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山梨発・鹿革に漆で模様を付けた伝統的工芸品“甲州印伝”がアニマルフリー素材に進化して世界へ!新ブランド「obudo(R)」をメゾン・エ・オブジェ・パリに出展


山梨県の伝統工芸品である甲州印伝の製造元、有限会社 印傳の山本は、新ブランド「obudo(R)」を2025年1月にパリで開催される国際見本市「メゾン・エ・オブジェ」に出展します。このブランドは、動物革の代わりに30%植物原料を使用した素材を採用しており、環境に配慮した製品が海外市場特に欧州で評価されています。「obudo(R)」は自然と伝統を融合したデザインが特徴で、甲州印伝の知名度向上や海外市場の確立を目指しています。同社は、伝統技術を守りながらも、現代のライフスタイルに合わせた新しい印伝の可能性を模索しています。今回の出展は、インバウンド需要の拡大や国内外での認知度向上を狙っています。


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漆付作業

山梨県の伝統的工芸品「甲州印伝」の製造元、有限会社 印傳の山本(所在地:山梨県甲府市、代表取締役社長:山本 裕輔)は、新たな挑戦として開発した新ブランド「obudo(R)」を2025年1月16日(木)からパリで開催する欧州最大級の国際的なインテリアデザイン・ライフスタイル見本市「メゾン・エ・オブジェ・パリ」に出展します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/422891/LL_img_422891_1.jpg
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画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/422891/LL_img_422891_2.jpg
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≪甲州印伝とは≫
甲州印伝は、鹿革に漆で模様を付けるという独自の技法を持つ、山梨県発祥の伝統的工芸品です。長い歴史で培われた技術を持ちながら、時代に合わせて進化を続けています。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/422891/LL_img_422891_4.jpg
漆付作業

■甲州印伝産業の課題について
印伝製品はギフトとして根強い人気があり、全国でも製作販売している会社が増えています。伝統的工芸品として長い歴史がある甲州印伝はそのなかにあって、まだ海外での販売網が確立されていなくて、インバウンドの影響も限定的です。

それは地元での発信力の弱さから甲州印伝の知名度が低いこと、大量のロット注文を受ける量産体制が整っていないこと、などが課題として挙げられていました。

世界にはゴヤールなどフランスの地方から始まり、伝統的な柄の印刷生地を使って大成功を収めている会社があります。同じように甲州印伝も国内はもとより、海外にも発信力を強め、山梨から世界の伝統的工芸として印伝を周知、発展していきたい。そのためには弱みである、市場を読む力、PRする力、デザインや製品開発力、卸以外の一般販売店や直接顧客に販売する方法などの課題を解決しながら、市場や一般の方々にも広く印伝の山本を認知していただくことで、売り上げを上げながら認知度もあげて地域の伝統的工芸品を活性化したいと考えています。


■新ブランド「obudo(R)」開発背景
当社の新ブランド「obudo(R)」は上記の弱みを克服するために生まれ、アニマルフリーの素材を使いながら印伝の技術を使っていることが評価され、徐々に認知度をあげていき、個人販売や企業からの問い合わせも増えてきました。

昨年の事業で行った市場調査から海外市場での脱プラスティックやSDGs、ヴィーガンやアニマルフリーなどの観点から、従来ながらの動物革をつかった製品は欧州では反響を見込めないことがわかりました。

そこで株式会社東レがもつ30%植物原料を持つウルトラスェードを開発製品に使ったところ、大きな反響がえられました。これを受け、このアニマルフリーの素材をつかった新ブランド「OBUDO(R)」や地元産の鹿革を使用したアイテムを起点に、お客様やビジネスを地域に呼び込む事業を行います。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/422891/LL_img_422891_3.jpg
Back pack (2)

■新ブランド「obudo(R)」詳細
「obudo(R)」は自然素材と伝統工芸の技術を組み合わせた新製品。甲州印伝の伝統を守りながら新しい印伝作りに挑戦する当社の新しいブランドです。山梨を代表する美しい景色、山や畑、豊かな水をたたえる川、自然の恵みから生まれる美味しい葡萄や梨、りんご、桃などのフルーツからのインスパイアされる自然のテーマをブランドに込め、新たな印伝の模様を提案します。現代のデジタルツールやライフスタイルにマッチするアイテムを展開します。

パターンは主に4種です。

・waterdrop(ウォータードロップ)
豊かな雨がもたらす自然の恵み、甲府は葡萄や桃、梨やりんごなど特別に美味しいフルーツの産地としてしられています。山梨の甲府を流れる豊かな川や雨を表現したウォータードロップパターン。

・crystal(クリスタル)
上空からみた甲府は様々な畑で構成されています。それぞれの畑の作物の違いで異なるパターンを見せてくれます。甲州は水晶(クリスタル)の産地としても江戸時代には有名であった。現在はアクセサリーの製作する工房が多いことでも知られています。畑のパターンはクリスタルのように様々な表情をみせてくれます。

・cracs(クラックス)
フルーツや米、収穫のあとの畑に現れる自然のひび割れのパターン。

・cell(セル)
ワイン用の葡萄から食用のフルーツとしての葡萄など山梨で有名な多くの種類の葡萄は球体の集合で隙間を作りながら成長していく。重なりあった葡萄の丸みと有機的な美しさを隙間と立体的なドットのグラデーションパターンで表現しています。

【「obudo(R)」WEBサイト】 https://obudo.jp
【「obudo(R)」WEBショップ】 https://inden-yamamoto.stores.jp/


■「メゾン・エ・オブジェ」への出展について
「メゾン・エ・オブジェ」は、毎年パリで開催される世界的な見本市で、インテリア、ライフスタイル、デザインに関わる多様な分野のブランドが世界中から集結します。当社は、伝統工芸品「甲州印伝」の活性化や新ブランド「obudo(R)」の認知度アップ、および海外販売網の確立や山梨へのインバウンド需要拡大などを目的とし、本見本市に出展いたします。

期間: 2025年1月16日~20日
会場: パリ/ノール・ヴィルパント見本市会場
URL : https://www.maison-objet.com/en/paris (仏語・英語)


■印傳の山本について
1955年創業。先々代からの技術を受け継ぎ伝統工芸士※である山本 裕輔が甲州印伝の伝統を守りながら、ゲーム会社とのコラボレーションを皮切りとしたアニメ、漫画、ブランドなどとのコラボレーションを積極的に展開。会社の代表としてまた職人としてコンテンポラリーな文様の印伝などクリエイターとのコラボレーションでこれまでにない新しい印伝の製作に携わっています。
※2018年 現社長 山本 裕輔が甲州印伝 伝統工芸士(総合部門)称号取得。現在総合部門では国内唯一の伝統工芸士。

<有限会社 印傳の山本>
所在地: 山梨県甲府市朝気3-8-4
URL : https://www.yamamoto-inden.com/
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