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タニウム、年次カンファレンス「Converge Tokyo 2025」を開催



基調講演


JFEサイバーセキュリティ&ソリューションズ株式会社


ヤンマーホールディングス株式会社


AGC株式会社

AIを活用した自律型エンドポイント管理(AEM)プラットフォームで業界をリードするタニウム合同会社(本社:東京都千代田区、代表執行役社長:原田英典、以下タニウム)は2025年6月13日(金)、ANAインターコンチネンタルホテル東京で年次カンファレンス「Converge Tokyo 2025」を開催いたしました。本カンファレンスは、米国をはじめとして世界の主要都市で毎年開催されているフラッグシップイベント「Converge」の日本版にあたります。

「AIで切り拓く自律型セキュリティの未来~Autonomous~」をテーマに掲げた本カンファレンスの基調講演では、国内で先進的な取り組みを行う企業の事例講演に加え、Tanium Inc.のCEO ダン・ストリートマンとCTO マット・クイン、ランディ・メノン(プロダクト管理部門シニアヴァイスプレジデント)、ハーマン・カウア(ヴァイスプレジデントAI担当)、タニウム合同会社 代表執行役社長 原田英典が登壇し、国内外におけるサイバーセキュリティをとりまく最先端のトレンドや、2024年11月にリリースした「Tanium AEM (Autonomous Endpoint Management)※」の機能アップデートと、日本に特化した開発戦略などについて発表しました。
また、特別登壇ゲストに川崎重工業株式会社 執行役員・DX戦略本部 本部長 占部博信様を迎え、共同研究を進める「ロボットセキュリティ」についての対談を行いました。

※2024年11月にリリースした「Tanium AEM (Autonomous Endpoint Management)」の詳細はこちら
https://www.tanium.jp/press-releases/tanium-pioneers-new-market-category-delivers-on-promise-of-autonomous-endpoint-management-jp

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/442382/LL_img_442382_1.png
基調講演

■AEMの進化と日本市場戦略を語る基調講演
~Tanium CEO・CTOが“自律型セキュリティ”の未来像を提示~
基調講演の冒頭、タニウム合同会社 代表執行役社長 原田英典が登壇。「このConverge World Tourは、4月にアメリカ・ニューヨークから始まり世界各都市で開催。最後の都市となる東京会場には昨年の1,382名を大きく上回る2,469名もの方に参加登録していただいた」と紹介。続いて、今年のテーマである「Autonomous(自律性)」に触れ、「自律型エンドポイント管理(AEM)」という概念の重要性を強調。自動車の“自動運転”に例えながら、「複雑なIT環境下において、ルールに基づきAIを駆使し自ら安全な判断を下し、即時に対応できる仕組み」が求められていることに触れ、Taniumの最新プラットフォーム「Tanium AEM」が、まさにそうしたニーズに応える基盤であることを示唆しました。

続いて、Tanium Inc. 最高経営責任者(CEO)のダン・ストリートマンは、「信頼と確実性を提供するプラットフォームこそ、今の時代に求められている」と強調。サイバー攻撃が高度化するなかで、企業は従来のように古いデータに依存した管理体制ではリスクを避けきれず、リアルタイムで状況を把握し、即応できる仕組みが必要だと述べました。

Taniumの「自律型エンドポイント管理(AEM)」は、リアルタイムでの可視化・制御・自動化を通じて、ガバナンスとセキュリティの両立を可能にします。「単一の機能や寄せ集めのツールでは不十分であり、戦略的パートナーと厳選したプラットフォームを活用、多層防御の基盤を築いている」とし、AIの自動化に触れ、「AIと機械学習を統合することで、お客様のコスト削減にも貢献できる」と説明しました。また、「様々な業界においてお客様の安心と成果を支える存在であり続けたい」と続け、今後のさらなる技術革新への意欲を示しました。

