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<自転車の安全利用促進委員会レポート>群馬県桐生市教育委員会主催「令和7年度 群馬県桐生市安全主任会議」にて「自転車通学指導セミナー」を開催


群馬県桐生市で自転車通学指導セミナーが開催され、幼稚園、小・中学校、市立商業高校の教職員約30名が参加しました。このセミナーは、全国ワースト1位の中学生自転車事故率に対応するため、自転車事故の多い要因と事故予防策を議論しました。講師の遠藤まさ子氏は、自転車と自動車双方の交通ルールの遵守を強調し、家庭での交通安全教育の重要性も指摘しました。また、BAAマークの説明や自転車に乗るための基礎能力、地域見守り活動の有効性についても話しました。新たに施行される青切符制度や季節ごとの事故リスクについても解説し、安全教育の見直しを提案しました。


当日の様子1


当日の様子2


遠藤 まさ子


BAAマーク

自転車の正しい利用方法や安全安心な自転車の選び方、メンテナンスの重要性を啓発する自転車の安全利用促進委員会と一般社団法人自転車協会は、群馬県桐生市教育委員会主催のもと、2025年5月29日(木)桐生市教育センターで行われた『令和7年度 群馬県桐生市安全主任会議』にて、自転車通学指導セミナーを実施し、桐生市内の幼稚園、小学校・中学校・市立商業高校の教職員約30名が参加されました。

群馬県の中学生における通学時の自転車事故件数は、1万人当たり全国ワースト1位という結果となっています(当委員会調査)。一方で、自転車が加害者(第一当事者)となる割合は全国で32位と、自転車事故の相手方の多くが自動車であることから、自転車、自動車双方の交通ルールの遵守が重要であると考えられます。
本講演では、群馬県の小・中・高校生に自転車事故が多い要因について考察するとともに、他都道府県における自転車通学指導の好事例を紹介しました。また、見落とされがちな自転車自体の安全性、特に「BAAマーク」の重要性についても説明しました。

講師の遠藤 まさ子氏(自転車の安全利用促進委員会メンバー/自転車ジャーナリスト)は、「交通量が少ない場面では、つい安全確認を怠りがちになります。これは子どもだけでなく大人にも共通する傾向です」と述べ、油断による事故の危険性について注意を促しました。
また、「保護者への指導も非常に重要です。道路交通法も改正が進んでおり、大人も常に最新の情報を把握する必要があります」と、家庭での交通安全教育の重要性にも言及しました。

さらに、自転車に乗るために必要なリスク予測能力や運動機能についても解説。「特に今の時代の児童は、自転車に乗る機会が少なく、安全に乗るための基礎的な能力がないことが多く見られます」と注意を呼びかけました。地域の見守り活動については、「歩行者だけではなく、自転車利用者にも有効になっています。第三者の目があることで、安全運転への意識が高まり、抑止力としても大きな効果があります」と述べ、地域全体での見守り体制の強化を提案しました。

また2026年4月より施行予定の16歳以上を対象とする「青切符制度」についても解説。「ながらスマホ」による自転車事故の件数やその危険性を紹介し、中学生のうちから交通ルールをしっかり守ることの重要性について強調しました。
加えて、「小学生は夏休みに入ると事故が増加する傾向にあります。注意喚起が重要です」と、季節ごとのリスクにも言及しました。
新年度を迎え、自転車通学が本格化する中、当委員会の調査によれば自転車事故は5月・6月に多発しています。ルールの指導に加え、自転車に乗るための基礎能力の確認や、地域ぐるみの見守り活動のあり方、さらに法律改正への理解も含め、安全教育を見直す講演となりました。


【参加した教職員の感想】
・自転車は便利な乗り物ですが、正しく使わなければ他人を傷つけてしまうこともあるという責任を、小学生のうちから教えていく必要があると感じました。
・安全な自転車選びのためには、BAAマークを基準にすることの重要性を改めて伝えていきたいと思いました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/438113/LL_img_438113_1.jpg
当日の様子1
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/438113/LL_img_438113_2.jpg
当日の様子2

■参考資料
≪講師略歴≫
遠藤 まさ子
自転車の安全利用促進委員会メンバー/自転車ジャーナリスト
自転車業界新聞の記者や自転車専門誌の編集などを経てフリーランスへ転向。自転車・育児用品を中心に取材を行い各誌に寄稿。自転車の中でも子ども乗せ自転車、幼児車、電動アシスト自転車を得意とし、各種メディアで自転車の利活用、安全指導等解説を行う。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/438113/LL_img_438113_3.jpg
遠藤 まさ子

≪自転車の安全利用促進委員会≫
自転車の安全利用促進委員会とは、一般社団法人自転車協会の協力を受け、安全安心な自転車利用のための啓発活動を行う団体です。自転車の利用者の方々に快適な自転車生活を送っていただくため、購入時に知っておくべき自転車の選び方から購入後のメンテナンス、正しいルール・マナーなどの情報発信を行っています。また、活動の一環として教職員や学生を対象とした、自転車通学指導セミナーも全国で開催しています。
https://jitensha-anzen.com/


≪BAAマーク≫
BAAマークは、一般社団法人自転車協会が定める自転車安全基準に適合した自転車に貼られています。自転車安全基準には全部で約90項目の検査項目があり、ブレーキ制動性能、フレーム・駆動部の強度、ライトの光度、リフレクターの反射性能などの検査に合格する必要があります。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/438113/LL_img_438113_4.jpg
BAAマーク
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/438113/LL_img_438113_5.jpg
BAAマーク2
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