性能と容量を向上したプレミアムモデル「XG5-Pシリーズ」でクライアントSSDのラインアップを拡充
東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 東芝メモリ株式会社は、NVMe™クライアントSSDのプレミアムモデルとして、当社現行製品の「XG5シリーズ」の性能を改善し、最大記憶容量を2TB[注1]に倍増させた「XG5-Pシリーズ」を開発し、本日から一部のPC
OEM向けにサンプル出荷を開始します。2018年第1四半期(1月~3月)以降、順次出荷を拡大していく予定です。
「XG5-Pシリーズ」は現行の標準「XG5シリーズ」の性能を改良した製品で、PCI Express® (PCIe®)Gen3
x 4レーンとNVM Express™ (NVMe™)
1.2.1に対応しています。最大3000MB/sのシーケンシャルリードと2200MB/sのシーケンシャルライト性能[注2]、最大320,000
IOPSのランダムラリードと265,000 IOPSのランダムライト性能[注3]を実現します。また、フルアクセスレンジ[注4]でのランダムリードとランダムライト性能は「XG5シリーズ」に比べて約55%[注5]改善しました。さらに、「XG5-Pシリーズ」は「XG5シリーズ」の低消費電力の特性を維持し、動作時消費電力を60mW以下[注6]に抑えます。
新製品は、M.2
2280のフォームファクタ規格に準拠し、1TBと2TBの容量モデルをラインアップします。当社の64層積層プロセスを用いた3次元フラッシュメモリ「BiCS
FLASH™」1TBパッケージを採用することにより、2TBの大容量モデルでも現行製品と同じ、厚さ2.23mmの薄型・軽量の片面実装を実現しました。「XG5-P」および「XG
5」製品ファミリーすべての容量に対してフォームファクタを共通化することにより、ストレージ変更が必要な場合のプラットフォームの設計を容易にします。
また、「XG5-Pシリーズ」は「TCG Opal Version 2.01」に準拠した自己暗号化機能モデル[注7]を提供します。ワークステーション、ゲーミングPC、読み出しに負荷がかかるエンタープライズ用途など、幅広いアプリケーションに貢献可能なクライアントSSDです。
* NVM Express、NVMeはNVM Express, Inc.の商標です。
* PCI
Express、PCIeは、PCI-SIGの登録商標です。
*その他、本文に掲載の製品名やサービス名は、それぞれ各社が登録商標または商標として使用している場合があります。
[注1]
記憶容量:1TB(1テラバイト)=1,000,000,000,000(10の12乗)バイトによる算出値です。1TB=1,099,511,627,776(2の40乗)バイトによる算出値をドライブ容量として用いるコンピューターオペレーティングシステムでは、記載よりも少ない容量がドライブ容量として表示されます。ドライブ容量は、ファイルサイズ、フォーマット、セッティング、ソフトウェア、オペレーティングシステムおよびその他の要因で変わります。
[注2]SLC(1ビット/セル)キャッシュ機能がON時、128KiB単位でのリード/ライトを当社の試験環境において実施した際の性能です。性能は容量によって異なります。1MB(1メガバイト)=1,000,000(10の6乗)バイトによる算出値です。1KiB(キビバイト)=1024(2の10乗)バイトによる算出値です。
[注3]
SLC(1ビット/セル)キャッシュ機能がON時、4KiB単位でのリード/ライトを当社の試験環境において実施した際の性能です。性能は容量によって異なります。
[注4]
SLC(1ビット/セル)キャッシュ機能がOFF時
[注5] 記録容量1TBのモデルに対する比較結果
[注6]
MobileMark2014で当社の試験環境において実施した際の性能です。
[注7]
自己暗号化機能付きモデルのラインアップは、地域によって異なります。
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