
学部組織との関係

大学院理工学研究科 研究科長 長谷川 忠大
学部の学びと接続する11の学位プログラムを体系的に位置付け、専門を深めながら分野を越えて活躍できる理工系人材を育成。アカデミアと産業界の双方につながる学修機会を提供し、キャリア支援を充実させていくことで、学生一人ひとりの可能性を広げ、多様な進路選択を支援します。
なお以降の内容も含めて計画は構想中の予定で、変更の可能性があります。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/636924/LL_img_636924_1.png
学部組織との関係
■ポイント
●2028年4月、大学院理工学研究科を学部での学びから連続する「学位プログラム制」へ改組。11の学位プログラムを設置
●「修士(工学)」などに集約されていた学位を、11分野の専門に即した名称で授与
●博士後期課程まで見通した教育・研究指導で、早期に研究テーマ・キャリア設計を支援
■なぜ、学位プログラム制へ変わるのか
AIをはじめとする科学技術が急速に進展し、社会が直面する課題はますます複雑化しています。これからの理工系人材には、一つの専門を深く究める力に加え、異なる分野の知識や方法を結びつけ、多様な人々と協働しながら新たな価値を生み出すことが求められます。
芝浦工業大学大学院は、これまでも専門性を基盤とした教育を通じて社会に貢献する人材を育成してきました。学位プログラム制への移行は、従来の教育の強みを生かしながら、その内容をより明確で体系的なものへと発展させる改革です。学位プログラム制とは、学生が取得する学位に応じて身に付けるべき能力と学修成果を明確にし、それらを修得できるよう教育課程を体系的に設計する仕組みです。これにより、専門を深め、分野を越え、多様なキャリアへつながる大学院教育を実現します。
また、本学では大学院への進学ニーズが年々高まっています。博士前期課程(現・修士課程)の入学者数は2024年度869人、2025年度929人、2026年度959人と増加を続け、2026年3月の学部卒業生の大学院進学率は50.0%と過去最高を更新しました。今回の改組ではこうした進学需要の高まりに対応し、博士前期課程の収容定員を現行の1,600人から1,800人へ拡大します。
■設置する専攻、新しい学位プログラムと授与する学位
設置する専攻 :理工学研究科 理工学専攻(仮称)
博士前期課程の収容定員の変更:1,800人(+200人)
【学位プログラム/博士前期課程/博士後期課程】
機械工学・学位プログラム/修士(工学)/博士(工学)
物質化学・学位プログラム/修士(工学)/博士(工学)
電気電子工学・学位プログラム/修士(工学)/博士(工学)
情報・通信工学・学位プログラム/修士(工学)/博士(工学)
土木工学・学位プログラム/修士(工学)/博士(工学)
国際理工学・学位プログラム/修士(理工学)/博士(理工学)
システム理工学・学位プログラム/修士(システム理工学)/博士(システム理工学)
生命科学・学位プログラム/修士(生命科学)/博士(生命科学)
数理科学・学位プログラム/修士(数理科学)/博士(数理科学)
デザイン工学・学位プログラム/修士(デザイン工学)/博士(デザイン工学)
建築学・学位プログラム/修士(建築学)または修士(工学)/博士(建築学)または博士(工学)
学位プログラムでは、学部での学びと専門性をつなげ、これまで以上に自分の専門分野に近い学位を取得できるようになります。大学院で深めた専門性や研究成果が、自身の学びと専門性を証明する学位として形になります。
■養成する人材像
●博士前期課程(※修士課程)
専門分野における高度な知識と柔軟な思考による問題解決能力を持ち、研究者・技術者と協働して、持続可能な社会の構築に貢献できる理工系人材を養成します。
●博士後期課程
専門分野における卓越した知識と優れた研究推進能力を持ち、世界の研究者・技術者と協働して、持続可能な社会の構築を先導できるリーダーシップを備えた理工系人材を養成します。
■大学院理工学研究科で身に付く力
大学院では、専門分野の「研究力」はもちろん、
●研究活動を通じて課題を見出し、研究テーマを設定する「課題設定力」
●異なる専門分野や価値観を持つ人々との交流・共同研究で培われる「多様性」
●学会発表や研究成果の発信で磨かれる「発信力」
など、専門知識だけではない多様な力を身に付けることができます。
本学ではアカデミアと産業界の双方につながる学修機会を提供し、キャリア支援を充実させ、学生一人ひとりの多様な進路選択を後押しします。
■研究科長メッセージ
2028年度、芝浦工業大学大学院理工学研究科は、「学位プログラム制」へ移行します。
新しい学位プログラムでは、学生一人ひとりが自らの専門を深めながら、分野を越えて学べる教育環境を整えます。研究力に加え、課題を設定する力、多様な人と協働する力、自らの考えを発信する力など、専門分野を越えて活用できる力を育みます。
また、アカデミアと産業界の双方につながる学修機会を提供するとともに、キャリア支援を充実させます。学生一人ひとりが自らの可能性を広げ、多様な将来像を描ける大学院を目指します。
芝浦工業大学は、建学以来、「社会に学び、社会に貢献する技術者の育成」を掲げてきました。私たちが考える実学とは、学んだ知識を単に社会で使うことだけではありません。社会や研究の現場で得た経験を、試行錯誤を通じて確かな知へと変え、その知を再び社会へつないでいくことです。
専門を深め、分野を越え、知を社会へ。
新しい大学院教育を通じて、変化する社会の中で新たな価値を生み出し、未来を切り拓く理工系人材の成長を支えてまいります。
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大学院理工学研究科 研究科長 長谷川 忠大
■設置手続きと今後のスケジュール
●2026年8月:文部科学省から「届出」可の通知
●2027年4月(予定):届出書類を提出
●2028年4月(予定):理工学研究科 理工学専攻(仮称)開設
■「学位プログラム制」とは
大学等において、学生に短期大学士・学士・修士・博士・専門職学位といった学位を取得させるに当たり、当該学位のレベルと分野に応じて達成すべき能力を明示し、それを修得させるように体系的に設計した教育プログラムのこと。
文部科学省「教学マネジメント指針」用語解説(2020年1月)
https://www.mext.go.jp/content/20200206-mxt_daigakuc03-000004749_005.pdf
「学位プログラムを中心とした大学制度」とは、従来のような学部や研究科等の組織に着目した大学制度ではなく、学位の取得を目指す学生の学修の視点に立って、学位のレベルと分野に応じて達成すべき能力を修得するように体系的に設計された、学位プログラムの実施に着目した大学制度とするもの。
中央教育審議会大学分科会「今後の各高等教育機関の役割・機能の強化に関する参考資料」(学位プログラムを中心とした大学制度)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/siryo/__icsFiles/afieldfile/2017/02/16/1380255_09.pdf
■Webサイト・ビデオ
https://www.shibaura-it.ac.jp/extra/gs-degree-program/
https://www.youtube.com/watch?v=eaQEEau_NB0
■芝浦工業大学とは
工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科
https://www.shibaura-it.ac.jp/
理工系大学として日本屈指の学生海外派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の大学です。東京都(豊洲)と埼玉県(大宮)に2つのキャンパス、4学部1研究科を有し、約9,500人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行。2025年にデザイン工学部、2026年にはシステム理工学部で教育体制を再編し、新しい理工学教育のあり方を追求していきます。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。
