邁瑞が同社の患者モニタリング装置上でMasimo SET®パルスオキシメトリー機能を提供する国々を米国以外に拡大へ
スイス・ヌーシャテル & 中国・深セン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- マシモ(NASDAQ:
MASI)と深セン邁瑞生物医療電子股分有限公司(SZSE:
300760)は本日、両社が購買・ライセンス契約を締結したと発表しました。契約に従い、邁瑞は同社のモニタリングデバイス上で、酸素飽和度(SpO2)、脈拍数(PR)、灌流指標(Pi)を非侵襲的・連続的に測定するMasimo
SET® Measure-through Motion and Low
Perfusion™(体動時・低灌流時モニタリング可能)パルスオキシメトリー機能を提供することになります。SET®を搭載した邁瑞の装置は今後、欧州、中東、ロシア・独立国家共同体、オーストラリアとインドを含むアジア太平洋(中国を除く)の一部の国々で提供可能となります。
マシモはSignal Extraction Technology®(信号抽出技術、SET®)の発明により、体動時と低灌流時に測定できる機能の導入を通じて、パルスオキシメトリーの新基準を打ち立てました。複数のパルスオキシメトリー技術を比較した研究で、これらの状態における酸素飽和度低下イベントの発見と偽性酸素飽和度低下イベントの排除につき、SET®は最も高い感度と特異度を実証しました1。またSET®は、困難な状況下における患者モニタリングで新たな地平を切り開きました。転帰研究では、
SET®が臨床評価との組み合わせで、医師が新生児における未熟児網膜症(ROP)を減らし2、新生児の重度の先天性心疾患(CCHD)のスクリーニング値を改善し3、術後の病棟における患者の連続的モニタリングを通じてICUへの移動と救急対応チームの実動を減らす上で役立つことが示されました4-6。全体として100件を超える独立した客観的な研究で、SET®は他のパルスオキシメトリー技術より優れていることが示されています7。マシモはSET®の改善を続けており、RD
SET™センサーを使用した場合、成人、小児、乳児(体重3 kg超)の患者での体動時/無体動時のSpO2の精度仕様が1.5%に改善したと最近発表しました。邁瑞は2008年にDatascope(1998年にSET®の提供を開始)を買収して以来、米国においてDatascope製装置でSET®パルスオキシメトリー機能を提供してきましたが、Masimo
SET®の利点は今後、米国以外の多くの国々で、邁瑞の装置を使用する医師が利用できることになります。
邁瑞は、医療機器と医療ソリューションを供給する世界一流企業です。邁瑞の製品とサービスは、190カ国以上の医療施設で利用されており、邁瑞製モニターの世界での過去または現時点での使用実績は110万台を超えており、この台数は患者モニタリングの市場シェアで世界第3位となります。統合型Masimo
SET®パルスオキシメトリーを搭載した患者モニターで市販中の製品には、重症ケア環境で使用するMindray
BeneVision NおよびBeneView
Tのシリーズ、多様なクリニカルシナリオで使用するePM、iPM、iMECの各シリーズなどがあります。
マシモの世界的販売・専門サービス・メディカルアフェアーズ担当プレジデントであるジョン・コールマンは、次のように述べています。「邁瑞と本契約を締結し、Masimo
SET®パルスオキシメトリーの比類なき性能の利点を得られる患者、医師、病院を増やすことができるのは、当社にとって大きな喜びです。」
邁瑞の国際営業・マーケティング/患者モニタリング/ライフサポート担当ゼネラルマネジャーであるYang
Tingは、次のように述べています。「マシモとの提携を北米から他地域へと拡大し、当社顧客がマシモの傑出したSpO2技術を利用できるようになり、当社は大変満足しています。提携拡大は、最先端の医療技術を、それらを必要としている人々に届け、より優れた医療をすべての人々が利用できるようにするという、当社の一貫した傾倒ぶりを証明するものです。」
@MasimoInnovates |
#Masimo
マシモについて
マシモ(NASDAQ:
MASI)は世界的な医療技術企業として、革新的な測定法、センサー、患者モニター、自動化ソリューション、接続ソリューションを含め、業界をリードする多様なモニタリング技術の開発・製造に当たっています。当社の使命は、患者転帰を向上させてケアのコストを削減することです。1995年投入のMasimo
SET® Measure-through Motion and Low
