韓国安山市--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- LED (発光ダイオード)専業メーカーのSeoul Semiconductor Co., Ltd.
(本社:韓国安山市、代表理事:李貞勲、以下「ソウル半導体」)は、2013年からIT分野に適用されてきた、小型、高効率LEDのWICOPが今年9月に照明用として発売されて以来、世界中の照明市場で急速に採用が拡大していると10月22日明らかにした。
ソウル半導体が2012年に世界に先駆けて開発、量産に成功したWICOPは、LEDの製造工程を大幅に簡素化した製品で、チップをIC
(集積回路)などの他の電子部品のようにPCBに直接実装するため、リードフレームや金ワイヤーなど、パッケージに関連する部品と、これに必要なダイボンディング、ワイヤーボンディング、ディスペンシング、トリムフォーミングなどのパッケージング装置が不要となる新しい概念のLEDである。LEDと言えば、まず最初に頭に浮ぶパッケージを完全になくした新概念LEDのWICOPは、半導体パッケージング産業とLED業界の変化を主導していくと期待されている。
現在、LED電球に広く使われている3030
LEDパッケージは、横/縦それぞれ3.0mmである。照明用WICOPは3030パッケージに比べ面積が1/4程度に過ぎないが、明るさは2倍明るい。WICOPには、一般的なLEDに不可欠なものとして使用されているリードフレームや、既存のCSP
(Chip Scale
Package)に付着されている基板がないため、熱抵抗が、一般的なLEDに比べ30%以上改善され、高い信頼性を提供し、生産コストを大幅に削減ことができる。既存の12W
LED電球は3030
LEDパッケージを通常8個程度使用しているが、照明用WICOPを使用すると、半分の4個のWICOPで同じ明るさを得ることができ、照明製作に必要なコストを削減することができる点が特長である。
これらの特長を生かして、現在、世界100社以上の照明企業で、WICOPの採用が検討中となっており、そのうち何社かは、照明用WICOP2で既に照明製品を生産している。日本のファーストシステム社では、屋外用照明器具にWICOPを採用することを決定しており、年末までに製品を発売する予定である。中国の代表的なLEDモジュールの製造企業であるLITI社は、発光効率と信頼性が要求される投光器用LEDモジュール5モデルに照明用WICOPを採用して、関連製品を量産している。
欧米では、照明用WICOPの優れた光密度とスペース効率に高い関心が集まっており、室内装飾照明の需要が増加している。照明用WICOPは照明顧客の厳しい製品仕様および信頼性試験をすでに通過しており、米国のTCP社では、高級室内照明の試作品を製作しており、欧州のFiberli社では、景観照明(Wall
Washer)に採用される予定である。加えて、欧州と北米の約50社の照明メーカーから照明用WICOPの採用が確定しており、年内の試作品の発売を控えている。
ソウル半導体の照明営業を統括するキム・ジホン常務は、「2012年にソウル半導体が半導体パッケージング産業の革命を主導するWICOPを発売して以来、4つの模倣製品が市場に投入されたが、技術力に裏付けされていないこれらの製品は、品質問題が後を絶たず、実用化する上で困難を経験している」とし、「現在のWICOPを模倣した技術を、まるで自社の固有技術のように盗用している4つの会社を注視しており、これに対する中長期的な対応策を策定中である」と述べた。さらに「ソウル半導体は創造経済のマインドにLED関連研究開発および投資を継続し、企業の固有の知的財産が尊重される文化の定着のために努力していくものであり、固有技術WICOP
LEDを全世界に普及させ、ソウル半導体の創造性を世界中に知らせていく」と強調した。
*ソウル半導体について
米国の権威ある市場調査機関であるIHSによると、ソウル半導体は、2013年の世界LED市場4位の座を占めたグローバルLED専門企業である。
1万社以上の利用可能な特許を通じた差別化された技術力でITの照明に至る全領域台多様な製品ポートフォリオを構築して急変するLED市場に柔軟に対処しており、革新的市場をリードする独自技術製品に「アークリッチ(Acrich)」と「円ポーラ(nPola)」をはじめ、Deep
UV
LED製品などを保有している。現在、世界に4つの現地法人を含む韓国、アメリカ、中国、台湾の5大生産拠点、40の海外営業所、そして150以上の代理店網を介して高品質LED製品を提供している。また、ソウル半導体はWorld
Top
LED」企業のビジョンにふさわしい優秀な人材を誘致するために産学協力研究と教育プログラムなど、世界レベルの人材誘致と育成プログラムを稼動中の継続的な国内外のCSR(企業の社会的責任)活動や奨学金支援を介して、企業の社会的責任を果たしている。
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