変革力のある買収でTSYSの成長軌道を加速
決済プラットフォームとしての規模と範囲を強化
米ジョージア州コロンバス--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ)-- 決済ソリューションを提供する世界一流企業のTSYS®(NYSE:TSS)は本日、ビスタ・エクイティ・パートナーズのポートフォリオ企業であり、米国有数の加盟店向けソリューションプロバイダーであるトランスファーストの買収について、ビスタと正式な契約を締結したと発表しました。買収は全額現金で行い、対価は約23億5000万ドルとなります。
トランスファーストは、米国の中小企業23万5000社以上に、同社の専有技術と、エンドツーエンドのカスタマイズされたマルチチャネル向け製品や、優れた顧客サービスを通じて、加盟店向けソリューションを提供しています。本取引により、統合型決済、電子商取引、オムニチャネル向けサービスといった高成長分野におけるTSYSのサービスと立場を強化できます。この買収取引の結果、TSYSは売上高ベースで全米6位のアクワイアラーとなり、64万5000店を超える加盟店をサポートすることになります。TSYSは、一時的な買収関連の手数料と経費を除いた場合、この取引により取引完了後の12カ月間に、調整EPSが2桁台前半の成長率を示すと予想しています。
トランスファーストは、1300以上の統合技術に対応したパートナー重視の販売モデルと、総合ソフトウエアベンダー(ISV)、ヘルスケア、非営利団体、リフェラルバンク、協会、電子商取引など、高成長分野のリフェラルパートナーによって、市場をリードしています。トランスファーストは、全米各地のオフィスに約1000人の従業員を抱えています。
TSYSの会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)のM・トロイ・ウッズは、次のように述べています。「トランスファーストは、非常に魅力的な加盟店分野、収益性が高く急成長中の中小企業分野で特に、当社の規模と機会を大きく拡大します。トランスファーストの強みが加わることで、TSYSはイシュアープロセッシング、加盟店向けサービス、プリペイドプログラム管理の分野で大きな規模と強みを持ち、独自の立場を確保できます。この販売ネットワークを通じて広く決済分野で市場有数のサービスを提供する当社の能力は、他を圧倒することになると確信しています。トランスファーストの力強い経営陣、名声、傑出した顧客サービスへの傾注により、当社は決済分野における機会開拓の取り組みをさらに拡大し、長期にわたってTSYS、当社のお客さま、そして株主のために堅調な業績を実現できる自信を確固として持っています。」
トランスファーストの社長兼CEOのジョン・シュロンスキー氏は、次のように語っています。「トランスファーストは本取引と、この買収によって生まれる機会に大きな期待を寄せています。両組織が力を合わせることで、新たな売上高を伸ばす基盤を強化し、当社のパートナーと加盟店によりロバスト性のあるソリューションを提供して、すでに傑出したサービスモデルを拡大できると、当社は確信しています。また、TSYSの社風ともぴったり合致しており、人中心の決済という信念を共有しています。私たちが一体となれば、競争がますます激化する決済市場で、強力なリーダーになる自信があります。」
ウッズ社長とシュロンスキー社長が、本取引について説明しているビデオをこちらでご覧いただけます。
ビスタ・エクイティ・パートナーズの創立者で会長兼CEOのロバート・F・スミス氏は、次のように述べています。「シュロンスキー社長、そしてトランスファーストのチームと揺るぎない協力関係を築くことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。この間、シュロンスキー社長らは決済ソリューションで真のリーダーぶりを発揮しました。トランスファーストが当社のポートフォリオ企業となって以来、目覚ましい成長を遂げたことを誇りに思います。トランスファーストとTSYSの加盟店事業が組み合わさることで、トランスファーストの今後の成長軌道を加速させる強固な基盤を築くことができるはずです。」
取引完了とともに、TSYSの加盟店部門担当シニアエグゼクティブバイスプレジデント兼プレジデントのマーク・パイクが、TSYSでの6年間の勤務を終えて退社し、決済業界のプロフェッショナルとして新たな挑戦に取り組みます。その時点でシュロンスキー氏が、両事業に関するパイクの職責を引き継ぎます。ウッズ社長は、「パイクはTSYSで勤務中、当社の加盟店事業のより焦点化した戦略を策定する上で貢献し、成功するための専門知識と情熱を持つ強力なチームを作り上げました。TSYSの社員一同、パイクの貢献に感謝するとともに、今後の成功を祈念しています」と述べています。
TSYSの取締役会は本取引を承認しました。買収は、規制当局の承認や慣例的な完了条件に従って、2016年第2四半期に完了する見通しです。
TSYSの財務顧問はバンクオブアメリカ・メリルリンチとGCAサヴィアン・アドバイザーズ、戦略顧問はファースト・アナポリス・コンサルティング、法律顧問はキング・アンド・スポルディングです。トランスファーストとビスタの財務顧問はクレディ・スイス、ゴールドマン・サックス、JPモルガン、法律顧問はカークランド・アンド・エリスが務めます。
電話会議
TSYSとトランスファーストは2016年1月26日、米東部時間の本日午後5時に電話会議を開催して、買収について説明します。株主や関心がある方は、インターネット同時放送でこの電話会議を聞くことができます。ウェブサイト(www.tsys.com)の「ウェブキャスト(Webcasts)」にあるリンクをクリックしてください。また、スライドプレゼンテーション資料をwww.tsys.com、またはinvestors.tsys.comにある投資家情報(Investor
