IPを駆使した「サービスとしてのシリコンプラットフォーム」（SiPaaS™）の企業を強化し、自動車、IoT、モビリティー、消費者、ゲームのアプリケーションに対応
上海 & 米カリフォルニア州サンタクララ--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ）--
ベリシリコン・ホールディングスとビバンテ・コーポレーションは本日、正式な合併契約を締結したことを発表しました。両社は契約に基づき、全額株式交換によって両社を統合します。新会社の名称はベリシリコン・ホールディングスとし、IPを駆使したプラットフォームベースの充実したカスタムシリコンソリューションとエンドツーエンドの半導体ターンキーサービスを提供します。
取引の要点は、下記の通りです。
合併会社の2014年12月31日締め年度の売上高は計1億8000万ドル以上。
ベリシリコンの非GAAPベースの利益は増大の見通し。
ライセンス可能なグラフィックコア（GPU）が加わり、IPポートフォリオがさらに充実。
定評ある最大手OEM顧客の獲得で自動車市場での商機が拡大。
IoTアプリケーションのほか、スマートフォン、タブレット、接続型テレビを含むモビリティーアプリケーションで、露出とコンテンツが増大。
ベリシリコンの広範なIPポートフォリオ、設計サービス能力、確立された世界規模の直販チャネルを活用。
一流企業の顧客基盤が拡大。
ビバンテの優れたGPUとビジョン画像処理ソリューションが加わることで、ベリシリコンは当社のサービスとしてのシリコンプラットフォーム（SiPaaS™）を継続的に拡大できます。ビバンテは50社以上のライセンシーから成る世界的な顧客基盤を確立しており、これまで3億ユニット以上を出荷しています。さらにビバンテは、車載ディスプレー／視覚化／ビジョン処理向けのGPUソリューションと、大衆市場向けIoTアプリケーションで、業界リーダーとして認められています。合併会社は、登録済みと出願中の米国特許75件以上の特許ポートフォリオを有することになり、今後も8カ国で事業を行います。
ベリシリコンの会長で社長兼最高経営責任者（CEO）のウェイン・ダイ博士は、次のように語っています。「この取引により半導体の包括的なIPポートフォリオが生まれ、GPUコア、ビジョン画像処理プロセッサー、デジタル信号プロセッサー、ビデオコーデック、ミックスドシグナルIP、ファウンドリーファンデーションIPを包含するようになります。両社の技術と規模が組み合わさることで、自動車、IoT、モビリティー、消費者の各市場に、両社のフランチャイズをさらに拡大できると見込んでいます。また私たちは、革新と創造性を重視する力強い社風を共有しています。こうした社風により、クラス最高のIP、設計サービス、ターンキーASICを提供することで、当社の半導体、システム、インターネットプラットフォームを求めるお客さまに多大な利益を提供できます。当社のお客さまは、サービスとしてのシリコンプラットフォーム（SiPaaS™）モデルにより、可能な限り最も迅速でコスト効率に優れた方法で、高品質の差別化された製品を提供することができます。」
ビバンテのウェイジン・ダイ最高経営責任者（CEO）は、次のように述べています。「ベリシリコンとビバンテが力を合わせることで、より大きな成功を達成できる体制が整います。当社の技術は、PC品質の性能と体験をモバイル機器の電力レベルで提供する上で貢献し、多数の重要な末端市場セグメントとアプリケーションで、本物さながらのグラフィックスを生み出してきました。当社は自動車／IoT分野のお客さまに加え、モビリティー／消費者／ゲーム分野のお客さまに特有の要件に対応できるよう、並外れた技術ソリューションの提供を理念としていますが、ベリシリコンはこの理念を共有しています。お互いに補完しあう製品と能力により、合併会社は新たに大きな成長機会を追求しつつ、より大きな価値をお客さま、従業員、株主に提供することができるはずです。」
この取引の諸条件は公開されていません。本取引は両社の株主の承認、慣例的な完了条件、規制当局からの承認が前提となります。両社は2015年第4暦四半期に取引が完了すると見込んでいます。
ベリシリコンについて
ベリシリコン・ホールディングスはサービスとしてのシリコンプラットフォーム（SiPaaSTM）を手掛ける企業として、IPを駆使したプラットフォームベースのカスタムシリコンソリューションと、エンドツーエンドの半導体ターンキーサービスを提供しています。その用途は多様な末端市場に広く及び、モバイルインターネットデバイス、データセンター、モノのインターネット（IoT）、ウエアラブルエレクトロニクス、スマートホーム、自動車などを含みます。
ベリシリコンのシリコンプラットフォームには、ライセンス可能ZSP®（デジタルシグナルプロセッサー）ベースのHDオーディオ、マルチバンド／マルチモード対応ワイヤレス、HD音声プラットフォーム、Hantro
HDビデオプラットフォーム、音声／モーション／タッチインターフェース向けミックスドシグナルNUI（ナチュラルユーザーインターフェース）プラットフォームなどがあります。ベリシリコンのカスタム・シリコン・ターンキー・サービスは幅が広く、28nmと22nmのような先進的ノードを含む広範なプロセス技術ノード、FD-SOIやFinFETをターゲットとする自社の技術ソリューションと付加価値ミックスドシグナルIPポートフォリオを組み合わせた設計サービスを網羅しており、システムオンチップ（SoC）やシステムインパッケージ（SiP）向けの製品エンジニアリングサービスも提供しています。
ベリシリコンのSiPaaSソリューションにより、設計サイクルを短縮し、品質を向上させ、リスクを低減することができます。当社のSiPaaSソリューションは幅が広く、柔軟性を持っているため、新興の半導体企業や地位のある半導体企業、相手先商標製品製造企業（OEM）、相手先ブランド設計製造企業（ODM）、インターネットプラットフォームの大企業など、多様なタイプの顧客にとって魅力的な代替手段となります。
2001年に創業し、中国・上海に本社を構えるベリシリコンは、500人以上の従業員を擁し、世界で6カ所の研究開発センター（中国・米国・フィンランド）と9カ所の販売拠点を有しています。
ビバンテ・コーポレーションについて
より小さく、より速く、よりクールに：ビバンテ・コーポレーションは、マルチコアGPU、コンピューティング、CPCコンポジションエンジン、そしてGC7000XSを含むベクターグラフィックスの各IPソリューションでリードしています。GC7000XSは、アンドロイド・エクステンション・パック（AEP）に準拠したテッセレーション／ジオメトリーシェーダーを提供するライセンス可能GPU
IPとして初の製品です。ビバンテは、Vegaアーキテクチャーを基盤とする多様なクロノス・グループAPI適合規格において、最高性能と最低電力のシリコン特性を提供しています。ビバンテのGPUはウエラブル、IoT、スマートフォン、タブレット、HDTV、自動車、消費者向け電子機器、その他の組み込み機器を対象に顧客のシリコンに統合されており、複数のオペレーティングシステムやソフトウエアプラットフォーム上で、多数のグラフィックス／計算アプリケーションを動作させています。非公開企業のビバンテは米カリフォルニア州サンタクララに本社を置き、上海と成都に研究開発センターを有しています。
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