au×HAKUTO イメージ
KDDI研究所の電波無響室で試験を行うHAKUTOのローバー 1
KDDI研究所の電波無響室で試験を行うHAKUTOのローバー 2
KDDI研究所の電波無響室で試験を行うHAKUTOのローバー 3
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<HAKUTOのプロジェクトにおけるauの役割>
Google Lunar XPRIZEのミッションは、民間開発の無人探査機を月面に着陸させ、ローバーを500m以上走行し、ローバーに搭載されたカメラで撮影した月面の動画や静止画を地球に送信することです。HAKUTOは現在、これまで開発してきたローバーの改善を重ね、月面探査を成し遂げるためのフライトモデルの開発を進めています。
月面におけるミッションの遂行は、地球からの遠隔操作で進められていきます。このため月面探査の成功の鍵を握るのが「通信」です。HAKUTOは月面における通信に、地上のモバイルデータ通信に使われている周波数帯を採用することを検討しています。これは世界でも初めての試みであり、地上で培われてきた民生技術を宇宙探査へと展開する大きな一歩といえます。この世界初となるHAKUTOの試みに、auは無線技術などで強力にサポートします。
auとHAKUTOは、今後、Google Lunar XPRIZEのミッションのひとつである月面を撮影した高解像度の動画、静止画データ送信において、auが持っている知見をもとに最適な圧縮技術の検討を進めていくほか、現在開発中のローバーのフライトモデルの検証試験などを共同で行う予定です。
KDDIは、かつて日本で初めて衛星による日米間のテレビ中継を実現し、世界の境界を越えました。それに続く新たなチャレンジが宇宙です。民間企業で初の月へ──HAKUTOのGoogle Lunar XPRIZEへの挑戦は、auにとって地球と宇宙の境界を越えるための挑戦なのです。
* KDDI研究所の電波無響室で試験を行うHAKUTOのローバー
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* KDDI研究所での試験の様子
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<オフィシャルパートナー契約締結について>
田中 孝司(KDDI株式会社 代表取締役社長)のコメント
HAKUTOと共に、民間企業初の月面探査にチャレンジできることを心から嬉しく思います。
月面は地球上とは大きく環境も異なり、我々が担う通信においても様々な困難が予想されます。KDDIは、これまで培ってきた技術や経験を最大限提供し、本ミッションを強力にサポートしていきたいと思います。
今回の経験が、近い将来新しい宇宙・通信技術の発展につながる第一歩になることを期待しています。
袴田 武史(TEAM HAKUTO 代表)のコメント
KDDIと共同開発を行っていく通信技術は、宇宙そして、ローバーがある月面との唯一のつながりであり、この技術を日本の国際通信の第一人者であるKDDIに技術的なサポートをしてもらえることは非常に心強いです。KDDI研究所の施設や設備、そして技術者の通信に対する圧倒的な経験と知識そして自信は、とても頼もしく感じています。これから一緒のチームとしてこのミッションに挑戦できることにとてもワクワクしています。
◆HAKUTOについて[Webサイト: http://team-hakuto.jp/ ]
HAKUTOは、株式会社ispaceが運営する、日本で唯一Google Lunar XPRIZEに参加するチームです。ベンチャー、大学、そしてプロボノと、様々なバックグラウンドをもった人材が集まり、それぞれの特技を生かし合って月面探査機(ローバー)の開発を行っています。2015年1月には、月面ミッションを達成できる能力のローバーを開発したその技術力が評価され、Google Lunar XPRIZE中間賞のモビリティ部門を受賞しています。
◆Google Lunar XPRIZEについて[Webサイト: http://lunar.xprize.org ]
Googleがスポンサーとなり、XPRIZE財団によって運営される、民間組織による月面無人探査を競う総額3,000万ドルの国際賞金レースです。本レースは、民間宇宙開発を加速させ、宇宙産業の拡大、市場への投資を促進し、中長期的に繰り返し月面にロボットを送り込めるビジネスの育成をすることを目的として開催されています。ミッションは、月面に純民間開発の無人探査機を着陸させ、着陸地点から500m以上走行し、指定された高解像度の動画や静止画データを地球に送信すること。1位のチームには賞金2,000万ドル、2位のチームには賞金500万ドルが与えられます。現在、世界各国から16チームが参加しています。
auのミッションに関する詳細は、添付の<別紙>資料をご参照ください。
https://www.atpress.ne.jp/releases/95516/att_95516_2.pdf