FedEx SameDay BotがEコマースの同日配達におけるラストマイル物流を変革
米テネシー州メンフィス--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- フェデックス
コーポレーション(NYSE:FDX)は本日、消費者の急変するニーズに対応する最新鋭の配達ソリューション「FedEx SameDay
Bot」における進展を発表しました。この自律式配達デバイスは、小売企業が顧客に同日配達のラストマイル配送を行えるように設計されています。
小売企業はこのボットにより、近辺の顧客から注文を受けて、顧客の自宅や企業に直接、同日配達できます。フェデックスは、オートゾーン、ロウズ、ピザハット、ターゲット、ウォルグリーン、ウォルマートなどの企業と協力して、小売企業の自律配達のニーズを評価しています。小売店の顧客は平均して60パーセント以上が店舗から3マイル以内に位置しているため、オンデマンドの地域密着型配達の機会があることが分かります。
フェデックスの執行副社長兼最高マーケティングおよびコミュニケーション責任者のBrie Carereは、次のように述べています。「FedEx
SameDay
Botは地域配達のあり方を一変し、小売業者が高まる顧客の期待に効率的に対応できるように設計された技術革新です。当社は成長するEコマース市場のために、安全で環境にやさしい方法で、同日のラストマイル配達に関連した複雑性やコストを解決すべく継続的に取り組んできましたが、このボットは当社のそうした使命における1つの成果です。」
フェデックスのボットは、DEKAリサーチ&デベロップメントと同社の創立者であるディーン・ケイメン氏と共同開発を行っています。ケイメン氏は、パーソナル・モビリティー・デバイスのiBot™やSegway®など、多数の画期的技術の発明家です。
ケイメン氏は、次のように語っています。「このボットは独自の機能を備え、他の自律走行車とは類を見ないものになっています。FDAに認可された高度な障害者向けモビリティー・デバイスであるiBotを基盤として開発を行いました。iBotは1000万時間以上、高信頼性の下、実環境で運用されてきた実績があります。このiBotの基礎技術を他の用途でも活用することで、モビリティーを向上させたい人々がますますiBotを利用しやすくなることを願っています。」
フェデックスのボットは歩道や路肩を走行し、顧客の家庭や企業に小型配送物を安全に届けられるように設計されています。このゼロエミッションのバッテリー駆動型ボットは、歩行者の安全を守るiBotの技術に加え、LiDARなどの先進技術や、複数台のカメラを搭載しているため、周囲の環境を把握できます。これらの機能に、障害物を検知・回避できる機械学習アルゴリズムを組み合わせ、ボットが安全なルートを判断して、交通規則や安全規則を守りながら移動できるようにしています。ボットは専有技術によって優れた性能を発揮し、舗装されていない路面や路肩、さらに段差のある場所も移動して、類まれなドアツードアの配達経験を実現できます。
フェデックスは、今夏にテネシー州メンフィスを含む一部の市場でこのボットのテストを実施する計画で、現在市当局からの最終承認待ちです。
メンフィス市のジム・ストリックランド市長は、次のように述べています。「フェデックスがこの革新的イノベーションの試験運用を行う都市の1つに、本社のある当市を選んだことに大きな期待を寄せています。フェデックスと協力して、私たちのコミュニティーの生活の質を向上させる技術を継続的に導入していくことが楽しみです。」
初期テストでは、一部のフェデックス・オフィスの拠点間で配達業務を行います。フェデックス・オフィスは現在、32市場の1900都市で、FedExのロゴをつけた配送車と制服を着用した配達員を動員して、「SameDay
City」サービスを提供しています。フェデックスのボットにより、SameDay Cityサービスを補完することができます。
フェデックス・オフィスの社長兼最高経営責任者(CEO)のブライアン・フィリップスは、次のように述べています。「当社は既存のフェデックス物流エコシステムに支えられ、革新と卓越したサービスを長らく提供してきましたが、FedEx
SameDay
Botはそうした伝統における次章となります。私たちはこの技術を導入して新市場に対応し、当社のお客さまへのサポートを向上させることに期待を寄せています。当社がEコマースの未来をしっかりと見据えるにあたり、この技術の潜在的な用途についてフィードバックを提供してくださった企業は、重要な役割を果たしました。」
フェデックスのボットは、複数分野の小売企業をサポートします。プロトタイプを見た最初の小売店の顧客グループは、この技術が小売業界に価値をもたらすことができると評価しました。
オートゾーンの会長兼社長兼顧客満足事業最高経営責任者(CEO)のビル・ローズ氏は、次のように述べています。「フェデックスとDEKAの有能なチームと協力して、この革命的な革新に取り組むことに心躍る思いです。当社チームは、FedEx
SameDay