続くTanium Inc. 最高技術責任者(CTO)のマット・クインは、テクノロジーの真価はそれを使い“何を達成するか”にあるとし、数百万台規模のエンドポイントをリアルタイムに可視化・制御・保護できる「Tanium AEM」の強みとして、「拡張性と意思決定支援の両立」を挙げました。
その中核となる、自動化オーケストレーションやリアルタイムなクラウドインテリジェンス、デプロイメントテンプレート及びリングを備えた“基盤プラットフォーム”と、Tanium Guide や Tanium Adaptive Action、Tanium Action Oversight といった機能による“自律的に行われるコントロール”について説明。中でも、AIに関して「責任あるAI活用に関するポリシーに基づいた開発およびデータ活用を大事にしている」として、タニウムの持つ膨大なデータと知見から導き出されるコンフィデンス・スコアを“意思決定のガイド”として使用できる「Tanium Guide」の特徴を紹介しました。

そして、日本における機能のリリース状況に触れ、「Tanium Guide、Tanium Guardian、Remediation Visibility、Adaptive Actions、Deployment Automation、Confidence & Readiness Score(クラウドのみ対象)、Tanium Automate」が現在使える機能だとし、今後リリース予定の自然言語によるAIサーチ機能「Tanium Ask」を発表。また、日本語UIのローカリゼーションについては、その仕組みを改善し、翻訳効率を向上させ、主要モジュールである「Deploy、Threat Response、Automate、Reporting」のUIを新たに日本語化することや、残りのモジュールについても順次対応予定であることにも言及しました。

※AIによる機能アップデートの詳細はこちら: https://www.tanium.jp/press-releases/tanium-expand-endpoint-management-features-with-ai-in-japan


■Tanium Inc. によるアップデート報告
後半のセッションでは、Tanium Inc. プロダクト管理部門シニアヴァイスプレジデントのランディ・メノンとTanium Inc.ヴァイスプレジデント AI担当のハーマン・カウアが登壇。今後の「Tanium AEM」の開発方針や、AIを組み込んだ製品戦略について詳しく紹介しました。
ランディ・メノンは、長期的な価値提供を見据えたTaniumのロードマップを説明。柱となる「AEM、Endpoint Expansion、Product Excellence」の3つの領域において、信頼性と開発スピードを両立しながら取り組んでいると述べました。
続いて登壇したハーマン・カウアは、「FY26 AEMビジョン」として「AI&automation、Data&Insight、Adaptive Actions、Usability」に注力すると発表。

AIの取り組みとしては、今年初めにリリースしたTanium Askを紹介。コンソール上での自然言語によるヘルプ機能などを備えています。対象レポート内の項目をハイライト表示したり、要点をサマリー化したりすることも可能で、AIオペレーションとの連携によりタスクの自動完了にも対応。セキュリティのトリアージや、ヘルプデスクにおけるチケット処理の迅速化への寄与、といった特徴を説明しました。 Tanium Askについては、日本のお客様のITチームをより良くサポートできるよう日本語対応を進めており、将来公開予定とされています。
さらに注力機能として挙げられたのが、リアルタイムに複雑な脅威を検出・遮断するTanium Hunt IQ。条件に基づいて自動で監視・解析を行い、「攻撃をほぼリアルタイムで阻止できる仕組みが組み込まれており、簡単な設定変更だけで強力な防御が実現可能になる」と語りました。


■導入企業が事例を紹介
続いて、Taniumの導入企業としてJFEサイバーセキュリティ&ソリューションズ株式会社 代表取締役社長 酒田健様、ヤンマーホールディングス株式会社 取締役CDO 奥山博史様、AGC株式会社 グローバルITリーダー情報システム部長 戸張 雅彦様がご登壇。各社における導入背景と成果について語っていただきました。

〈JFEサイバーセキュリティ&ソリューションズ株式会社〉
JFEグループではDX推進に伴うセキュリティリスク拡大を受けて、2024年4月に同社を設立。高度セキュリティ人材の供給拠点を目指しています。外部脅威が拡大する中、エンドポイントの健全性確保と脆弱性対応の運用に課題を感じ、Taniumの導入を決定。「導入後は安定的な運用ができている」と評価し、セキュリティ以外での活用やユーザー企業との交流にも期待を寄せました。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/442382/LL_img_442382_2.jpg
JFEサイバーセキュリティ&ソリューションズ株式会社

