作曲家/音楽監督 コウ・タナカ
「Big HAL Collection」賞は、各分野で大きな影響を与えた卒業生を称える特別な賞であり、その受賞者は優れた業績を持つことが求められる。
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作曲家/音楽監督 コウ・タナカ
1984年に大阪で設立されたHALは、音楽、IT、デジタルコンテンツ、ゲーム開発、デザイン分野において革新的な教育プログラムを提供することで知られている。文部科学省に認定された同校は、名古屋、大阪、東京、パリにキャンパスを構え、ニューヨーク、ミラノ、ドバイ、北京、上海、台湾、ソウルにも拠点を持つ。さらに、HALは任天堂、マイクロソフト、豊丸産業などの業界トップ企業と緊密に連携し、最先端の学習環境を提供している。
コウ・タナカは、2025年の未来創造展において、作曲家および音楽監督としての数々の功績が評価され「Big HAL Collection」賞を受賞した。このイベントは、文化庁の支援を受けて代々木国立競技場で開催され、毎年20,000人以上の来場者を迎える。未来創造展では、HAL名古屋、HAL大阪、HAL東京の卒業予定の学生1,000人以上が、自身の作品を著名な審査員の前で発表し、賞の獲得を目指す。また、ソニーミュージック、任天堂、カプコン、セガ、コナミといった世界的企業の関係者も参加し、学生たちの才能を披露する場ともなっている。
これまでに同賞を受賞した著名な卒業生には、カプコンの作曲家・寺山善也(代表作:「Devil May Cry 5」「ストリートファイター6」)、アニメ「呪術廻戦」の作曲を手掛けた桶狭間ありさなどがいる。タナカ氏は2023年に作品プレゼンテーションの審査員として招かれ、それ以来、音楽および音楽制作分野の審査員として毎年携わっている。
コウ・タナカのキャリアは10年以上にわたり、多くの音楽的功績を積み重ねてきた。その成果が評価され、「Big HAL Collection」賞を受賞するに至った。彼の独創的な才能と創造力は、ミュージカル界において日本人作曲家として稀に見る成功を収め、特にOff-Broadwayデビューという歴史的快挙を成し遂げた。タナカ氏は、日本人として初めてプロの作曲家としてOff-Broadwayで活躍し、西野亮廣のベストセラー絵本を原作とした舞台作品『えんとつ町のプペル』の音楽を手掛けた。『プペル』は2022年に大阪・YESシアターで成功を収めた後、2024年1月にニューヨークのパーシング・スクエア・シグネチャー・センターにてOff-Broadway公演が行われ、絶賛された。本作は今後、バレエ版の公演やOff-Broadwayでの追加公演も予定されている。
また、タナカ氏は日本国内外で多くの音楽プロジェクトに貢献してきた。2016年から2019年にかけて、1960年創業の大手パチンコメーカー・豊丸産業にて、同社の代表作「CR平家物語RELOADED」「CRセクシーボール」「CRセクシーフォール」などの音楽を担当。彼のキャッチーで印象的な楽曲は、豊丸産業の機種の人気維持に大きく貢献し、企業の業績向上にも寄与した。
2012年から2021年にかけては、著名な劇団「体現帝国」の専属作曲家・編曲家として活動し、「女中たち」(2012年)、「白雪姫」(2018年)、「しっぽを掴まれた欲望」(2019年)などの舞台作品に楽曲を提供した。特に「しっぽを掴まれた欲望」は地域の主要な演劇祭で高い評価を受け、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」でも注目を集めた。
さらに、2022年には「Ukiyo Hotel Project」においてリードコンポーザーを務め、「YOKOHAMA Short Stories」という5つの短編ミュージカルから成る作品を制作。歴史ある横浜・クリフサイド劇場での公演は高い評価を受け、タナカ氏の緻密な音楽表現力が再び注目された。「Ukiyo Hotel Project」は、日本の演劇界でも高く評価され、「All About Music Awards」などの名誉ある賞を受賞している。
「Big HAL Collection」賞の受賞は、タナカ氏のこれまでの輝かしい業績を称えるものであり、同時にHAL名古屋が世界で活躍する才能の育成に貢献していることを示す証でもある。タナカ氏のキャリアは、情熱と創造力、革新的な教育が国際的な舞台で成功をもたらすことを証明するものであり、今後のさらなる活躍が期待されている。
文/翻訳 竹崎心平