写真集表紙 帯は山本寛斎が寄稿
原色のスーツを身にまとい、今日もSAPEURは街に出る(C)KUNIO CHANO 2015
子供のSAPEUR。親から子に、スーツや靴、そして装う際の「掟」を学ぶのだ(C)KUNIO CHANO 2015
暴力を憎み、平和を愛するSAPEUR。戦車は朽ちてもお洒落心はなくならない(C)KUNIO CHANO 2015
ドキュメンタリー番組などで取り上げられ、大きな話題になった「SAPEUR(サプール)」を、沖縄在住のカメラマン・茶野邦雄が現地 コンゴのブラザヴィルとキンシャサに赴き、彼らの最新の姿を撮り下ろした写真集です。
■本書について
「SAPEUR」とはフランス語で、「Societe des et des Personnes Elegantes」という意味で、意訳すれば「世界一オシャレでエレガントな人々」。
彼らが居るのは世界最貧国の一つと呼ばれるアフリカのコンゴ。平均月収は約3万円という貧しい生活の中、やりくりをして高級ブランドのスーツを身にまとい、エレガントに街を闊歩する集団です。
SAPEURは一体どんな存在なのか…彼らがスーツやステップを披露するストリートや教会、BARなどのスポットについてや、自宅のクローゼット、スーツを着るに当たっての「ルール」、どんなお店で洋服を買うのか、そこまでお洒落と平和を愛する理由はなぜなのか。その答えがこの一冊に詰まっています。
なお、日本を代表するファッション・デザイナーである山本寛斎が帯と序文を寄稿しています。
■写真展も開催
2016年3月29日(火)から4月10日(日)まで、西武渋谷店 A館7階にて本書と連動した写真展を開催いたします。写真はもちろんのこと、彼らが身にまとう衣装やパイプ、ステッキの実物、SAPEURたちのインタビューや独自のステップを披露するムービーも展示されます。
初日には、被写体のうちのひとりであるセヴラン(ムイエンゴ・ダニエル)さんが来日。お気に入りのスーツで登場予定です。
■著者 茶野邦雄(ちゃの・くにお) プロフィール
1959年滋賀県出身。大学卒業と同時にフリーランスカメラマンとして活動開始。84年に最年少で公益社団法人 日本広告写真家協会(APA)の正会員に推挙される。86年渡米し、NEW YORK YOMIURI PRESS社勤務。欧米各国で取材撮影を敢行。
91年沖縄に移住。現在、沖縄を拠点に広告写真、サプールの写真をライフワークとしている。
■書籍概要
書籍名: THE SAPEUR コンゴで出会った世界一おしゃれなジェントルマン
発売日: 2016年3月22日(火)
価格 : 2,500円+税
発行元: 株式会社オークラ出版
URL : http://bit.ly/1S7BA1Q