〈ヤンマーホールディングス株式会社〉
ヤンマーホールディングスは、全社的なデジタル戦略を推進する中、グローバル規模でのリスクマネジメント強化に取り組んでいます。各リージョンへの権限分散や現地即応体制を整備し、法令対応も柔軟に行える体制を構築。2019年は国内でTaniumを導入し、その後グローバル全体に展開。1週間で1万台超の端末にEDRを展開し、可視化と即応体制を実現。将来的には、手作業対応の自動化も見据えています。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/442382/LL_img_442382_3.jpg
ヤンマーホールディングス株式会社

〈AGC株式会社〉
AGCでは、事業の多様化やIT環境の複雑化を背景に、地域ごとの個別対応では限界があると判断し、グローバル統一体制の整備に着手。欧州・北米・日本/アジアの3つのタイムゾーンにL3チームを配置し、英語標準の共通基盤で日々の運用を行っています。Tanium導入前は「野良PC」の管理に多くの工数を要していましたが、導入後は約5万人の端末を一元的に可視化し、資産管理の効率化を実現。導入期間は約8カ月と短期間で、今後はさらなる自動化と可視化により体制強化を図っていく方針です。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/442382/LL_img_442382_4.jpg
AGC株式会社

■川崎重工業株式会社 占部執行役員・DX戦略本部 本部長が特別登壇
セッションの最後には、川崎重工業株式会社 執行役員・DX戦略本部 本部長 占部博信様が特別登壇し、タニウムのアジア太平洋日本地域 技術担当ヴァイスプレジデント 小松康二とともに、共同研究を進める「ロボットのセキュリティ」をテーマに対談しました。

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/442382/LL_img_442382_5.jpg
川崎重工業株式会社

占部氏は、2019年に発表された「グループビジョン2030」に触れ、同社が掲げる3つの柱「安全・安心なリモート社会」「近未来モビリティ」「エネルギー・環境ソリューション」のもと、AIなどの先端技術を活用した“コトづくり”に注力していると紹介。中でも、1958年から取り組んできたロボット分野では、産業用ロボットに加えて「ソーシャルロボットにも力を入れている」と述べました。

ソーシャルロボットの展望については、同社が展開する手術支援ロボット「hinotori」の例を挙げつつ、今後は家庭に1台のロボットが普及する時代が来るとの見通しを示し、「ご飯をつくる、介護をする、話し相手になるなどの役割を果たすロボットが、クラウドを通じて安全に運用される未来を目指し、現在その実現に向けた取り組みを進めている」と説明しました。

小松の「ソーシャルロボットにおけるセキュリティの重要性と、Taniumへの期待」に関する問いに対して、占部氏は「ロボットが街中を自律的に動くようになると、セキュリティの確保が不可欠です。端末を安全に管理できるタニウムの技術に期待し、共同研究を進めています」と回答しました。

さらに、小松は「多様なロボットを可視化・制御するためには、TaniumのEndpoint Expansionが有効です。また、自律的に動作するロボットにおいては自律的エンドポイント管理(AEM)も確実にお役にたてると考えています」と述べ、Taniumの技術が今後のロボット社会のセキュリティ向上に貢献できる点を強調しました。

最後に、川崎重工業が2024年11月に「HANEDA INNOVATION CITY」に開設した新たなソーシャルイノベーション共創拠点「CO-CREATION PARK - KAWARUBA」(カワルバ)を紹介。企業・自治体・研究者など多様なステークホルダーが集まり、オープンイノベーションによって社会課題の解決を目指す取り組みを推進しているもので「今後もさまざまなパートナーとの連携を通じて価値創造を図っていきたい」と語りました。


