地域に拡大できることをうれしく思います。これはすべて、金融機関とその顧客企業のためにイノベーションを促進して効率を高める共同の取り組みです。」
また、インフォシスとビザの新たな協業に加え、加盟顧客企業はビザがすでに発表済みのハブ・パートナーであるボトムラインとFISを通じてVisa B2B Connectに接続できます。
現在、加盟顧客企業はボトムラインのUniversal Aggregator経由でVisa B2B Connectに接続可能です。共通の顧客企業は、ボトムラインの現代的なAPI接続を利用してVisa B2B Connectに簡単にアクセスし、既存のボトムライン接続を通じて取引を開始できるため、技術的な調整を最小限に抑えることができます。
ビザが委託した最近の調査2では、10人の回答者中ほぼ6人(59%)が決済の迅速化の結果、今後5年間に国際決済からの収入全体が増加すると予測しています。また、回答者の4分の1近く(24%)は、決済の迅速化によって収益が最大25%拡大すると予測しています。
Visa B2B Connectは、送信元の銀行と最終的な受取銀行との直接取引を容易にすることで、国際企業決済で生じるフリクションを解消し、取引時間を短縮することができます。このネットワークはトランザクション・フローの可視性を飛躍的に高め、送信元の銀行から受取銀行への支払いの状況をほぼリアルタイムで追跡する機会を顧客と金融機関に提供します。
また、Visa B2B Connectは資金の決済に要する時間を数週間から1~2日まで大幅に短縮できます。加盟金融機関とその顧客企業は、決済に関連する手数料をはっきりと見通すことができるため、現金の流れの管理が容易になります。Visa B2B Connectを通じて取引を開始するためには、世界各地の加盟金融機関は、直接接続するか、ビザのハブ・パートナーを経由するかの2つの方法で接続することができます。
Visa B2B Connect独自のデジタルID機能は、銀行取引情報や口座番号といった組織のビジネス上の秘密情報をトークン化し、ネットワーク上でトランザクションを進めるために使用できる固有の識別子を付与します。Visa B2B ConnectのデジタルID機能は、企業間国際取引における情報交換の方法に変革をもたらします。
ケニスバーグは、次のように語っています。「Visa B2B Connectの差別化された機能、および初期導入者と当社の協力により、エコシステム全体のスピード、セキュリティー、収益性が一変することは確実です。」
ボトムラインの最高経営責任者(CEO)兼社長のボブ・エバリー氏は、次のように述べています。「このように重要な取り組みでビザと協力できることをうれしく思います。当社のテクノロジーと、クロスボーダーB2B決済のイノベーションへの継続的なコミットメントと投資の強力な組み合わせは、オープンで迅速な決済の世界で銀行が繁栄して成長するための大きな力となります。」
インフォシスのカード&決済担当バイスプレジデント、グローバルヘッドを務めるナラヤン・シバラム(Nans)氏は、次のように述べています。「インフォシスは、ビザと協力して商取引決済の新たな決済フローを創造することを楽しみにしています。この取り組みを通じて多数の銀行に共同でサービスを提供し、国際決済のニーズに応えることができると確信しています。」
Visa B2B Connectの詳細については、9月23~26日にロンドンで開催されるSibos 2019でビザのブース(K123)にお立ち寄りください。詳細情報は、www.visa.com/visab2bconnect にアクセスして資料「Visa B2B Connect: Cross-Border Payments Reimagined」をご覧になるか、VisaB2BConnect@visa.comまでお問い合わせください。
ビザ・インクについて
ビザ・インク(NYSE:V)は、デジタル決済で世界をリードしています。その使命は、安全で信頼のおける革新的な決済ネットワークで世界を結び、消費者、企業、経済全体に利便性をもたらすことです。当社の高度な世界的処理ネットワークのVisaNetは、安全で信頼性の高い決済手段を世界で提供し、毎秒6万5000件を超える取引を処理する能力を備えています。当社の技術革新に対する献身は、あらゆる人があらゆる場所で端末を問わず利用できるデジタル・コマースの急速な成長を推進することです。世界規模でアナログからデジタルへの移行が進む今、ビザは当社のブランド、商品、人材、ネットワーク、スケールを活用して、商取引の新たな未来を切り開きます。詳細については、About Visa、visa.com/blog、@VisaNewsをご覧ください。
1 サービス提供は国によって異なります
2 この調査は、ビザの委託により、イースト&パートナーズが2019年6月に20市場の銀行と企業を対象として実施したものです。
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