バイオテクノロジー分野の新興企業オープントロンズ、生物学者が経費を気にせずラボ自動化機能を利用しやすくするラボ技術をさらに創出
ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ラボ用ロボットを利用しやすいものにする企業のオープントロンズは、これまでで最も廉価な完全自動化サーモサイクラーを発表します。これはあらゆる場所で活動する生物学者に対し、エンドツーエンド のPCRワークフロー自動化機能を提供するものです。
今日、市販の製品の多くは、生物学者がワークフローの主要な部分を自動化できるようにするものですが、ラボ用ロボットの大半は依然として各操作の間に人間の介入が必要です。そのためワークフローは自動化部分が細分化され、科学者は試料を手作業で扱う必要があります。そのため生物学者らは、反復的で誤りをもたらしやすいラボ作業から真に解放されません。オープントロンズは、当社のデッキ搭載型自動サーモサイクラーの発表により、完全に自動化された「手間いらず」のラボソリューションを生物学者が手に入れる妨げとなっている主な弱点の1つを解消します。
価格が4000ドルのオープントロンズ製サーモサイクラーはピペッティングロボットOT-2のデッキに直接取り付けられるように設計されており、速度と精度は価格が10倍の装置と同等となっています。これは、NGSライブラリー調製、PCRジェノタイピング、DNAアセンブリー、PCR突然変異誘発、その他多くの重要なプロトコルについて、エンドツーエンドの自動化への扉を開くものとなります。
オープントロンズの共同創設者で最高製品責任者(CPO)のWill Canineは、次のように述べています。「サーモサイクラーが登場するまで、生物学者はPCRを実施する場合、PCRチューブを手作業によりウオーターバス間で移動させていました。サーモサイクラーはこの退屈な作業を自動化しましたが、当社はさらに一歩進めて、サーモサイクリングの前後に行われるピペッティング作業まで自動化しました。そしてそれらすべてを、世界中の生物学者が利用できるよう、革命的な価格で実現しました。」
生物学者はNGSライブラリー調製、PCRジェノタイピング、DNAアセンブリーのような重要実験のプロトコルを、ボタンをクリックするだけでダウンロードでき、またプログラムのスキルや技術チームを必要とせずに、自分用のプロトコルをゼロから作り出すことさえ可能です。このような求めやすさ、使いやすさ、強力な自動化の組み合わせは、多くの生物学者が日々の仕事を進める方法に変化をもたらしています。
オープントロンズについて
オープントロンズは、生物学者向けの廉価なピペッティングロボットを手始めに、あらゆるラボが自動化機能を利用できるようにします。オープントロンズは、使いやすいハードウエアとオープンソフトウエアプラットフォームにより、ラボの手作業を自動化し、ライフサイエンス科学者の共同研究に力を与えます。オープントロンズは、45カ国の1000軒以上のラボが時間、経費、人件費を節約するのに役立っています。これらのラボにはMIT、オックスフォード大学、スタンフォード大学など世界のトップ50に入る47大学や、GSK、メルク、ノバルティスなど製薬企業のトップ10に入る9社が含まれます。詳細についてはwww.opentrons.comをご覧ください。
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