北米と南米で1億7000万人が睡眠時無呼吸症を患っていることがレスメドの研究で判明
研究者らは増大中の健康危機を抑えるべく、スクリーニングやクラウド接続型治療機器の利用拡大を促す
サンアントニオ--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- レスメド（NYSE: RMD）（ASX: RMD）は、米国睡眠医学会（AASM）と睡眠研究協会（Sleep
Research
Society）が主催したSLEEP年次総会で当社が発表した研究結果に基づき、北米と南米でおよそ1億7000万人が睡眠時無呼吸症を患っていることを明らかにしました。
本研究は、世界中で9億3600万人が睡眠時無呼吸症を患っていることを示したレスメドの2018年の研究結果をさらに分析したもので、次のように結論付けています。
北米と南米で1億7000万人（成人の37パーセント）が、AASM 2012基準に基づく睡眠時無呼吸症を患っている（控えめな見積もり）。
症例数が最も多いのは米国（5400万人)、ブラジル（4900万人）、コロンビア（1100万人）の3カ国。
睡眠時無呼吸症は、人々が夜間の睡眠中に10秒以上呼吸を止め、呼吸をして窒息を防ぐために繰り返し目覚める慢性疾患です。患者が目覚めたことを覚えているのはまれですが、混乱をもたらすサイクルは日中の疲労につながる慢性的な睡眠不足をもたらし、交通事故や職場での事故のリスクを高め、心不全、高血圧、肥満、2型糖尿病など、別の疾患を持つ人々で多く発症しています。
本研究論文の共著者でレスメド最高医学責任者（CMO）のCarlos M.
Nunez（M.D.）は、次のように述べています。「以前は世界中で1億人が睡眠時無呼吸症を患っていると推定されていました。今回、米大陸だけでも患者数がその2倍近いことが判明しました。睡眠時無呼吸症は、特に他の一般的な病気を患っている人々の間で多く発症しているため、医師は担当している高リスク患者のスクリーニングを実施し、睡眠時無呼吸症と診断された患者ができるだけ早く、生活に大きな変化をもたらす治療に取りかかるのを手助けする必要があります。」
睡眠時無呼吸症治療のゴールドスタンダードは気道陽圧（PAP）デバイスです。このデバイスは上気道に穏やかな空気流を吹き込んで開通状態を保ち、睡眠中の呼吸を持続させることで、睡眠時無呼吸症に伴う間欠的な窒息を防ぎます。
クラウド接続型で遠隔モニタリングおよびセルフモニタリングが可能なPAPデバイスではアドヒアランス率が80パーセント超に上昇することが示されており、対してクラウド非接続型デバイスではアドヒアランス率が約50パーセントとなっています。
Nunezは次のように述べています。「デジタルヘルスは患者に対し、患者による治療の出来不出来の状況を示し、改善方法を指導するとともに、各自が節目ごとに達成した成果をほめることで動機付けを行います。これらの機能はすべて、患者アドヒアランスを促進する上で役立つものであり、何百万という人々が睡眠時無呼吸症に伴う短期および長期のリスクを軽減するための手助けを私たちが行う場合、非常に重要となります。」
レスメドについて
レスメド（NYSE: RMD、ASX:
RMD）は、患者を院外で治療して院外生活を維持するための革新的なソリューションを先駆的に開発することで、患者が健康と生活の質を向上させながら生活する能力を高めます。当社のクラウド接続型医療機器は、睡眠時無呼吸症、COPD、その他慢性疾患の患者に対するケアを変革します。当社の包括的な院外ソフトウエアプラットフォームは、患者が在宅または自分で選んだ医療環境にて健康を維持できるよう手助けする専門家やケア提供者を支援するものです。当社は120カ国以上で、より良いケアを可能とすることで、生活の質を改善し、慢性疾患の影響を低減して、消費者と医療制度にとってのコストを低減しています。詳細についてはResMed.comをご覧いただき、@ResMedをフォローしてください。
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