米カリフォルニア州サンノゼ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --
2018年4月18日に、NavVisは、大規模インドア・マッピング向けに設計された完全統合型カート・ベース・システムのM6を発表しました。M6は、ベロダインLiDARのVLP-16センサーを活用し、周囲環境の3Dマップの作成に利用できます。6個のカメラが360度の没入的画像とフォトリアリスティックな点群をキャプチャーし、解像度の高いマッピング画像を作成します。NavVisがこの製品を開発したのは、平坦でない状況でも有効に利用できる多用途で高度なシステムを求める顧客の要請に応えるためです。AECプロフェッショナルだけでなく、建設会社やメーカーも、この強化された革新技術によるデータ品質の向上からメリットを得ることができます。
M6は、凹凸の多い状況(閉鎖空間と開放空間の両方)や斜面を含む幅広い環境でのナビゲーションが可能なシステムを顧客が要請したことでNavVisによって開発されました。この活動の一環として、NavVisは、さらに質の高いデータをキャプチャーする能力を有するシステムも作り出し、従来は固定式レーザー・スキャナーによって行われていた作業を置き換えることができます。総合的な目標としては、モバイル・スキャンを全般的に改善し、システムの能力を引き上げて顧客ニーズに応える設計を目指しています。
NavVisはM6の開発に2年を費やし、システムに目標とする特性を持たせることができました。目標を達成できたのは、ベロダインLiDARのセンサーがあったからです。ピンポイントの精度を持つ画像を提供できる質の高いデータだけでなく、ベロダインのVLP-16レーザー・スキャナーは、ほかの3つのスキャナーと共に、スキャニングで最適なカバーを実現し、最大100メートルのレンジとマルチレイヤーのスキャン能力を提供します。M6の先進的技術には、6個のカメラのほか、ブルートゥース・ビーコン、WiFi信号、磁界データを追跡するセンサーも含まれます。
NavVis最高技術責任者(CTO)のGeorg
Schrothは、このように述べています。「当社のインドア・マッピング技術の初期の成功を受け、私たちは、NavVis
M6の商品化を開始しました。当社の次世代インドア・モバイル・マッピング・システムは、平坦でない表面や斜面が多く存在する建設現場など、これまでと比べて複雑な環境でモバイル・スキャンを使用したいという需要の高まりに応えるために設計・製造されました。このような需要があったために、ベロダインLiDARをNavVis
M6の主要機能の1つとして含めることが決まりました。マルチレイヤー・スキャンの能力を持ち、360度の視野と100mのレンジに対応しています。ベロダインを追加したことで、当社の革新的な6D
SLAM技術が実現しました。これは、NavVis M6が複雑な環境でも正確性の高いデータを迅速にキャプチャーできることを意味します。」
システムのSLAM要素は、NavVisの努力の頂点を示しています。このシステムの位置推定同時マッピング(SLAM)能力は、連続スキャンと高品質データ・キャプチャーによってキャプチャーされるデータを計算できるアルゴリズムとして存在しています。いろいろな平坦でない表面や高度の違いがあっても、システムの性能が発揮されます。言い換えれば、新しいM6システムでは、スキャン時にシステムが平坦な床面を移動することが想定されていません。M6は、自由度6で位置と向きを測定して床面の実際の状況を捕捉し、データのキャプチャーにおいて高い正確さと効率を達成しています。SLAMアルゴリズムは、LiDARセンサーからのデータを処理し、環境の3Dマップを作成します。
ベロダイン・ヨーロッパのエグゼクティブディレクターのErich
Schmidtは、このように述べています。「NavVisアプリケーションは、ベロダインLiDAR技術を使用して多様な顧客に付加価値のある製品とサービスを提供する会社の優れた事例です。顧客のニーズを満たすというベロダインの強力な決意を共有するNavVisと共に仕事ができることを誇りに思います。」
M6により、メーカー各社は日常的に大規模なスキャンを実行することが可能です。建設現場では、狭いスペースを一気に通り抜けることができます。このモバイルLiDARシステムは、1日当たり最大3万平方メートルの高速キャプチャーを行う能力を持っています。このスキャン能力は、固定式デバイスの30倍高速です。カメラ配置によりオペレーターは確実に不可視状態になり、キャプチャーされた画像のブラインドスポットとして存在がぼかされます。BIMプロジェクトやアズビルト・モデルでは、このデバイスは、ファクター・プランニングを含む大規模インドア・マッピング・プロジェクトや建設モニタリングに役立ち、屋内図面の効率的・効果的な更新・作成が可能です。
ベロダインLiDARとNavVisは、技術革新を通じて顧客ニーズを満たす課題を達成しました。両社の共同により、従来製品の能力を超えるモバイルLiDARシステムが提供されました。NavVisのM6システムは、ベロダインLiDARのセンサーを活用することで3D環境マップのスキャン能力と精度を改善しています。平坦でない凹凸の大きい環境でも、M6は360度画像による高精細マップや詳細度の高いリアルな点群を生み出します。M6で使用されているマッピング・ソフトウエアは今後更新され、データ品質の一層の改善を通じて顧客のニーズに最良の形で対応していきます。
NavVisについて
NavVisは、大規模商業・工業施設用ハイエンド・デジタル建造物技術のリーディング・カンパニーです。当社の先進的インドア・マッピング、可視化、ナビゲーション技術は、屋内空間を使用、管理、建設するあらゆる業界で利用されています。デジタル建造物技術は、建設モニタリングから、施設管理、製造、輸送ハブ、マルチチャネル小売販売まで、あらゆる用途に貢献しています。www.navvis.comをご覧ください。
ベロダインLiDARについて
1983年に設立されてシリコンバレーに本拠を置くベロダインは、リアルタイム3D
LiDARコンピューティング/ソフトウェアプラットフォームで世界的に知られる技術企業です。2005年に、ベロダインLiDARは、自律走行車両、車両安全システム、移動式地図作成、航空地図作成、セキュリティーを含む多様な商業アプリケーションで使用されるリアルタイム3Dビジョン
システムにおける比類のない市場リーダーとして成長しました。製品は、高性能サラウンドビューUltra-Puck™
VLP-32、クラシックHDL-32/64、コスト効果の高いVLP-16、新発売のVLS-128から、近日発売される隠蔽型Velarray™まで、幅広く揃えられています。ベロダインの豊かなパーセプション・ソフトウェアとアルゴリズムが、パーセプション・システムを可能にする重要な要素となっています。ベロダインは、
サンノゼ、デトロイト、フランクフルト、北京のオフィスから顧客サポートを行っています。
詳細情報については、http://www.velodynelidar.comをご覧ください。
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