■「Tanium Zone」での展示やデモ、ハンズオンラボなどを実施
基調講演に続いて行われたセッションでは、来場者の興味関心と知識レベルに合わせた18もの講演を展開しました。
講演後は、展示エリアでのパートナー各社との連携デモやハンズオンラボ、実践形式のセキュリティ演習であるCTF(Capture The Flag)などの体験型プログラムも実施され、多くの来場者が最先端技術に触れました。

展示エリア「Tanium Zone」では、主に AI/AEM、Microsoft連携、ServiceNow連携 をテーマとしたプレゼンテーションとデモンストレーションを展開。Tanium が業界に先駆けて実装した、自律型エンドポイント管理「AEM」の機能を実際の画面をご覧いただきながら、どのように活用いただけるかをご紹介しました。デモンストレーションでは、多くのイベントでアンケートを収集した結果から、多くの企業で共通して課題となっている7つを取り上げ、これをTaniumでどう解決できるかデモンストレーションを実演しました。

また、昨年も好評だったハンズオンラボは、実際に手を動かし、新しい機能をいち早く理解でき、実践的な内容を通じてTaniumのソリューションをより深く学べる場として抽選制で開催。参加者は、Tanium Automateを活用したセキュリティ運用の自動化体験をはじめ、正式リリース前の新機能Integrations Galleryを使い、MicrosoftやServiceNowなどの外部ソリューションとの連携方法を体験。ほか、Threat Responseモジュールを使用して脅威の調査と初期対応を実践。アラートから侵害の兆候を特定し、端末の詳細調査を行い、攻撃の全容を把握し、初期対応として、IOCを作成し関連通信を検知、影響拡大を防ぐために被疑端末を隔離する方法を体験しました。

このほか、「CTF2025」も実施。最大5名で参加できるチーム戦形式で、実際にTaniumの環境を使ってCTFの問題にチャレンジ。準備されたTanium環境の中から脆弱な端末やアプリ、設定、ハイジーンの状態を確認してチームでスコアを獲得するもので、参加者は短時間での高いスコアを目指しながら実践的なスキルと製品理解を深めました。


■会場の様子

画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/442382/LL_img_442382_6.jpg
会場の様子(1)
画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/442382/LL_img_442382_7.jpg
会場の様子(2)
画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/442382/LL_img_442382_8.jpg
会場の様子(3)

■タニウムについて
Tanium Autonomous Endpoint Management(AEM)は、業種を問わずエンドポイントをインテリジェントに管理するための最も包括的なソリューションを提供しています。IT資産の発見とインベントリ、脆弱性管理、エンドポイント管理、インシデント対応、リスクとコンプライアンス、デジタル従業員体験と、幅広い機能を備えています。タニウムのプラットフォームは、Fortune 100 企業の40%に導入され、世界中で3,400万のエンドポイント管理をサポート。組織規模を問わず、リアルタイムかつ高い信頼性をもって、効率的なIT運用と強固なセキュリティ体制を実現します。The Power of Certainty(TM)の詳細については、 https://www.tanium.jp/ をご覧ください。また、Facebook( https://www.facebook.com/TaniumJP )およびX(旧Twitter https://x.com/TaniumJ )でも最新情報を発信しています。

日本法人名 : タニウム合同会社
グローバル代表CEO : ダン・ストリートマン
日本代表執行役社長 : 原田英典
設立年 : 2007年
設立年(日本) : 2015年
所在地(日本オフィス): 〒100-0004 東京都千代田区大手町2丁目6-4 常盤橋タワー25F
URL : https://www.tanium.jp/


■免責事項
ここに記載されている情報は一般的な情報提供のみを目的としています。本情報は、当社が将来の製品、特徴、または機能を提供することについて確約、保証、申し出、および約束を行うものでも、法的義務を負うものでもありません。また、いかなる契約にも組み込まれることを意図しておらず、そのように見なされるものでもありません。最終的に提供される製品、特徴、または機能の実際の時期は記載されているものと異なる可能性があります。
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