-電流リミッタ出力によるフィードバック制御―
東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 東芝デバイス&ストレージ株式会社は、最大定格50Vで定格電流3.0A
の電流リミッタ出力機能を内蔵した2ch DCブラシ付きモータ用ドライバIC「TB67H401FTG」を開発し、量産を開始しました。
OA機器、ATMや紙幣識別機、白物家電、また近年急成長を遂げているロボットクリーナーなどでは、駆動装置として、DCブラシ付きモータが搭載される傾向にあります。
近年では、このDCブラシ付きモータの安全な制御のために、使用電流に上限を設け(定電流リミッタ機能)、最適化された電流でモータを駆動する技術が採用されています。
この技術では、モータのロック発生により過電流となるモータ駆動の異常状態を監視する場合、IC外部の電流センス抵抗に流れる電流状況を、オペアンプやコンパレータなどで構成される外部回路を介して主要制御部へフィードバックします。そのため、周辺部品点数が多くなり、回路構成も複雑になるという問題がありました。
そこで、本製品では、内部の設定電流値に到達したことを知らせる電流リミッタ検出フラグ出力回路を搭載し、従来必要であった外付け部品を不要とし、部品削減数及びシステム回路の簡素化を実現しました。
応用機器
産業機器(OA機器、ATMなど)、白物家電、ロボットクリーナーなど、モータ駆動状態を監視しフィードバックを求められるアプリケーション
新製品の主な特長
1. 電流リミッタ検出フラグ出力搭載
電流リミッタ検出をフラグとして外部に出力する機能を搭載したことにより、外付けアンプやコンパレータなどの部品削減に貢献します。
2. シングルブリッジモード・デュアルブリッジモード切替搭載
シングルブリッジモードで高負荷駆動に対応(大電流駆動(6.0A))、デュアルブリッジモードで一つのICで二つのモータの同時駆動(3.0A/2ch)が可能となり、共通デバイスによる幅広い用途に使用可能です。
3. その他の異常検出機能搭載
過熱検出機能、過電流検出機能、低電圧検出機能を搭載しています。また、これらの異常値を外部にフラグとして出力する異常検出フラグ機能も搭載し、安全性の強化に貢献します。
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品番 | TB67H401FTG | |
制御I/F | パラレル入力 | |
絶対最大定格 | 50V,6.0A(シングルブリッジモード)、50V,3.0A(デュアルブリッジモード) | |
パッケージ | QFN48 (サイズ: 7mm×7mm×0.9mm、ピンpitch:0.5mm ) | |
駆動モード | 正転(CW)、逆転(CCW)、ブレーキ(Short Brake)、ストップ(OFF) | |
その他・特長 | 電流リミッタ検出フラグ出力機能搭載
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新製品の詳細については下記WEBページをご覧ください。
https://toshiba.semicon-storage.com/jp/product/linear/motordriver/detail.TB67H401FTG.html
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