Perfusion™(体動時・低灌流時モニタリング可能)パルスオキシメトリーは、他のパルスオキシメトリー技術より性能面で優れていることが100件を超える独立した客観的研究で示されています7。またMasimo
SET®は医師が新生児における重度の未熟児網膜症を減らし2、新生児におけるCCHDスクリーニング値を改善し3、術後の病棟におけるマシモ・ペイシェント・セーフティーネット(Masimo
Patient SafetyNet™)での連続的モニタリングで使用した場合、救急対応の実動とコストを削減する4-6ことが示されています。Masimo
SET®は世界各国の主要な病院やその他の医療現場で推定1億人以上の患者に使用されており8、USニューズ&ワールド・レポート誌の2018-19年全米優良病院ランキング9に掲載された上位10病院中の9病院で最重要のパルスオキシメトリーとなっています。マシモはSET®の改善を続けており、2018年には体動時の状態におけるRD
SET™センサーのSpO2精度が大幅に改善されたことを発表し、医師らが頼りにしているSpO2値は患者の生理状態を正確に反映しているとの信頼感を高めることとなりました。2005年、マシモはrainbow® Pulse
CO-Oximetry技術を発表し、それまで侵襲的な手段でのみ可能であった血液成分モニタリングを非侵襲的、連続的なものとすることを可能にしました。測定できるのは、トータルヘモグロビン濃度(SpHb®)、酸素含量(SpOC™)、カルボキシヘモグロビン濃度(SpCO®)、メトヘモグロビン濃度(SpMet®)、脈波変動指標(PVi®)、RPVi™(rainbow®
PVi)、予備酸素摂量指数(ORi™)です。2013年、マシモは患者モニタリング&コネクティビティ・プラットフォームRoot®を導入しました。本プラットフォームは可能な限り柔軟で拡張可能なものとなるようゼロから構築し、その他のマシモ製モニタリング技術やサードパーティー製モニタリング技術の追加を容易化しました。マシモの重要な追加技術には、次世代SedLine®脳機能モニタリング、O3®リージョナルオキシメトリー、NomoLine®サンプリングライン付きISA™カプノグラフィーが含まれます。マシモの連続モニタリング/スポットチェック製品ファミリーPulse
CO-Oximeters®には、Radius-7®などのテザーレスなウエアラブル技術、Rad-67™などのポータブルデバイス、MightySat®
Rxなどのフィンガーチップパルスオキシメーター、Rad-97™などの病院と自宅の両方で使用できる装置を含め、様々な臨床/非臨床シナリオで使用できるようデザインした装置があります。マシモの病院自動化/接続ソリューションはIris®プラットフォームを中心に構成されており、Iris
Gateway™、Patient SafetyNet、Replica™、Halo
ION™、UniView™、Doctella™を含みます。マシモと当社製品の追加情報については、www.masimo.comをご覧ください。マシモの製品に関して発表済みの臨床研究の結果はwww.masimo.com/evidence/featured-studies/feature/でご覧いただけます。
ORiおよびRPViはFDA 510(k)承認を取得しておらず、米国では販売されていません。Patient
SafetyNetの商標の使用は、ユニバーシティ・ヘルスシステム・コンソーシアムからのライセンスに基づいています。
References
1. Shah N et al. Performance of Three New-Generation Pulse Oximeters
During Motion and Low Perfusion in Volunteers. J Clin Anesth. 2012
Aug;24(5):385-91.
2. Castillo A et al. Prevention of Retinopathy of
Prematurity in Preterm Infants through Changes in Clinical Practice and
SpO2 Technology. Acta Paediatr. 2011 Feb;100(2):188-92.
3.
de-Wahl Granelli A et al. Impact of pulse oximetry screening on the
detection of duct dependent congenital heart disease: a Swedish
prospective screening study in 39,821 newborns. BMJ. 2009;Jan
8;338.