Botが実際に動いている様子を見て、信頼性と効率に優れた配達をお客さまに提供し、当社がさまざまな方法でサービスを改善できる上で役立つという確信を得ることができました。」
ロウズのサプライチェーン担当執行副社長のドン・フリーズン氏は、次のように語っています。「FedEx SameDay
Botの利便性と機能は、当社のあらゆる顧客のために配達を簡素化・高速化できる可能性を秘めています。ロウズから必要な重要な道具や資材がある場合、技術専門家が作業場を離れないですむために節約できる時間とコストを考えてみてください。この革新を通じて、当社のお客さまに提供するサービスを強化できるよう、あらゆる可能性を探っていきたいと思います。」
米国ピザハットの最高顧客および業務責任者のNicolas
Burquier氏は、次のように述べています。「ピザハットは、お客さまのために現代のピザ体験を変革したいと考えているため、当社の配達業務を向上させることができる新技術に基づいたソリューションを常に模索しています。配達分野で実績あるフェデックスのようなイノベーターと協業できる機会は、最先端技術を活用して、当社のクラス最高の配達経験をさらに最適化できる機会を当社にもたらします。」
ターゲットの最高執行責任者(COO)のジョン・マリガン氏は、次のように語っています。「当社はターゲットが現在も将来も、最もショッピングしやすい場所であるよう、新しい技術や機能に絶えず投資しています。当社はフェデックスと協業し、自律ロボットが配達サービスなどを強化できる方法を探り、容易さと利便性に関するお客さまの期待を今後も上回ることができるようにすることが楽しみです。」
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの共同最高執行責任者(COO)のアレックス・グーレイ氏は、次のように述べています。「ウォルグリーンは最新の革新的技術を活用し、薬局とヘルスケアで差別化された体験を提供したり、お客さまがいる場所に関わらず、いつでも必要なサービスを届けられる配達ソリューションを提供したりできるように取り組んでいます。フェデックスと提携することで、ウォルグリーンは米国内における処方箋の翌日配達で選ばれる、最も速いサービスとなりました。そして同社との提携拡大により、FedEx
SameDay Botがお客さまにより優れたサービスと利便性を提供できる新たな方法となることに、期待を寄せています。」
このボットは、ジミー・ファロン氏が司会を務めるNBCのザ・トゥナイト・ショーで、2月26日(火)に初めて一般公開されました。このプロトタイプは、安全基準や規制に準拠し、顧客特有のニーズに対応できるように改良します。FedEx
SameDay Botの詳細については、thefuturefedex.comをご覧ください。Bロールは、こちらをクリックしてください。
フェデックスについて
フェデックス コーポレーション(NYSE:
FDX)は世界のお客さまと企業に、幅広い輸送、Eコマース、ビジネスの各サービスを提供しています。年間690億ドルの売上高を誇る当社は、評判の高いフェデックス・ブランドの下、共同で競争し協力して運営している事業会社を通して、統合的なビジネス・アプリケーションを提供しています。常に世界で最も高い評価を受け信頼される雇用主にランクされているフェデックスは、45万人を超えるチームメンバーが常に、安全性、最高水準の倫理・職業基準、お客さまと地域社会のニーズに「絶対的に、前向きに」注力できるよう促しています。当社ウェブサイト(about.fedex.com)で、フェデックスが世界の人々に可能性を届ける様子をご覧ください。
DEKAリサーチ&デベロップメントについて
ニューハンプシャー州マンチェスターに拠点を置くDEKAは、多様な用途にわたる新技術の開発に注力する約600人のエンジニアリング、製造、品質保証の専門家を従業員として抱える研究開発企業です。当社は発明家のディーン・ケイメンが1982年に設立しました。ケイメンは、米国と海外で1000件以上の特許を持つほか、多数の受賞歴を誇り、その多くは世界中のヘルスケア分野で最前線を切り開いてきた革新的な医療機器に関するものです。
本プレスリリースに含まれる特定の記述は、FedEx SameDay
Botによって実現する機能や効率性や、適用される安全基準や規制を満たしたり、必要な政府当局の承認を得たりする当社の能力に関する経営陣の予測など、将来見通しに関する記述と見なされる場合があります。そのような将来見通しに関する記述は、新しい革新的技術に内在する不確実性、初期試験の予期しない結果、変化する安全基準、規制、必要な政府当局の承認などを含め、リスク、不確実性、その他の要因の影響を受けるため、実際の結果がそうした将来見通しに関する記述で表現または示唆されたものと著しく異なる場合があります。すべての将来見通しに関する記述は、記述がなされた時点での言明に過ぎません。当社は新しい情報、将来の出来事、その他いかなる理由であれ、将来見通しに関する記述のいずれも更新または改訂する義務を負いません。
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