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高校2年生が経営ボードへの具申・提言を行うCFOに決定!ホロニックと共に未来を創るメンバーとして為積縁さんを任命



高校2年生 為積縁さん


プレゼン中

関西を中心にコミュニティ型ホテルを展開する株式会社ホロニック(本社:神戸市東灘区/代表取締役:長田 一郎)は、自分たちが理想とする社会、そこに帰属する理想的な会社(組織像)を創造するため、未来を生きる当事者である世代が経営ボードへの具申・提言を行うべきであると考え、2022年に最高責任者として、20歳以下の「CFO(Chief Futureship Organizer:未来創造最高責任者」(以下、「CFO」)を新設しました。
そして、このたび、ホロニック社と共に未来を創るメンバーとして3代目のCFOを高校2年生16歳の為積縁(ためずみえん)さんに決定したことをお知らせします。また、ソーシャルベンチャーの立ち上げにもお力添えいただく予定です。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/410847/LL_img_410847_1.jpg
高校2年生 為積縁さん

当社は、常に「作り手」を軸において取り組んでおりますが、これからの未来を考える中で、“三方よし”という商売原則のベースに「作り手よし」「地球よし」「未来よし」を加えた“六方よし”をクリアしていくべき方針を打ち出しました。また、コロナ禍によって、益々不透明な時代、正解が不明瞭になる(VUCA)と言われるようになる中、兼ねてから地球規模の環境問題という未来に向けた社会課題が一層クローズアップされてきました。

この実現においては、私たちの考え方だけでは限界があると感じ、これからの将来世代を生きる若者とともに六方よしの未来社会を創っていきたいと考え、2022年に20歳以下の限定のCFOを新設し、当時19歳と20歳の初代CFO3名が誕生しました。
初代CFOは、1年間の任期の中で、「地球環境のためにホテルの食事の選択肢に代替え肉を加える」、「業務効率化のため対人接客以外をデジタル化する」、「ゴミゼロ」、「F休暇」など様々な提言をいただきました。この提言に基づき、代替え肉(大豆)を使ったキーマカレーを商品開発したり、客室のゴミ箱を資源箱に変更し、ゴミを資源に変えるという意識をお客様にも持っていただくような取り組みを実施することができました。
また、第2期CFOは、「ゲノム編集の魚活用」、「地域にイベントのチャリティー化」や「NPO法人の立ち上げ」など「ホロニックの事業拡大が社会問題の解決につながる」をモットーに様々な提言をいただきました。

このような将来世代による経営改革を継続し、さらにアップデートしていくため、私たちは、六方よしの未来社会を創っていくために地域の未来に貢献するソーシャルベンチャー(NPO法人)を立上げます。私たちは、株式会社ホロニックとNPOホロニックの2つの事業活動を通じて「いきがい、やりがい、働きがいに溢れる社会」の実現を目指しております。
株式会社ホロニックでは、経済活動として、ホテルを舞台とした地域の魅力を発信し、この地域でしか体験できない価値を提供することで、持続可能な地域経済への貢献を行います。
NPOホロニックでは、社会活動として、拠点となるホテルに、地域の子供たちや地域住民、地域生産者が集い、つながることでその関係性が深まり、関係する人々の生きがい、やりがい、働きがいが高まっていくことで、地域未来への貢献ができると考えております。

今回は、地域創生の未来につながる活動を第3期CFOと共に取り組んでいきたいと考え、「地域創生の未来を考え、地域課題の解決を行っていくために新たに立ち上げるソーシャルベンチャー(NPO法人)で私たちが具体的に取り組むべきこと」というテーマでアイデアを募り、12組16名の募集がありました。そしてこのたび、熱意があり的確で行動力がある高校2年生16歳の為積縁さんを3代目CFOとして任命しました。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/410847/LL_img_410847_2.jpg
プレゼン中

