東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 東芝デバイス&ストレージ株式会社は、サーバやストレージシステム、データセンターなどで使用される大容量の3.5型ニアラインHDDとして、CMR(従来型磁気記録)方式で業界最大容量16TB[1]
[2]を達成したヘリウム充填HDD「MG08シリーズ」を開発しました。今月下旬から順次サンプル出荷を開始します。
近年、クラウドサービスの普及、動画コンテンツの配信拡大、膨大なデータが必要となるデータサイエンスの導入などにより、世界で生成・蓄積されるデータ量が加速度的に増加しています。それに伴い、データの保管先となるデータセンターでは、より効率的なシステム構築のために、従来よりも大容量なHDDが求められています。
「MG08シリーズ」は、東芝グループのレーザー加工技術を活用したヘリウム充填方式を採用し、当社独自の機構設計技術によりディスク9枚搭載を実現しています。また、ディスクの磁気記録層とヘッドの機能を向上させることで、記録密度を高めています。
これらの技術により、記憶容量は現在主流の12TBに比べ33%増、当社前世代品の14TBに比べ14%増となる16TBの大容量化を達成しました。バッファ容量は前世代品に比べ2倍の512MiB、MTTF(平均故障時間)[3]は250万時間です。また、CMR(従来型磁気記録)方式のため、従来型システムで使用されていたHDDとの置換にも適しています。なお、インターフェースは、SASとSATAをラインアップしています。
当社は今後も、大容量ニアラインHDDをはじめとした顧客のTCO[4]削減に寄与する製品群を積極的に展開し、情報化社会の基盤強化に貢献していきます。
[1] 2019年1月8日現在。当社調べ。
[2] 記憶容量:
1TB(1テラバイト)=1,000,000,000,000(10の12乗)バイトによる算出値です。1TB=1,099,511,627,776
(2の40乗)バイトによる算出値をドライブ容量として用いるコンピューターオペレーティングシステムでは、記載よりも少ない容量がドライブ容量として表示されます。ドライブ容量は、ファイルサイズ、フォーマット、セッティング、ソフトウェア、オペレーティングシステムおよびその他の要因で変わります。
[3]
MTTF(平均故障時間)は製品寿命の保証や目安ではなく、製品の平均故障率から統計的に算出したものです(実際の稼働環境を必ずしも反映するとは限りません)。実際の稼働時間はMTTFとは異なる場合があります。
[4]
TCO (Total Cost of Ownership): システムの導入、維持、管理などにかかる総所有コストのこと。
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