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ブログウォッチャーの位置情報データを利活用した「防災」「観光」「GHG排出量削減」に関する研究を第70回 土木計画学研究発表会・秋大会にて発表


株式会社ブログウォッチャーは、第70回土木計画学研究発表会で位置情報データを活用した研究を発表しました。研究では、防災、観光、GHG排出量削減の観点から位置情報ビッグデータの利用を進めるための可能性が議論されました。データの活用は能登地震分析などに関する具体的な事例を通じて示され、また、データの品質向上やプライバシー保護に関する取り組みも紹介されました。特にスマートフォン由来の位置情報データは、災害時の避難状況把握や観光地での人流分析、都市間移動によるカーボンフットプリントの推定に有効であるとされています。


ブログウォッチャーの位置情報データを利活用した「防災」「観光」「GHG排出量削減」に関する研究、第70回 土木計画学研究発表会・秋大会にて発表


下村 憲司(株式会社ブログウォッチャー)


山下 大介氏(一般社団法人LBMA Japan監事)

位置情報データの収集・分析・活用サービスを提供する、株式会社ブログウォッチャー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:新村 生、以下「ブログウォッチャー」)は2024年11月17日(日)、公益社団法人土木学会の学術研究グループ(調査研究部門)の一つである、土木計画学研究委員会が開催する「第70回 土木計画学研究発表会・秋大会」に参加いたしました。
本大会中のセッション「汎化加工*された位置情報履歴データの活用にむけて―能登地震分析等の分析事例紹介を含めたデータの利用可能性―」では、当社提供の位置情報データを利活用した、「防災」「観光」「GHG排出量削減」について、研究者から発表があり、位置情報ビッグデータを活用した新しい社会基盤づくりについての展望が示されました。
*汎化加工:特定の個人の識別可能性を低減する加工(抽象化する加工)

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/419249/LL_img_419249_1.png
ブログウォッチャーの位置情報データを利活用した「防災」「観光」「GHG排出量削減」に関する研究、第70回 土木計画学研究発表会・秋大会にて発表

■背景・経緯
2023年、土木計画学研究委員会において「汎化加工された位置情報履歴データの有効活用に関する研究小委員会」が設置されました。同小委員会では、当社提供のスマートフォンの位置情報データから生成された汎化加工された位置情報履歴データを用いながら下記2点を目的とし、検討・研究を進めています。

(1) 利用目的の設定下におけるスマートフォンアプリ経由による位置情報データとその派生情報に関する確度や信頼性の向上
(2) 将来の防災や観光、交通、まちづくり等の計画の高度化に貢献するデータの活用


■セッションでの発表内容
<位置情報データの品質とプライバシー保護の取り組みについて> 下村 憲司(株式会社ブログウォッチャー)、山下 大介氏(一般社団法人LBMA Japan監事)
当社の下村から、今回の研究で用いられたブログウォッチャーの位置情報データの精度が、既に活用されているオープンデータ(パーソントリップ調査等)と比較した結果、同程度の傾向を示すことができると説明させていただきました。山下氏から、位置情報データ活用おける、プライバシー保護のためのガイドラインや体制づくりについて示されました。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/419249/LL_img_419249_2.jpg
下村 憲司(株式会社ブログウォッチャー)
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/419249/LL_img_419249_3.jpg
山下 大介氏(一般社団法人LBMA Japan監事)

<要素技術関連の事例紹介>鈴木 雄准教授(北海学園大学)
位置情報データの活用シーンを増やすための分析や他データとの比較について、言及されました。


<ビッグデータを活用した全国幹線旅客純流動調査の高度化~国土交通省での取り組み~>新倉 淳史氏(一般財団法人運輸総合研究所)
スマートフォンの位置情報データを活用した幹線旅客流動*の把握に関する研究について発表されました。ビッグデータから乗継地・滞在地、交通機関、旅行目的を推計する手法を引き続き検討したいと言及がありました。
*幹線旅客流動:通勤や通学以外の目的で、航空や鉄道、旅客船、高速バスなどの幹線交通機関を利用し、都道府県を越えて移動する


<防災:令和6年能登半島地震を対象としたブログウォッチャーデータ分析>藤生 慎准教授(金沢大学)
震災発生時の避難状況とブログウォッチャーの位置情報データでプロットされた場所が概ね一致しており、発災時にスマートフォンのGPS由来の位置情報データが活用できることは人命救助の観点で有効であると示されました。


<観光・地域:人流分析を観光地の周遊分析と二次交通対策に有効に活用するために考えるべきこと>
清水 哲夫教授(東京都立大学)
位置情報データを観光地の周遊分析と二次交通対策に役立てていくために、まずは東京都の上野や浅草、スカイツリー周辺の観光客の周遊状況を分析を開始しているという説明がありました。


<GHG排出量*:Developing a carbon footprint estimation framework for inter-city travel leveragingprocessed mobile phone location data(汎化加工処理されたスマートフォンの位置情報データを活用した都市間旅行のカーボンフットプリント推定フレームワークの開発)>チェ ソンキョン特任講師 (東京科学大学)
汎化加工処理されたスマートフォンの位置情報データを活用して、日本の観光都市内移動によるGHG排出量を算出。また、地域特性に基づいたGHG排出削減措置と戦略を提案するために、シナリオ分析について示されました。


<発表に対するコメント> 佐々木 邦明教授(早稲田大学)、松田 和香氏(国土交通省)
各研究の発表をふまえ、汎化加工処理されたスマートフォンの位置情報データを利活用していくにあたり、検討・研究すべき点について改めて示されました。災害時のような緊急時に使えるデータだからこそ、普段から日常的に活用することが重要であるという示唆も出されました。


■株式会社ブログウォッチャーについて
会社名: 株式会社ブログウォッチャー
代表者: 代表取締役社長 新村 生
設立 : 2007年4月
所在地: 〒104-0061 東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビル4F
URL : https://www.blogwatcher.co.jp/

ブログウォッチャーが提供する位置情報データサービスには、SDKの提供・広告・分析・データ連携など、様々なソリューションがあります。


<利用する位置情報データについて>
ブログウォッチャーが活用しているデータは、提携アプリをダウンロードしていて、かつ位置情報取得を許可したユーザーの情報のみを利用しています。
データの取得・活用について、詳しくはこちらをご覧ください: https://www.blogwatcher.co.jp/terms/


※このプレスリリースに記載されている情報は発表日時点のものであり、予告なく変わる可能性があります。あらかじめご了承ください。
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