【第3期生CFOについて】
*為積縁(ためずみえん) 広島県立広島叡智学園高等学校 2年生16歳*

★CFOに応募したきっかけは?
私はこれまで広島県の離島にある全寮制の学校に通いながら、地方創生や持続可能な未来に関する学びを深めてきました。
しかし、学校での学びではエリアが限定されており、より広い社会で行動を起こしてみたいという気持ちがありました。
そのようなことから、高校生という立場であっても何か地域や社会に貢献できる方法を模索していた中で、CFOの応募を見つけました。
コンテストのテーマの一つでもあった「体験格差」という社会課題にも強く共感し、この課題をはじめとする多様な地域課題にアプローチしていきたいと強く感じました。また、ホロニックのCFOとしての役割には、学生でありながら社会の未来を想像し、行動に起こすことができるという、他では得られない価値や経験があると思います。さらに、株式会社ホロニックが「輝かしい未来」の実現に向けて様々な活動に真摯に取り組まれている姿を見て、そのような会社の方々と共に活動したいと思い応募させていただきました。

★CFOとしてどんなことにチャレンジをしたいですか?
私はCFOとして、より多くの人が笑顔で暮らせる地域社会の実現を創造したいと考えています。
笑顔あふれる地域社会の実現のためには、まずは地域課題の解決が必要不可欠です。そのため、「体験格差」「少子化」などを始めとする周辺の地域課題に焦点を当てて、具体的な部分から住民の方から笑顔の輪を広げていけるような活動を行っていきたいです。
その一方で中学・高校生活の学びで培った「グローカルな視点」を活かし、日本そして地球規模の動向にも目を向けて考えていきたいです。
また、株式会社ホロニックが展開するホテル事業は、地元産業との連携も多く地域活性化の重要な鍵であると感じています。その特性を活かした柔軟な考えを持つだけではなく、ホロニックの一員としての視点と第三者としての客観的な視点の両方を大切にし、活動を行っていきたいと思います。CFOとしての活動を通して、このような他にない貴重な機会を提供してくださったホロニックの皆さんと一緒に「六方よしの未来社会」を作っていける一人となれるように成長していきたいです。社会経験の浅い“高校生”ではありますが、その立場から見た「こうなれば素晴らしいな」と思う未来像を持ち続け、ホロニックのビジョンでもある「つながりつなぐコミュニティ」の創出に少しでも貢献できるよう精一杯尽力します。


【審査員コメント】
最優秀賞の為積縁さんを選ばれた理由
*同志社大学 キリスト教文化センター事務室 事務長 沼井 哲男氏*
熱意、実行力、企画力を始め、それぞれのレベルの高さは無論ですが、バランスの良さを高く評価しました。初の高校生ということもあり、前例に固執しない突破力も評価ポイントの一つです。高校生といえば、授業の縛りもあり、活動の環境という意味では、決して楽観視できないはずです。そのような制約にも果敢に立ち向かい、様々な試行錯誤を重ねながらの今後を楽しみにしています。既にいくつかのプロジェクトを立ち上げ、実行していることにも着目しています。現状でも一日24時間では足らないような状況かもしれませんが、CFOへの就任により、今よりも一層多忙になることは間違いなさそうです。それでも、その状況を真摯に受け止め、常にベストを尽くし、結果を残すことでしょう。
その姿を容易にイメージできる点も、評価の理由と言えます。

*株式会社和える 代表取締役 矢島 里佳氏*
プレゼンももちろんですが、質疑応答でも高校生であることを忘れさせる、的確な返答と素直な回答がとても魅力的でした。
また、今回のコンテストを通じて出逢った社会課題と、ご自身の興味関心が和えられ、問題意識が深まり、応募に至ったと言うのも印象的でした。とてもよく調べていらっしゃり、ご自身なりに深められた考察も含め論展開をされており、ホロニックさんとして取り組むこの意義なども感じられました。ご自身の感性を大切になされながら、CFOとして、より美しい未来へプロジェクトを導いてくださることを楽しみにしております!

