モバイルデバイスを主な認証情報とする画期的なゼロ・サインオンにより、企業内でパスワードが不要に
MOUNTAIN VIEW, Calif.--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 業界初のモバイルを中心としたゼロトラスト・セキュリティプラットフォームを提供する MobileIron(本社:米国カリフォルニア州Mountain View、NASDAQ:MOBL)は、デスクトップからパスワードなしでエンタープライズクラウドサービスへのシームレスでセキュアなアクセスを可能にするゼロ・サインオン技術の提供開始を発表しました。ユーザーは、セキュリティを確保した自分のiPhoneをIDとして使用し、任意のノートパソコンやデスクトップからOffice 365、SalesforceなどのSaaS(software‑as‑a‑service)アプリケーションにログインできます。パスワードは一切必要ありません。
最近のIDGレポートによれば、企業ユーザーとセキュリティ担当者の両方が、パスワードによるユーザー認証の非効率性と甘さに不満を抱いており、ゼロパスワード技術は極めて重要です。セキュリティ担当者の90%は盗んだ認証情報での不正アクセスの試みを見たことがあり、従業員の60%はパスワードが邪魔、面倒、使いにくいと考えています。セキュリティ責任者も、パスワードをなくすだけで侵害リスクのほぼ半分(43%)を削減できると推定し、ほとんどのセキュリティ責任者(86%)は可能ならパスワードを廃止すると回答しています。
ゼロ・サインオンは、ユーザー名とパスワードを少なくとも1回必要とするシングル・サインオンに代わり、ユーザー認証方法としてのパスワードをまったく不要にします。MobileIronの画期的なゼロ・サインオン機能は、MobileIronの統合エンドポイント管理(UEM)プラットフォームを基盤とし、MobileIron Accessソリューションを活用します。MobileIronのプラットフォームは、デバイスとネットワークの両方でポリシーの適用とデータ保護を実行し、ゼロトラスト環境においてユーザー、デバイス、アプリ、ネットワーク、脅威の重要な信号を相関させます。
MobileIronの最高経営責任者サイモン・ビディスコームは次のように述べています。「パスワードは以前から極めて大きなセキュリティリスクであり、企業におけるデータ侵害の原因でもあります。MobileIronは、ビジネスサービスへのゼロパスワードアクセスにより、ユーザー認証の新しい時代を提案します。MobileIronは、世界中に最も広く普及している製品、つまりモバイルデバイスをデジタルIDとし、企業情報へのセキュアアクセスを提供することで、優れたユーザー体験を提供し、データ侵害のリスクを大幅に軽減します。これは、従業員にとってもセキュリティ責任者にとっても有益です。」
最近のEMA調査レポートでは、モバイルデバイスでの生体認証が、セキュリティを高め、なおかつ手間を減らす「一石二鳥」の方法であることが確認されました。ガートナー社もこのほど、セキュリティとリスク管理に関して2019年の最も顕著なトレンドとして パスワードレス認証を挙げ、「パスワードレス認証は(中略)本格的に市場を牽引し始めている」(ガートナーのプレスリリース「Gartner Identifies the Top Seven Security and Risk Management Trends for 2019(ガートナーが2019年以のセキュリティとリスク管理の7つのトップトレンドを特定)」、2019年3月5日)と指摘しています。
MobileIronは、2017年のAccess製品でマネージドデバイスにおけるクラウドサービスへのゼロ・サインオンを実現し、初めてゼロ・サインオン企業への道を開きました。今回、MobileIronはこの機能を拡張し、iOSモバイルデバイスをユーザーのセキュアIDとすることで、マネージド、非マネージドを問わず、あらゆるデバイスからパスワードなしでクラウドサービスへのアクセスを可能にしました。この機能はまもなくAndroidにも対応予定です。
MobileIronについて
MobileIronは、統合エンドポイント管理(UEM)を基盤とする業界初のモバイルを中心としたゼロトラスト・プラットフォームで、境界のない企業環境でのセキュアなアクセスとデータ保護を実現し、企業セキュリティを再定義します。ゼロトラストでは、常に脅威がネットワーク内に存在することを想定し、「すべてを疑い、常に確認」という姿勢でアクセスのセキュリティを判断します。MobileIronがID管理やゲートウェイを使用したアプローチと比べて優れているのは、より包括的な属性情報に基づいてアクセスを付与する点です。ゼロトラスト環境でモバイルを中心としたアプローチでは、デバイスやユーザーにセキュアアクセスを付与する前に、デバイスの検証、ユーザー環境の検出、アプリ認証情報の確認、ネットワークの検証、脅威の検出と修復を実行します。
MobileIronのセキュリティプラットフォームは、数々の受賞歴のある統合エンドポイント管理 (UEM)機能を基盤とし、ゼロ・サインオン(ZSO)、多要素認証(MFA)、モバイル脅威防御(MTD)などのゼロトラスト技術を活用しています。世界大手の金融機関、情報機関、厳しい規制の対象となる企業など、19,000社以上のお客様がMobileIronを活用し、許可されたユーザー、デバイス、アプリ、サービスのみがビジネス資産にアクセスできる、シームレスかつセキュアなユーザー体験を実現しています。
報道情報の中で将来の製品提供および計画に関する情報は変更される場合があります。当該情報は、製品、コード、機能を提供する保証、確約、もしくは法的義務を意味するものはありません。
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