OpenSite Designer、OpenBuildings Designer、OpenBridge
Designer、OpenFlows FLOODにより、Bentleyの設計エンジニアリングおよび解析のポートフォリオをさらに拡充
英国ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --The Year in Infrastructure 2018カンファレンス –
インフラの設計、建設、運用を推進するための包括的なソフトウェアソリューションを提供する世界的リーダー企業Bentley Systems,
Incorporatedは本日、土木用地プロジェクトの設計と建設に特化したアプリケーション「OpenSite Designer」をリリースしました。また、AECOsimビル設計アプリケーションとSpeedikon工場および産業用設計アプリケーションを統合したOpenBuildingsもリリースしたほか、鉄道や地下鉄の駅の設計に特化したアプリケーションOpenBuildings
Station Designerの提供を発表しました。同時に、Bentleyの橋梁モデリングと、解析、設計機能を1つにまとめた総合パッケージであるOpenBridge
Designerと、洪水解析および早期警報システムのOpenFlows FLOODの提供も発表しました。
また、‘工業化’戦略を追求して、MicroStation技術を基盤とするいくつかのアプリケーションをOpenポートフォリオにリブランドすることを発表しました。これらのアプリケーションを組み合わせることで、複数の部門をまたいでデジタルワークフローをつなぎ、Connected
Data Environment(CDE)でデジタルコンポーネントを共有でき、包括的なモデリング環境の進化を加速します。
Bentley Systemsの最高製品責任者のBhupinder Singhは、次のように述べています。「Openには3つの意味があります。1つめは、複数の分野に対してオープンであることを意味します。2つめは、解析とシミュレーションに対してオープンであることです。たとえば、異なるアプリケーションを2分野で使用することで、地質工学エンジニアや構造設計エンジニアは、Bentleyの包括的なモデリング環境で同じデータセットを繰り返し使用して、‘デジタルフィードバックループ’を確立し、複数のBIMワークフローにまたがるコラボレーションを向上できます。3つめは、MicroStation技術がOpenアプリケーションの基盤であるため、どのOpenアプリケーションからでも多分野の成果物を生成でき、複数分野にまたがるクラッシュ解決も実施できることです。Bentleyの包括的モデリング環境は、共同作業型のデジタルワークフローに対して‘オープン’です」
今年のYear in Infrastructure
Awardsのファイナリストと受賞者62件のうち49件が、共同作業型のデジタルワークフローが奏功し、良い結果が得られたことを認めています。たとえば、Bentleyの道路網向け土木設計アプリケーションのOpenRoadsは、12カテゴリで22件のファイナリストのプロジェクトで採用されています。Bentleyのプラント設計プロジェクト管理アプリケーションのOpenPlantは、9カテゴリで10件のファイナリストのプロジェクトで採用されています。ProjectWiseやAssetWiseは、本年度は19のアワードカテゴリで、16件のファイナリストのプロジェクトで採用されていました。
OpenSite Designer
解析およびシミュレーションと設計およびモデリングとを連携するデジタルワークフローの共同作業型の性質は、Bentleyの土木用地プロジェクトの設計および建設向けの新しいソリューションOpenSiteで実際に確かめることができます。OpenSiteは、迅速な用地モデリングと解析、土工の最適化と数量化、排水と地下設備、プロジェクト成果物の自動生成機能を提供します。
OpenSite Designerは、現在利用できるワークフローの中で、リアリティモデリング、地質工学、地下設備、雨水排水、地形モデリング、詳細図面作成、視覚化を網羅した、最も包括的な用地設計ワークフローを提供します。OpenSite
Designerは、複数分野にまたがる情報モデリングと解析により、設計結果を最適化します。Bentleyが新しく獲得した地質工学エンジニアリングソリューションのPLAXISと統合することで、耐力、応力、変位など、土壌の活性特性に関する新しい情報を使って用地計画を改善できます。
OpenBuildings Designer
新しくリリースされたOpenBuildings Designerには、AECOsim Building Designerのすべての機能と、Components
Centerおよびさまざまな新機能や規格が含まれています。たとえば、米国と英国のエネルギー要件のASHRAE規格への準拠を支援するビルディングエネルギーモデルのEnergyPlusや、IFC
2x3、IFC4参照ビュー、COBie、シンガポールの建築建設庁(Building and Construction
Authority)などの国際規格のサポート、カーテンウォールシステムを設計する新機能、産業設計および建設で最もよく採用されるアプリケーションの1つであるOpenBuildings
Speedikonが含まれます。OpenBuildings Designerは、BentleyのOpenポートフォリオのその他のアプリケーションとの共同作業型デジタルワークフローを活用します。たとえば、OpenBuildings
Station Designerのテンプレートを、OpenRailの線形アライメントを基にGenerativeComponentsにより作成されたトンネルセグメントに使用します。OpenBuildingsアプリケーションは、堅牢で汎用性が高いことから、The
