LAS VEGAS--(BUSINESS WIRE)--自動運転のセンシング技術に注力する中国に拠点を置くMINIEYE社が本日、Xilinx社—先進運転支援システム(ADAS)用の一括請負型センシングシステム開発のための適応型インテリジェントコンピューティングの分野を率いる存在—との技術提携を発表しました。両社は、XilinxのZynq-7000およびZynq
UltraScale+オートグレードMPSoCプラットフォームでMINIEYE
IPを実行し、L1-L3自動運転のセンシング機能を実現することで、自動車メーカーとティア1向けのソリューション共同開発に乗り出しています。
MINIEYEの創設者兼CEOであるリュー・コクケイ氏によると、この新技術はXilinxのオートグレードMPSoCプラットフォームを使用し、20以上の運転時のオブジェクトを認識、分析できるとのこと。このソリューションから、車内での検知、物体の検知、そして他のセンサーの信号の入力が可能になります。これらの機能は、自動運転に見られる複雑な状況での使用のために設計されており、MINIEYEのアルゴリズムとXilinxの先進プラットフォームの技術面での強みが活用されます。MINIEYEはすでに市販前の製品を主流OEMの多くの車種に導入しています。
Xilinxの自動車業界マーケティング部門のシニアディレクター、ウィラード・トゥ氏は、次のように述べます。「MINIEYEはすでに、Xilinxのテクノロジを活用し自動車用の高精度、高効率のAIおよびディープニューラルネットワークを作成できることを証明しています」
「現在、Mobileyeは間違いなく市場のトップです。OEMやティア1サプライヤには選択肢がほとんどないように思えます。Mobileyeの開発したチップを選ばないとなると、OEMとティア1はアルゴリズムの開発に膨大なリソースを投資しなければなりません。MINIEYEとXilinxの協力は、OEMとティア1向けに、車載センサーソリューションについての市場におけるより多くの選択肢をもたらすことを目指しています」とリュー氏は述べました。
このソリューションにより、全ての顧客は、同様のXilinxベースのテクノロジを用いて、MINIEYEまたは他社からの差別化されたビジュアルアルゴリズムやカスタムアルゴリズムの組み込みを行えるようになります。さらに、Xilinx
SoCはハードウェアとソフトウェアの両方でプログラム可能であるため、各国のNACPで定められる更新にかかる条件を満たすように自動車を展開した後からでも、新しい機能を追加することができます。
リュー氏はまた今後の流れも明らかにしています。L1とL2のIPはいくつかの車種に適用されており、年内には量産が実現するでしょう。L3指向のものは2019年後半にローンチされる予定とされています。
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Lu Yifu
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