能登半島地震の被災地で活動する学生ボランティアと「Dトラ」
災害支援トラック「Dトラ」
左:軽トラはオートマを用意、中央:光源にLED照明、右:伸縮する荷台フレーム
8月21日の寄贈式(左:日本ソーシャルワーク教育学校連盟 事務局長代理 小森 敦様、右:NTB 代表取締役 蜂谷 愼吾)
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/408147/LL_img_408147_1.jpg
能登半島地震の被災地で活動する学生ボランティアと「Dトラ」
「日本特種ボディー」公式サイト: https://ntbcamp.co.jp/
■学生ボランティアのニーズに応えた災害支援トラックを開発
NTBグループは、ソーシャルワーク養成校となっている全国の学校で構成されるソ教連と共に、被災地でのボランティア活動に役立つ軽トラックを開発しました。ソ教連は加盟する全国の学校に在籍する学生に向けてボランティアを募り、学生ボランティアの組織化と企画・運営を行っており、現在までに20校、延べ500名を超える学生ボランティアが活動しています(※)。学生たちは、被災地域で家屋から家具や寝具などを運び出し、所定の集積場まで運搬するお手伝い等を行っています。
(※)現在までの学生ボランティア活動延べ人数について:今回の数値は、能登半島地震に限定して外部から支援に来た学生でカウントしています。地元北陸学院大学の学生の活動を加えると大幅に増加します。
NTBグループでは現場でコーディネーターをするソ教連の会長補佐兼災害対応部会長で災害ソーシャルワークの専門家でもある山本 克彦氏(日本福祉大学 教授)と共同で、被災地における学生ボランティア活動で家具等の運搬手段となる軽トラックに本当に必要な機能について検討を重ねてまいりました。山本教授は、2004年の中越地震以降、20年にわたり災害時の先遣調査の実績を重ね、日本で一番多く被災地に足を運んでいる大学教授として知られています。
NTB及びNTBグループのPrecious Most RV 株式会社・横浜特種ボディー株式会社・旅する車は、山本教授監修のもと、以下のポイントを踏まえて共同開発を行ってまいりました。
<災害現場のニーズ>
・災害時に役立つ即戦力は「モノを運ぶ機能」であること
・モノを運ぶ機能は被災フェーズによって役割が変化してくること
(1) 初動フェーズ :物資(水・食料など)
(2) 復旧フェーズ(I) :災害ゴミ(家財など)
(3) 復旧フェーズ(II):仮設住宅への引っ越し
<開発コンセプト>
・日常生活にも存在感があり、小回りが利くこと:なじみのある軽トラックを使用
・どんな道でも走れること:四輪駆動で車高を車検の範囲で出来るだけ高く設定
・運転のしやすさ:オートマ仕様車であること(学生にオートマ限定免許保持者が多い)
・荷物の積み下ろしがしやすく運搬時には荷物が固定しやすいこと:特殊フレーム採用
・光源を確保できること:LED照明を搭載(光源専用にバッテリーを別途用意)
NTBは上記のコンセプトをもとに開発した災害支援トラックを、DISASTER RELIFE TRUCK(Dトラ)と命名しました。
災害支援トラック「Dトラ」紹介動画: https://youtu.be/ZmELKSl9coY
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/408147/LL_img_408147_2.jpg
災害支援トラック「Dトラ」
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/408147/LL_img_408147_3.jpg
左:軽トラはオートマを用意、中央:光源にLED照明、右:伸縮する荷台フレーム
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/408147/LL_img_408147_4.jpg
8月21日の寄贈式(左:日本ソーシャルワーク教育学校連盟 事務局長代理 小森 敦様、右:NTB 代表取締役 蜂谷 愼吾)
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/408147/LL_img_408147_5.jpg
能登半島地震の被災地で活動する学生ボランティアと「Dトラ」(2)
■今後について
NTBでは「Dトラ」の活用について学生ボランティアの皆様からフィードバックをいただき、改善点を洗い出し、さらに現地で使いやすい車両へブラッシュアップしてゆくとともに、これから発生すると考えられる災害に対しても、ソ教連と連携して速やかに「Dトラ」が被災現場で活動できるよう量産体制を整えてゆきたいと考えております。
■日本ソーシャルワーク教育学校連盟について
一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟は、平成29(2017)年4月1日に「日本社会福祉士養成校協会」「日本精神保健福祉士養成校協会」「日本社会福祉教育学校連盟」の三団体が合併して誕生した団体です。ソ教連は、全国のソーシャルワーク教育学校(社会福祉士、精神保健福祉士、社会福祉教育を行っている学校)で組織しています。ソーシャルワーク教育学校に課せられた社会的使命に鑑み、ソーシャルワーク教育の内容充実及び振興を図るとともに、ソーシャルワーク及び社会福祉に関する研究開発と知識の普及も努め、もって福祉の増進に寄与することを目的としています。
ソ教連では災害発生時における社会福祉関連職種、機関・団体等と連携した活動を推進しています。当活動の一環として災害対応部会では、加盟する全国のソーシャルワーク養成校に在籍する学生に向けてボランティアを募り、被災地のニーズと学生のチカラをつなぐ活動を行っています。
<連盟概要>
団体名 : 一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟
事務局所在地: 東京都港区港南4-7-8 都漁連水産会館6階
会長 : 中村 和彦(北星学園大学)
設立 : 2017年
会員校数 : 249校(会員校一覧: https://socialworker.jp/group/ )
URL : https://socialworker.jp/
■日本特種ボディー株式会社について
NTBは、いすゞのキャンピングカー専用シャシー「Be-cam」をベース車として安全なキャンピングカーを製造販売しております。2023年7月には「新型Be-cam」をベース車にした「【新型】AKATSUKI」をいち早く発表し、OEM提供も含めて販売を行っております。
また当社では2021年に災害現場の最前線を知る災害復興支援団体と共同開発した、有事にも頼もしいオフロード系キャンピングカー「EXPEDITION EAGLE」や、2022年にはキャンピングカーへ搭載するバッテリーへの超高速充電システム「エネクルーズ」を開発するなど、“災害時に活躍できるクルマづくり”の枠組みを積極的に構築し続けております。今後もNTBは“楽しみながら災害に強い社会の実現”へ貢献してまいります。
最高の安全性能を備えた新世代キャブコン「【新型】AKATSUKI」
https://ntbcamp.co.jp/line-ups/akatsuki/
災害時にも強いオフロード系キャンピングカー「EXPEDITION EAGLE」
https://ntbcamp.co.jp/line-ups/eagle/
<法人概要>
法人名 : 日本特種ボディー株式会社
本店所在地: 埼玉県越谷市小曽川568番地1
代表者 : 代表取締役 蜂谷 愼吾
設立 : 2014年12月
資本金 : 975万円
従業員数 : 50名
事業内容 : キャンピングカー・特種車両の企画製造販売
URL : https://ntbcamp.co.jp/
<NTBグループ>
Precious Most RV 株式会社: https://www.rv-precious.com/
横浜特種ボディー株式会社 : https://ytb-rv.com/
旅する車 : https://ccar.jp/