Year in Infrastructure Awardsの19カテゴリのうち15カテゴリにわたり、62件のファイナリストのプロジェクトのうち32件で採用されていました。
OpenBridge Designer
OpenBridge Designerは、OpenBridge Modelerのモデリング機能と、RM
Bridge、LEAPBridge Concrete、LEAP Bridge Steelの解析および設計機能を統合し、コンクリート橋梁と鉄骨橋梁の両方の設計および建設ニーズに応える新しい包括的なアプリケーションです。OpenBridge
Designerは、解析や設計のほか、図面とも完全に統合し、橋梁デザイナーがインテリジェントでパラメトリックな橋梁モデルを迅速に作成できるようにしています。解析、設計、詳細設計、文書作成、建設、エンジニアリング、定格荷重計算の際に、複数の分野をシームレスに同期できます。
OpenFlows FLOOD
Bentleyは、Haestad水モデリングおよびACTION Modulers洪水解析製品ラインも、水域、下水道、氾濫原の管理者向けのOpenFlowsからリブランドすることを発表しました。OpenFlowsは、GISベースの資産中心情報を使用してスマート水道ネットワーク機能を拡張し、水損失の削減、水道運営、洪水の予測と防止を図ります。OpenFlows
FLOODは、流域を継続的に監視し、リアルタイムモニタリングステーションからのデータと数値もデルを統合してリスクレベルを計算します。OpenFlows
FLOODは、洪水リスクの緩和、洪水発生に伴うプロセスの理解の向上、早期の警告伝達による洪水被害の削減に役立ちます。
複数の部門間でのデジタルワークフローの連携
一方、解析およびシミュレーション用のアプリケーションは、共同作業や反復作業で、設計およびモデリング用のアプリケーションと連携して使用する、あるいは、運用ワークフローと連携して、複数の分野の作業を統合することが可能です。共同作業型のデジタルワークフローの特徴は、ある目的でキャプチャまたは作成されたデータに、他のアプリケーションが他の目的でアクセスおよび使用することです。それにより、資産ライフサイクル全体で時間の節約、手戻りの最大限の防止、データ品質の改善が図られます。
OpenFlowsを使用した多分野間の共同作業の例としては、ContextCaptureを使用して3Dリアリティメッシュを作成し、それをOpenFlows
FLOODモデリングにフィードします。単一のレビュー環境で地形データを入力としてさまざまな解析を行います。LumenRTを使用して、視覚化し、関係者に向けてプレゼンテーションを実施します。
Openの別の共同作業型デジタルワークフロー内のモデリングと解析を連携するには、道路環境のレイアウトと、暴風雨解析ツールを使用した水理解析と水理設計(雨水桝、パイプ、パイプの深さ、マンホールのサイズを決定するなど)が必要です。このワークフローの共同作業型の性質は、地下環境のクラッシュ検出も可能にします。必要に応じて反復や調整を行い、機能特性と物理特性を確認できます。
設計と解析を連携するOpenのその他の共同作業型デジタルワークフローの例としては、OpenUtilitiesとSiemens’
PSS©SINCALを連携が考えられます。これにより、ユーティリティの災害耐性を改善し、グリッド内の脆弱箇所に対応できます。また、OpenBuildings
Station Designerと歩行者シミュレーションのLEGIONを連携すると、デザイナーが歩行者交通のシナリオのシミュレーションを設計、テスト、検証できます。
リブランド
Bentleyは、Bentley MapをOpenCities Mapにリブランドすること、および、主にマルチシステムオペレーター向けのOpenCommsにBentley
FiberとBentley Coaxが組み入れられることを発表し、Openアプリケーションの発表を締めくくりました。
Bentley Systemsについて
Bentley
Systemsは、エンジニア、建築家、地理空間のプロフェッショナル、建設業者、オーナーオペレーターにインフラストラクチャの設計、建設、運用のためのソフトウェアソリューションを提供する世界的リーダー企業です。BentleyのMicroStationベースのエンジニアリングとBIMアプリケーション、およびデジタルツインクラウドサービスは、輸送やその他の公共事業、公共設備、製造プラントおよび資源プラント、商業施設や業務施設のプロジェクトデリバリ(ProjectWise)と資産パフォーマンスのデジタルツイン(AssetWise)を推進します。
Bentley
Systems、170カ国以上に3,500人以上の従業員を擁し、年間売上高は7億ドルにのぼります。また、2012年以来、研究、開発、企業買収に10億ドル以上を投資してきました。1984年の会社創設当初から、5人のBentleyの創設メンバーが同社の過半数を所有しています。Bentleyの株式は、招待を受けてNASDAQ
Private Marketで取引されています。戦略的パートナーのSiemens AGは、議決権なしの過半数未満の株を累積しています。www.bentley.com
関連する画像:
OpenBridge
Designerは、コンクリート橋梁と鉄骨橋梁の両方の設計および建設ニーズに応える、モデリング機能、解析、設計機能を統合しています。
Bentley、Bentleyのロゴ、AECOsim Building
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Map、OpenComms、OpenFlows、OpenRoads、OpenUtilities、ProjectWiseは、Bentley
Systems,
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