Relations)のセクションからダウンロードできます。
TSYSについて
TSYS®(NYSE:TSS)の信念として、決済は人を中心に回るべきものであり、その逆はあり得ません。私たちはこの信念を「人中心決済」(People-Centered
Payments®)と呼んでいます。TSYSが下す判断すべてにおいて人を中心に据えることで、当社は80カ国以上の金融機関・企業・政府を支援しています。TSYS子会社のネットスペンドを通じて、銀行を利用せずに済む利便性・安全性・自由を提供し、消費者に力をもたらしています。TSYSはイシュアーサービスのほか、クレジット、デビット、プリペイド、ヘルスケア、ビジネスのソリューション向けに加盟店決済受理サービスを提供しています。
TSYSは米ジョージア州コロンバスに本社を構え、南北アメリカ大陸、欧州・中東・アフリカ、アジア太平洋地域に各国オフィスを有しています。TSYSはCivic
50の会員で、エシスフィア誌の「世界で最も倫理的な企業2015」の1社に選定されています。TSYSは定期的にすべての重要な情報を当社のウェブサイトに掲載しています。詳細についてはwww.tsys.comをご覧ください。
トランスファーストについて
セキュア取引処理サービスと決済実現技術の大手プロバイダーであるトランスファーストは、金融機関、独立系販売組織、ヘルスケア、電子商取引、総合パートナー、政府、加盟店のお客さまの独自のニーズに配慮した革新的な製品とサービスを提供しています。トランスファーストはお客さまと連携し、業界に関する豊富な知識を活用して、お客さまの事業成長を支援しています。1995年創業のトランスファーストは一貫して、大きな市場シェアを有しており、また成長力と収益力のある分野で世界レベルの専門知識を獲得しています。トランスファーストは、個人向けサービス、顧客へのコミットメント、柔軟な価格を基盤としています。ニューヨーク州ホーポージに本社を構え、コロラド州のオーロラとブルームフィールド、テネシー州フランクリン、カリフォルニア州サイプレスに事業施設を有しています。詳しい情報については、トランスファーストのウェブサイト(www.transfirst.com)をご覧ください。
ビスタ・エクイティ・パートナーズについて
ビスタ・エクイティ・パートナーズは米国を本拠とする投資会社です。オースティン、シカゴ、サンフランシスコにオフィスを構え、累積資本出資額は140億ドルを超えます。現在、世界クラスの経営チームが主導するソフトウエア、データ、テクノロジー主導の会社に長期的視点で投資を行っています。ビスタは価値を高める投資家であり、企業が可能性を最大限に発揮できるようプロの専門知識と多段階サポートを提供しています。ビスタの投資アプローチは、多額の長期的資本基盤、テクノロジー指向の取引を構築する経験、プライベート・エクイティ投資で柔軟性と機会を生み出す経営技術の実績に支えられています。詳細についてはwww.vistaequitypartners.comをご覧ください。
将来見通しに関する記述
本プレスリリースには、「将来見通しに関する記述」、つまり過去の出来事ではなく、将来の出来事に関連した記述が含まれます。将来見通しに関する記述は多くの場合、当社の将来の業績および財務成績に関するもので、「期待する」、「予想する」、「意図する」、「信じる」、「はずである」、「計画する」、「可能性のある」、「するつもりである」、「かもしれない」などの文言および類似の表現を含んでいます。本プレスリリースの将来見通しに関する記述には、将来において期待されるTSYSの業績、提案されているトランスファーストの買収がもたらすメリット(TSYSの調整EPSと競争上の立場に関して期待される買収の影響を含む)、加盟店向けソリューション市場の期待される成長率、期待される買収完了時期などが含まれます。そうした記述は、TSYSおよびトランスファーストの経営陣の現在の見解と予測に基づいており、既知あるいは未知のリスクや不確実性に左右されます。両社は、将来見通しに関する記述が妥当なものだと考えますが、将来見通しに関する記述は現在の予測に基づくものであり、将来見通しに関する記述に過度の信頼を置くべきではありません。実際の結果は、これらの将来見通しに関する記述で予期されたものと大きく異なる可能性があります。多数の重要な要因によって、実際の結果が将来見通しに関する記述で予期されたものと大きく異なる可能性がありますが、そうした要因には、期待された相乗効果を達成し、トランスファーストの統合を首尾よく完了させる当社の能力、買収のための株式購入合意の終了を余儀なくするような出来事の発生あるいは規制当局から必要な承認が得られないこと、買収のための資金を調達できないこと、買収関連の訴訟の結果、買収および関連の資金調達取引に関連する費用やその他の経費の程度、そしてフォーム10-Kによる2014年の年次報告書など、TSYSがSECに提出した資料で検討されているその他のリスクや不確実性があります。計画された買収が完了する保証はなく、完了する場合も、期待される期間内に完了したり、買収によって期待されるメリットが実現したりする保証はありません。当社は、新たな情報や今後の進展、その他の理由の結果にかかわらず、将来見通しに関する記述を更新する一切の義務を負いません。
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