*第2期CFO 田中 愛乃*
私自身が第二期CFOとして足りなかった部分が、全て備わっていると感じたからです。
プレゼンや質疑応答の際に、彼女の物怖じしない姿勢と自分軸がしっかりしているところは、私が第二期CFOとして足りなかった部分であり、今後のCFO活動を促進する能力だと感じました。また、プレゼンの内容に関しても、単なる理論に留まらず、現実的かつ実践的な内容で、実現可能性が高いと感じました。特に印象的だったのは質疑応答に対する回答力です。16歳ということを忘れさせるほどの的確な回答をされ、その深い洞察力と多角的な視点からの考察には驚かされました。為積さまのような若い才能がホロニックと合わさることで、どのような活動になっていくのか楽しみにしております。


【当社経営陣コメント】
―当社代表取締役 長田 一郎のコメント―
第三期CFO選考は昨年同様コンテスト形式で全国から募りました。今年は、昨年目標に掲げたNPO法人設立の実現のために具体的に実装していく有益な活動をテーマに提案いただきました。その中から今回は高校2年生・為積縁さんが、セトレを舞台にした遊休場所・時間を活用(休館日の活用)して子供の体験格差を解消するプログラムを提案してくださり大きな評価を得て選出されました。その提案背景(自身の理念)と未来課題(社会性)が明確で、かつ、現在のホロニックのリソース(セトレという経営資源)を活かすという3つのポイントが整理されていて解像度の高い提案になっており、審査員からの問いに対しても的確な考え(答え)を持ち合わせていました。
ホロニックのために…でなく、未来社会の当事者として未来の理想的なありかたにホロニックがどう帯同できるか!すべきか!を純粋に思い描ける人材だという評価になりましたCFO導入以来、初の高校生になりますが未来社会の可能性に対して無限の発想をフルに発揮して社内を洗浄!?していく力になってもらえることを期待しています!

―当社取締役 薮内 順子のコメント―
為積さんは、ご自身が以前から考えられていた子供の体験格差問題と今回のNPOテーマを掛け合わせた、課題解決のための地方創生型体験プログラムのご提案をいただきました。
提案いただいた内容では、単に子供に体験をさせるということではなくセトレが大切にしている食の取り組みやESD教育の考え方を取り入れるなど未来社会に向けた発想であり、とても重要な取り組みであると感じました。
また、本選考会では、最年少ながらも堂々としたプレゼンテーションであり質疑応答でも的確に回答されており、提案された内容に対する為積さんの思いや考えが一貫している部分が素晴らしいと思いました。是非、未来社会のために、為積さんのプログラムを実現させて地域のこどもたちが集うNPO活動にしたいと思います。


【会社概要】
商号 : 株式会社ホロニック
代表者 : 代表取締役 長田 一郎
所在地 : 〒658-0032 神戸市東灘区向洋町中6-9神戸ファッションマート10階
設立 : 1998年12月
事業内容: ・コミュニティ型ホテルの企画・開発・運営
・地域資源の企画事業
・コンサルティング事業
資本金 : 5千万円
URL : https://www.hol-onic.co.jp/


【セトレグループについて】
株式会社ホロニックが運営する地域住民・地域社会のためのコミュニティホテル「SETRE(セトレ)」。
「つながり、つなぐ」をコンセプトに、時代の文化の中で見失われてきた数々の宝物、地域に眠る「物語」を新たな「価値」に変えてお客様に届け、人と人、人と地域の絆を結んでいきたい、そんな「コミュニティホテル」を目指しています。2005年神戸市垂水区に1号店「ホテルセトレ」をオープン。2008年には国民年金宿舎をリノベーションし、2号店となる「セトレ ハイランドヴィラ姫路」を兵庫県姫路市にオープン。2013年にはセトレグループ初となる新築で「セトレ マリーナびわ湖」を滋賀県守山市にオープン。2015年には、九州初出店となる「セトレ グラバーズハウス長崎」を長崎県長崎市にオープン。2018年12月には、奈良県奈良市に「セトレならまち」をオープンし、現在はホテル5施設の経営及び運営を実施。
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