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「近大ICT農法」を利用した「近大ICTメロン」栽培視察のためマレーシア農業研究開発研究所(MARDI)の研究員が農学部を訪問


2025年、近畿大学農学部で「近大ICTメロン」の栽培視察にマレーシアから研究員が訪れるイベントが開催されます。近大ICT農法では、ICT技術を活用して自動化された栽培管理が行われ、初心者でも安定した収穫が可能です。この視察は技術の国際交流を促進し、メロン栽培に関する研究の進展を目指します。


令和6年(2024年)近大ICTメロンを収穫する農学部生




画像 : https://newscast.jp/attachments/l83Ipvr0e2VRIyBVZRbb.png
令和6年(2024年)近大ICTメロンを収穫する農学部生



近畿大学農学部(奈良県奈良市)では、令和7年(2025年)6月17日(火)、「近大ICT農法」による「近大ICTメロン」栽培の視察のため、マレーシア農業研究開発研究所(マレーシア セランゴール州)の研究員3人の訪問を受け入れます。

【本件のポイント】

●「近大ICTメロン」栽培の視察のため、マレーシア農業研究開発研究所研究員3人が奈良キャンパスを訪問

●本視察をメロンに関するテクノロジー研究の進展と「近大ICT農法」の展開・拡大につなげる

●農学部生は視察、訪問を通じて学術的な国際交流を深める

【本件の内容】

近畿大学農学部では、奈良キャンパス内のICT設置温室において、農学部農業生産科学科 植物感染制御工学研究室教授(アグリ技術革新研究所兼務)野々村照雄の指導のもと、「近大ICT農法」を用いた「近大ICTメロン」(品種:マリアージュ、ヴェルダ)を栽培しています。現在、農業未経験の農学部2年生25人と3年生16人が中心となって、メロンの定植から収穫までの栽培ノウハウを学んでいます。

今回、マレーシア農業研究開発研究所の研究員3人を奈良キャンパスに迎え、「近大ICT農法」を活用した「近大ICTメロン」栽培視察をしていただきます。視察に先立ち、研究員によるマレーシアでのメロン栽培の現状報告と野々村照雄による「近大ICT農法」の技術説明が行われます。また、農学部生10人も参加し、学術的な国際交流を深める機会とします。この視察を通じて、メロンに関するテクノロジー研究の進展と「近大ICT農法」の展開・拡大が期待されます。

【開催概要】

日時  :令和7年(2025年)6月17日(火)10:30~12:30

場所  :近畿大学奈良キャンパス 多目的ホール内「いおり1」、ICT設置温室

     (奈良県奈良市中町3327-204、近鉄奈良線「富雄駅」からバスで約10分)

参加予定:マレーシア農業研究開発研究所

     モハド・タルミジ・ハイミド 氏

     ノール・サルサビラ・ビンティ・エム・サブリ 氏

     モハマド・アウファ・ビン・モハド・ブケリ 氏

     マレーシア大使館農務部 マーケティングオフィサー 大久保幸恵 氏

     近畿大学農学部 農業生産科学科 教授(アグリ技術革新研究所兼務)

     野々村照雄

     近畿大学農学部 農業生産科学科3・4年生 10人

【プログラム】

10:30~10:45   マレーシア農業研究開発研究所研究員による

           「マレーシアでのメロン栽培」の現状報告

10:45~11:15  「近大ICT農法」の技術説明

         近畿大学農学部 農業生産科学科教授(アグリ技術革新研究所兼務)

         野々村照雄

11:15~11:35   質疑応答・意見交換

11:35~12:30   ICT温室の見学

【近大ICT農法】

近畿大学農学部は、少子高齢化に伴う農業従事者の減少や休耕地、耕作放棄地の増加といった社会問題を解決するため、「近大ICT農法」を利用した栽培管理方法の確立をめざしています。一般的に、農業は個人の経験や勘に頼ることが多く、所得確保の不安定さが問題とされていますが、農作物の栽培に必要な温度調整などの管理機能にICT(情報通信技術)を導入することで、農業初心者でも容易に栽培管理することが可能になり、一定以上の収穫量の確保が期待されます。

「近大ICT農法」では、土壌センサーと日照センサーを連動させた装置によって、作物に水分と液肥を自動的に供給します。これらの情報は蓄積され、スマートフォンなどで遠隔地からもデータを確認することができます。また、ハウス側窓の自動巻上げ機が温度センサーと連動しており、ハウス内の温度をほぼ一定に保つために自動的に開閉が行われます。このような完全自動化肥培管理システムの導入により、農作業の時間を大幅に削減するとともに、水や液肥の低減が可能となり、収穫量の増加と品質の安定化へと繋がることが期待されます。

平成29年度(2017年度)から、近畿大学農学部農業生産科学科教授(アグリ技術革新研究所兼務)野々村照雄が中心となり、奈良キャンパス内にあるICT設置温室で、農学部生とともに「近大ICT農法」を用いて「近大ICTメロン」を栽培しており、令和3年(2021年)9月からは「近大ICTイチゴ」の栽培にも取り組んでいます。これらの栽培マニュアルは、毎年、次の新たな農学部生へと受け継がれていきます。

【マレーシア農業研究開発研究所(MARDI)】

食品および農業関連産業の発展のため、新しく効率的な技術を生み出し、促進することを主な目的として昭和46年(1971年)に設立されました。農業・食品・アグリビジネス分野の研究を推進する機関であり、約50年間にわたり新しい作物や家畜の品種、管理技術を開発してきました。園芸や畜産物の加工・収穫後技術、ICTを活用したスマート農業、水田での精密農業や収量予測などの研究も進めています。さらに、環境に配慮し、農業資源を持続的に活用する技術開発にも取り組んでいます。

https://www.mardi.gov.my/en/component/content/

【関連リンク】

農学部 農業生産科学科 教授 野々村照雄(ノノムラテルオ)

https://www.kindai.ac.jp/meikan/162-nonomura-teruo.html

農学部

https://www.kindai.ac.jp/agriculture/




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