『死んでいない者』書影
昨年の第37回野間文芸新人賞に続き、今回の芥川賞で文学賞を連続受賞した新進気鋭の作家、滝口悠生さん。
受賞作『死んでいない者』は、多くの子孫にめぐまれた故人の通夜に集まる人たちを描いた作品。生者と死者の「つながり」が、精緻な語り口で綴られています。
「小説というものは、どういうことでも語れるし、どういうふうにも語れる。語りがいろいろ融通無碍な感じで、その力を信じて書いてみようと。そこが今回、自分のなかの意識で違ったところだった」(著者談/受賞後の会見より)
■著者紹介■
滝口悠生(たきぐちゆうしょう)/1982年10月18日東京都生まれ。埼玉県育ち。
2011年「楽器」で第43回新潮新人賞を受賞してデビュー。15年『愛と人生』で第37回野間文芸新人賞受賞。
〈作品〉『寝相』2014年新潮社刊=第36回野間文芸新人賞候補。『愛と人生』15年講談社刊=第28回三島由紀夫賞候補。『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』15年新潮5月号=第153回芥川賞候補、単行本は15年新潮社刊。
■書誌情報■
タイトル/『死んでいない者』
販売価格/1,100円 ※電子書店により異なる場合があります
発売日/1月28日
関連URL http://www.bunshun.co.jp/award/akutagawa/index.htm
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