足を使ったリハビリの様子1
手を使ったリハビリ 車のハンドルを回す
足を使ったリハビリの様子2
手を使ったリハビリ 握力グリップを握る
URL: http://www.pachi7.com/gb/
■福祉施設への遊技機の導入
近年、新たな福祉用娯楽器具として老人福祉施設(特にデイサービス施設)などへの遊技機の導入が増えています。しかし、福祉施設に遊技機を導入するにあたっては、神戸市の規制対応で話題になったカジノ型デイサービスなど、本来の介護の目的とは離れたアミューズメント目的となってしまうことが多いのが問題として挙げられました。
そこで当社ではこの問題にいち早く取り組み、アミューズメント目的とは異なるアプローチから福祉施設に“機能訓練用”として遊技機の導入を促すための商品の開発を行いました。
■試験導入から聴こえた現場の「声」
2015年9月より、従来のハンドルを回してパチンコ玉を打ち出すのではなく、足元にあるパッドを踏むことにより玉を打ち出す「介護予防パチンコ台」の試験導入が開始しました。このパチンコ台のパッドにはセンサーがあり、左右交互に踏み込むことで反応するので、しっかりとした歩行訓練になります。
実際に施設での利用が開始された結果、足踏みパッドは利用者に大変好評で、施設に通所されているほとんどの方が利用されているとのお声を頂きました。その一方で、施設運営者と理学療法士と連携し、1回に1つの運動をするのではなく、運動動作を複合的に(手と足を同時に使う)行うことにより、さらに効果的に利用できるのではないかという提案を受けました。
■改良を重ね生まれた『介護・認知症予防用パチンコ台』
試験導入から得た現場の「声」を受け、運動動作を複合的に行えるよう、器具の種類を増やし、現在問題とされている認知症予防にも効果が持てる商品へ改良いたしました。
『介護・認知症予防用パチンコ台』は、「音楽を聞く」、「球を目で追う」という聴覚や視覚を使う行動による一定のリラックス効果やリハビリ効果があり、そこに「体を動かす」という運動動作を加えることにより、聴覚・視覚・運動動作という3つの作業を同時に行うことが可能となります。自然な状態で身体機能を高められることで、自然と運動時間も長くなり、楽しみながら継続できる効果があります。また、パチンコ台機種については50~種類の中からお好みでお選びいただくことができます。なお、本商品は現在特許出願中です。
<機能訓練>
下記の動作を行うことにより遊技機の球が発射される仕組みになっており、運動動作をしながら複合的に身体機能をアップすることができます。
・足を使ったリハビリ:足踏み・腿上げ
目的もなくただ歩くというのは楽しいものではありません。このパチンコ台を使うことにより映像を見たり音楽を聴いたりすることもでき、回転数を計測するデータカウンタを使用することにより目標を持って歩くことができます。
・手を使ったリハビリ:握力グリップを握る・車のハンドルを回す
グリップを握ることによりセンサーが反応し、玉が打ち出されます。センサー器具は取り換えができますのでグリップを軽いものから重いものへ変えることで使用される人の握力に合わせて使用できます。
■導入施設からのコメント
実際に導入した施設では足踏み動作の器具を利用された方が始めは5分しかできなかったものが10分、20分、30分と長く利用することができるようになった。
(イリーゼ川越南古谷デイサービスセンター)
■商品概要
商品名 :介護・認知症予防用パチンコ台
セット内容:専用パチンコラック、パチンコ実機(循環タイプ)、
データカウンタ、介護用器具一式
寸法 :高さ 155.0cm/幅 57.0cm/奥行 42.5cm
価格 :月額10,000円~(税別)(1年以上契約の場合)
内容 :6ヶ月毎に台入れ替えサービスあり、修理無料
■今後の展開
当社では今までどこにもなかった遊技機のいい部分を残しながら、今後の社会目標である「健康で長生きができる社会」を作るための1つの手段として広まっていけるようにいたします。
また、当社の特徴として、施設運営者が「こんな器具があれば」という声にできるだけ添えるように器具開発を行っております。現在、ひと月に1~2個ほどの新しい器具を開発しており、今後も様々な器具を開発してまいります。
【会社概要】
商号 : 有限会社グローバルスタンダード
代表者 : 代表取締役 野口 智行
所在地 : 〒376-0004 群馬県桐生市小梅町2-11
設立 : 2007年4月
資本金 : 3,000,000円
事業内容: 遊技機の販売及びレンタル
URL : http://www.pachi7.com/gb/