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双日テックイノベーション、丸紅のSAP ECCをリプレース


双日テックイノベーション株式会社(STech I)は、丸紅株式会社の特定部門および関連会社に対し、ERPシステム「GRANDIT」を導入しました。これまでSAPを統一ERPとして採用していた丸紅は、SAP ECCの保守終了に伴い、システムの複雑性解消とコスト削減を目的としてGRANDITを選択。化学品及びアグリ事業本部で導入が開始されました。GRANDITは多くの商社で実績があり、データ連携がスムーズである点が評価されています。STech Iは、約20年の導入経験を持ち、商社業務に特化したノウハウが強みです。導入によりコスト削減と効率的な運用が期待され、今後もさらなる展開が予定されています。


新基幹システム図

双日テックイノベーション株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:西原 茂、略称:STech I エス・テック・アイ、以下、STech I)は、総合商社 丸紅株式会社(以下、丸紅)の2本部と同社のグループ会社2社にERPシステム「GRANDIT」を導入しました。


■GRANDIT導入の背景と目的
丸紅は、1999年にSAP R/3を導入し、変化する業務環境に対応するため都度必要な機能を開発してきましたが、その数は5,000にも達し、2020年のSAP ECCへのバージョンアップ時にはそれらの移行に巨額のコストが発生しました。今回、2027年末に迫るSAP ECC 6.0の標準保守終了にあたり、同社は追加機能の開発を極力減らすことにより開発・運用コストの削減とシステムの複雑性解消を目指し、ERPリプレースの検討に着手しました。

当初SAP S/4HANAへのリプレースを検討していましたが、リプレースには多大な時間とコストがかかることが判明したため、丸紅はこれまで全社・グループ会社すべてのERPをSAPで統一していた構成を見直し、領域ごとに最適なERPを採用することを決定、今回国内営業および事業会社の会計領域において商社業務に適合性の高いGRANDITを導入することを決定しました。
その第一弾として2023年10月から素材産業グループ 化学品本部と、食料・アグリグループ アグリ事業本部の2本部、および丸紅プラックス株式会社と丸紅ケミックス株式会社の2事業会社からGRANDITの運用を開始しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/414950/LL_img_414950_1.png
新基幹システム図

■GRANDITと双日テックイノベーション(STech I)が選ばれた理由
GRANDIT選定の決め手は、総合商社のグループ会社や専門商社での導入実績が豊富なこと、標準装備されたワークフローやレポーティング機能が標準装備されシームレスなデータ連携が可能なこと、GRANDITコンソーシアムによる共同開発のためパッケージ機能仕様などの情報が開示されている3点です。
コンソーシアムメンバーの中でも最長となる約20年の導入経験があること、親会社を含めた双日グループをはじめ商社関連企業への導入実績があり、商社業務への深い知見やノウハウを持っていることが決め手となりました。


■導入後の効果
要件定義において、適切な機能の取捨選択を行い開発コストと運用コストの削減という目標を実現しました。また、各領域に最適なERPを採用することによって、個別開発を削減することができました。

<導入後の効果>
・開発費の削減:各領域に最適なERPを採用することによって、追加機能の開発を最小限に抑えることができ、開発コストはSAP S/4HANAで再構築する場合と比較して、3割以上のコストダウンが見込まれています。
・リソース投入と開発リスクの分散:SEの人件費が高騰し、開発に充てるリソースも逼迫する中、領域ごとに最適なERPを選択することによって導入を段階的に進めることが可能となり、順次導入を進めることができたため、リソースを分散化して効率的に進めることができました。
・ペーパーレス化とリモートワーク:紙ベースのワークフローを電子化し、社員のリモートワークを実現。またペーパーレス化により、業務効率が向上。

今後2029年までにGRANDITを残りの単体8本部、国内事業会社18社に展開する予定です。
本事例の詳しい内容については以下をご覧ください

https://erp-jirei.jp/jirei/marubeni/


■丸紅 情報企画部 部長代理 新基幹システム推進課長 寺井 寛様のコメント
「弊社規模の商社ビジネスにおいて、基幹システムの一部領域をSAPからGRANDITへ移行することは新たな挑戦でした。本稼働までには苦労も多かったですが、STech Iの協力もありコスト削減と保守性の向上を達成できました。プロジェクトは今も進行中のため、今後もSTech Iならではの寄り添った支援を期待しています。」


■丸紅について
社名 : 丸紅株式会社
所在地 : 東京都千代田区大手町一丁目4番2号
設立 : 1949年12月1日
URL : https://www.marubeni.com/jp/
事業内容: 日本を代表する総合商社。国内外のネットワークを通じて、
ライフスタイル、情報ソリューション、食料、アグリ事業、
フォレストプロダクツ、化学品、金属、エネルギー、電力、
インフラプロジェクト、航空・船舶、金融・リース・不動産、
建機・産機・モビリティ、次世代事業開発、
次世代コーポレートディベロップメント、その他の広範な分野において、
輸出入(外国間取引を含む)及び国内取引のほか、各種サービス業務、
内外事業投資や資源開発等の事業活動を多角的に展開。


■双日テックイノベーションについて
社名 : 双日テックイノベーション株式会社
所在地 : 東京都千代田区二番町3-5麹町三葉ビル(受付6F)
設立 : 1969年2月24日
URL : https://www.sojitz-ti.com/
事業内容: 国内外の最新ソリューションによるネットワーク・ITインフラ構築、
システム開発、運用・保守などのサービス提供、および
デジタルトランスフォーメーション支援。


■お知らせ
2024年7月1日より、当社の商号が「日商エレクトロニクス株式会社」から「双日テックイノベーション株式会社」に変更となりました。また、10月1日には、理念体系を策定、新たに略称STech I(エス・テック・アイ)のブランドシンボルを策定しました。Vision(ありたい姿)に掲げた「ITで未来を切り拓く先駆者」を目指して、お客さまの歩む先の道を照らして次の未来をつくることで、ビジネスに貢献するイノベーションに挑戦しつづけます。
URL https://www.sojitz-ti.com


*記載されている会社名、製品名は、各社の商標、もしくは登録商標です。
*記載の商品名、価格および担当部署、担当者、WebサイトのURLなどは、本リリース発表時点のものです。
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