4. Taenzer AH et al. Impact of pulse oximetry surveillance
on rescue events and intensive care unit transfers: a before-and-after
concurrence study. Anesthesiology. 2010:112(2):282-287.
5.
Taenzer A et al. Postoperative Monitoring – The Dartmouth Experience. Anesthesia
Patient Safety Foundation Newsletter. Spring-Summer 2012.
6.
McGrath SP et al. Surveillance Monitoring Management for General Care
Units: Strategy, Design, and Implementation. The Joint Commission
Journal on Quality and Patient Safety. 2016 Jul;42(7):293-302.
7.
Published clinical studies on pulse oximetry and the benefits of Masimo
SET® can be found on our website at http://www.masimo.com.
Comparative studies include independent and objective studies which are
comprised of abstracts presented at scientific meetings and
peer-reviewed journal articles.
8. Estimate: Masimo data on file.
9.
http://health.usnews.com/health-care/best-hospitals/articles/best-hospitals-honor-roll-and-overview.
邁瑞生物医療電子について
1991年創設の邁瑞生物医療電子は、医療機器と医療ソリューションを供給する世界一流企業です。「医療技術の発展を通じてヘルスケアへのアクセスを向上させる」という当社使命を固く約束している邁瑞は、患者モニタリングとライフサポート、体外診断、医療用イメージングシステムの各分野における革新に専心しています。邁瑞は研究開発、マーケティング、サービスの堅固な世界的ネットワークを有しています。邁瑞は顧客のニーズに着想を得ながら、先進技術を採用し、それら技術をアクセス可能な革新成果に転換して、ヘルスケアを手の届くところにもたらします。邁瑞はケアの質を改善すると同時にコストを削減し、人類のさらに多くの部分にとって利用しやすいものにします。邁瑞の製品とサービスは現在、190を超える国と地域の医療施設で利用されています。中国で当社の製品とソリューションは、11万軒を超える医療機関とクラスAの三次病院の99%で利用されています。
将来見通しに関する記述
本プレスリリースは、1995年民事証券訴訟改革法との関連で、1933年証券法第27A条および1934年証券取引所法第21E条で規定された将来見通しに関する記述を含みます。これらの将来見通しに関する記述には、特にMasimo
SET®の潜在的有効性などに関する記述が含まれています。これらの将来見通しに関する記述は、当社に影響を及ぼす将来の出来事についての現時点での予測に基づいており、リスクおよび不確実性に左右され、これらのすべてが予測困難で、これらのすべてが当社のコントロールを超えており、種々のリスク要因の結果として、将来見通しに関する記述で表明された内容とは不利な形で著しく異なる結果が生じる場合の原因となり得るものです。これらのリスク要因には、臨床結果の再現性に関する当社の仮定に関連するリスク、Masimo
SET®を含むマシモ独自の非侵襲的測定技術が良好な臨床結果と患者安全性に貢献するという当社見解に関連するリスク、マシモの非侵襲的医療技術のブレイクスルーがコスト効率に優れたソリューションと独自のメリットを提供するとの当社見解に関連するリスクに加え、米国証券取引委員会(SEC)に提出した当社の最新報告書のセクション「リスク要因(Risk
Factors)」で指摘したその他の要因が含まれますが、これらの要因に限定されません。これらの報告書はSECのウェブサイト(www.sec.gov)から無料で入手できます。当社は将来見通しに関する記述に反映された予測が合理的であると考えるものの、当社はこれらの予測が正しいと判明するかどうか判断できません。本プレスリリースに含まれる将来見通しに関する記述はすべて、全体として前記の注意書きによる明示的条件の下に成立するものです。読者の皆さまは、本日の時点についてのみ言及しているこれら将来見通しに関する記述に過度の信頼を寄せないようお願いします。当社はこれらの記述または当社がSECに提出した直近の報告書に含まれる「リスク要因」について、新規の情報、将来の出来事、その他の結果に関係なく、適用される証券法で求められる場合を除き、更新・修正・説明する義務を何ら負いません。
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