韓国ソウル--(BUSINESS WIRE)--#KRX004800--（ビジネスワイヤ） -- 暁星（KRX:004800）の趙顕俊(チョ・ヒョンジュン)会長が、斜陽産業とされていた繊維事業への懸念を払拭した。趙会長は、暁星独自の技術により開発したクレオラ(creora®、暁星製のスパンデックスブランド名)で世界市場を攻略している。
1990年代序盤の開発当時は韓国のスパンデックス市場3位にとどまっていた暁星TNC(KRX:298020)だが、他の追随を許さない独自の技術と趙会長の思い切った投資により、2011年から世界1位の企業として認められている。
同社は現在、高耐塩素性スパンデックスや発色性に優れたスパンデックスなど、高付加価値を生み出せる様々な機能性製品を製造している。低価格製品に対抗するよりは、現場を駆け回りながら市場を分析し、顧客の求める機能性製品を開発したのが成果として実を結んだ。
趙顕俊(チョ・ヒョンジュン)会長は、生地会社だけではなく最終的な衣料品メーカーのニーズにも速やかに対応し、トレンドを先に提示する戦略によってパートナーシップを強化する一方、原糸の販売を拡大すると強調。
暁星TNCは、国内工場の生産を安定させた後、海外主要市場への輸出拡大に向けてグローバルネットワークづくりに乗り出した。中国、ベトナム、トルコ、ブラジルなどアジア、欧州、中南米大陸の主要拠点に現地工場を設け、地域ごとに現地販売法人を設立してグローバルネットワークを拡大している。
プレミアム市場である欧州を攻略するため、欧州・中東・北アフリカの中心部にある地政学的な要衝トルコに2008年、スパンデックス工場を完成。2011年には人口2億人のブラジルにも生産工場を建て、南米市場進出の足がかりを築いた。ブラジルでは50%のシェアを占め、中南米での販売を拡大している。現在建設中のインドスパンデックス工場は来年6月に完成する予定。
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