GSMA、エコシステム・アクセラレーター・イノベーション基金の発足を発表

GSMAはモバイルを利用した製品・サービスを

アフリカとアジアの新興企業から募集

タンザニア・ダルエスサラーム--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） --
GSMAはモバイル360アフリカで本日、GSMAエコシステム・アクセラレーター・イノベーション基金の発足を発表しました。これは新興市場の革新的な新興企業を支援するもので、アフリカとアジアの一部の国の新興企業や当地で事業を展開する新興企業が応募できます。この基金は、英国国際開発省（DFID）の支援を受け、GSMAとその会員企業がサポートします。

GSMAのマッツ・グランリド事務局長は、次のように述べています。「モバイル・フォア・ディベロップメント・チームを通じて、GSMAはモバイルマネー、健康と栄養、農業、公益、その他多くの重要分野で生活を向上させるモバイルソリューションを大規模に提供してきた実績を誇ります。エコシステム・アクセラレーター・イノベーション基金の発足は、地域社会に重要な社会・経済的恩恵をもたらすサービスを生み出すべく、モバイル業界が開発途上市場の起業家と協力し合える素晴らしい機会です。いくつかの驚くべき応募があるものと期待しており、最初に選ばれた新興企業の成功を目にするのを楽しみにしています。」

この基金は、最大の成長可能性を秘めた技術革新を特定し、プラスの社会・経済的影響の推進に向けたモバイルの利用方法に関する最優良事例をエコシステム内の利害関係者に提供します。基金は、選ばれた新興企業に資金、モバイルに焦点を当てた指導、技術支援を提供し、革新的なモバイルサービスの提供範囲の拡大に向けて通信事業者と新興企業の提携を確立します。

基金は、2016～2020年にいくつかのラウンドを実施し、各ラウンドには特定の重点分野を設定します。約200万ポンドを支出する最初の資金調達ラウンドで資格を満たすには、応募者は次の重点分野の1つまたは両方に合致している必要があります。

• 
  共有経済 -
  新興市場の低所得の市民が、個人の自由時間や車両の使用などの「十分に利用されていない資産」を他人と共有することで収入を生み出せるようにするモバイルを利用したプラットフォーム、製品、サービスであること。
  


• 
  中小企業（SME）向けサービス -
  新興市場の零細企業と中小企業向けに設計された生産性向上と成長を実現するモバイルを利用したソリューション、製品、サービスであること。
  

最初のラウンドでは、応募者は2段階の応募プロセスを通じて評価されます。「アピール段階」では、応募者はオンラインのアンケートを完了して自社の製品やサービスの概要を提供する必要があります。アピールの提出期限は2016年9月18日です。「提案段階」では、この基金の目的を満たすアピールを行った資格を有する応募者が招待され、GSMAのサポートを受けつつ、このプロジェクトのための完全なビジネス事例を計画し、詳細な提案を策定します。最大30件のアピールが提案段階に進みます。その後、専門家から成る独立パネルが提案を評価し、2017年1月に約10～15社の新興企業に計200万ポンドを助成します。

詳細と応募については、www.gsma.com/innovationfundをご覧ください。

-以上-

編集者への注記

エコシステム・アクセラレーター・プログラムは、GSMAモバイル・フォア・ディベロップメントの1プログラムであり、GSMAと寄附提供者が資金を拠出します。

GSMAについて

GSMAは世界中のモバイル通信事業者を代表する団体で、モバイル事業約800社を結集しています。そのうち250社は携帯電話機および端末メーカー、ソフトウエア企業、機器プロバイダー、インターネット企業など、広範囲なモバイル・エコシステムを構成する企業であり、関連業界セクターの組織も参加しています。GSMAはモバイル・ワールド・コングレス、モバイル・ワールド・コングレス上海、モバイル360シリーズといった業界を主導するイベントの開催も行っています。

詳細情報については、GSMAのウェブサイトwww.gsma.comをご覧ください。GSMAをツイッターでフォローしてください：@GSMA

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