starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

国総研、“見える緑”をまちづくりにいかす緑視率調査ツール「AI緑視率調査プログラム(試行版)」第2版を公開


国土交通省の国土技術政策総合研究所は、緑視率を効率的に計測するための「AI緑視率調査プログラム(試行版)」を改良し、多様な緑や季節変化に対応できる第2版を公開しました。このツールは、都市の緑化を技術的にサポートし、住民の生活の質向上に貢献します。人の視野に占める緑の割合を示す緑視率は、街の緑化の状況を示す指標であり、緑化目標の設定や施策の効果確認に役立ちます。AIを活用したこのプログラムにより、調査の手間が大幅に削減され、効率的な都市の緑の評価が可能になります。


図1 緑視率:人の視野(写真で代替)に占める緑の割合


図2 改良点1(山など多様な緑への対応を強化)


図3 改良点2(季節変化への対応を強化)

国土交通省 国土技術政策総合研究所(以下、国総研)では、緑視率を調査するためのツール「AI緑視率調査プログラム(試行版)」について、多様な緑に対応できるように精度を向上させた改良版(第2版)を公開しました。緑を取り入れたまちづくりを技術面から支援し、まちの快適性や住民のWell-beingの向上に貢献します。
「都市開発研究室HP」URL: https://www.nilim.go.jp/lab/jeg/index.htm


■まちづくりへの緑視率の利用

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/430293/LL_img_430293_1.png
図1 緑視率:人の視野(写真で代替)に占める緑の割合


緑視率は、都市の緑量を表す指標の一つで、人の視野(写真で代替)に占める緑の割合を表し、街路樹や生け垣、壁面緑化など、人々がまちなかで目にする緑の存在を直接実感しやすい指標です。

緑の多い地域に住んでいる住民は、健康で幸福度も高いことが様々な調査で明らかにされてきています。緑視率の利用によって、人々が日常生活で感じている緑の現況を数値化して把握することができるようになり、緑化目標の設定や緑化施策の効果を確認しながら事業を進めていくことができるようになります。


■「AI緑視率調査プログラム」について
緑視率調査では、現地調査で撮影した写真に写っている樹木などの緑を画像編集ソフトで塗りつぶして、写真に占める緑の面積割合を緑視率として算出します。この作業には、大きな手間がかかることが問題でした。「AI緑視率調査プログラム」は、緑視率調査にかかる作業コストをAIによって大幅に削減するツールです。

「AI緑視率調査プログラム」は、研究課題「新技術を活用した都市の緑の効率的な計測手法及び評価手法に関する研究」(令和6~8年度)において開発中のものを試行版として公開し、現場からのフィードバックを受けながら改良を進めています。

今回は、これまでに皆様からいただいたご意見、ご要望に対応して、山の緑や室内の緑など多様な緑に対応できるように改良を行った試行版 第2版を公開いたしました。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/430293/LL_img_430293_2.png
図2 改良点1(山など多様な緑への対応を強化)
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/430293/LL_img_430293_3.png
図3 改良点2(季節変化への対応を強化)

■「AI緑視率調査プログラム(試行版)」第2版の入手方法
都市開発研究室のホームページから、利用申込みが出来ます。
詳細は、 https://www.nilim.go.jp/lab/jeg/green.html をご覧ください。


■組織概要
組織名称: 国土交通省 国土技術政策総合研究所
代表者 : 所長 福田 敬大
所在地 : 〒305-0804 茨城県つくば市旭1番地
URL : https://www.nilim.go.jp/


【本件に関する一般の方からのお問い合わせ先】
国土技術政策総合研究所 都市研究部
都市開発研究室 主任研究官 大橋 征幹(内線4421)
都市開発研究室 室長 樋本 圭佑(内線4516)
TEL : 029-864-2211(代表)
E-mail: nil-tosikai@ki.mlit.go.jp
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    おすすめ
    1. 最新の国勢調査に基づく将来世帯予測が可能に!~将来人口・世帯予測ツールVer.3(世帯予測実装版)を公開~

    2. 国総研、人々の多様な活動・移動を再現する新たなシミュレータ(ABS)のユースケースとして西遠都市圏(静岡県)における将来シナリオ分析を公開

    3. リリース3か月で100自治体や省庁に導入された、AIで描く未来のまちづくりとは?!

    4. AIデータ社、行政ナレッジをAIで即時活用、条例・手続き・住民対応の現場力を支える「AI孔明TM on IDX」公共・自治体向けに提供開始、~行政の知識を、AIで“すぐに使える力”に~

    5. AI活用で保育の質が向上することが明らかに!現場が求めるサポートとは?

    6. AIデータ社、収穫記録3枚と選果表1枚だけで、AIが“傾向と注意点”を教えてくれた ~農業でも始められるPoC型AI導入。生成AI活用の第一歩を実感するチャンス~

    7. 呉市役所における生成AIの活用推進を紹介

    8. ドローン×AIで森林管理を効率化!先進技術で千葉の自然環境を保護

    9. AIデータ社、 RAG対応ナレッジチームドライブ搭載「AI孔明TM on IDX」、スマートアグリ対応を本格始動 ~農業ナレッジの属人性をAIが解決~

    10. 都市のゲリラ豪雨等による雨水災害リスクを大幅低減 流域全体の雨水ポンプの最適化運転判断支援を可能としたシステム「Rain AI」を発表

    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.