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協定書締結写真
上川町西木町長
新富町小嶋町長
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協定書締結写真
今後は、地域の狭小商圏地域をモデルにした持続可能なソーシャルビジネスモデルやパブリックモデルを構築実現することを目的に共創プロジェクトを進めていきます。
■本協定の概要
上川町は「日本一オープンイノベーションな町」を掲げ、様々な地域創生事業を行っており、若者の移住や町内での新規開業も増加している活気溢れるまちです。観光と暮らしを掛け合わせたコンセプト「北の山岳リゾート」に基づき、地元住民、観光客と自然が密接に関わり融合することをめざしたまちづくりに取り組んでいます。
新富町は町民一人ひとりが尊重され、明るい未来に向かってチャレンジする、誰もが暮らしやすく誇れる町の実現を目指し、「子や孫たちが必ず帰ってきたくなる町づくり」を信条に、様々な行政課題の解決に向けて取り組みを行っています。人口減少と少子高齢化が予想を上回る勢いで加速している中、若手職員の交流、企業と地域との接続等を行い、交流人口・関係人口の拡大を図っていくことが本協定締結の大きな目的です。
すさみ町は【誰もが自由にチャレンジできる場づくり】を推進しており、町民、移住者、関係人口、企業人を巻き込みながら、誰もが自分のしたいことを実現できる、1人1人が役割・楽しみを持つ、まちづくりの活性化に取り組んでいます。
そこで本協定は、それぞれの地域特性や活動領域などを相互に理解した上で、互いのアセットやメリットを最大限活用した地域課題解決や新たな価値創造など幅広い分野で共創してまいります。共創を通じてさまざまなステークホルダーとのコミュニティを構築・共有していくことで、地域内外での社会実装やアップデート、また、社会基盤の整備等を推進し、共に創る新しい公共のかたち「チーム・ローカル5000」を組成します。狭小商圏地域をモデルにした持続可能なソーシャルビジネスモデルやパブリックモデルを構築実現することを目的としております。
<本協定における主な連携項目>
目的を達成するため、次の事項について連携し協力する。
(1)3町に関与する人口を創出するためのブランディング等
(2)ローカル5000に資する企業との接続機会の創出等
(3)各自治体エリアリノベーション・行政改革などによる拠点づくりや拠点の地域間ネットワーク化等
(4)越境人材交流、デジタル人材などの共同育成・シェアリング、副業、官民HR交流などの人材育成等
(5)越境型学習を実現する新しい教育サービスや子育て支援の構築等
(6)広域での展開を含むデータ資産活用やその他広域連携の推進等
■今年度は相互の職員交流を実施 ~お役所越境留学~
今年度は「お役所越境留学」として3町の職員が2週間から1か月間程度、他の地方自治体の庁舎などをワークスペースに、リモートワークで自らの業務もこなしながら、訪問自治体の業務にも携わるなど、越境型官官デュアルワーカーとして働く短期留学制度(研修制度)を実施。
既存の人事交流より期間も短く、出向するわけではないので、現在の所属部署に在籍したままの人事交流ができるなど、フレキシブルな運用のなかでさまざまな職員の参加を促します。
職員のキャリア開発はもとより、次世代リーダーの育成、データ資源や人材、ネットワークを含むアセットのシェアリング、固定概念にとらわれたワークスタイルからのトランスフォーメーションなどを推進していくことで、地域に山積する地域課題に対する新たなアプローチやプロジェクトの共創など推進します。
■今後の展望
人口減少をネガティブにとらえることなく狭小商圏地域をモデルにした持続可能なソーシャルビジネスモデルやパブリックモデルを構築をするための共創プロジェクトを進めていきます。
さらには、本取り組みに賛同していただけるオープンイノベーションな志向を持ち、熱意ある地方自治体を集めてまいります。
【上川町西木町長のコメント】
宮崎県新富町様と和歌山県すさみ町様とパートナーシップを締結できましたことを大変嬉しく、非常に心強く感じているところでございます。
上川町は、「世界に誇る山岳リゾートタウン」の実現を目標に、将来にわたって町民や関わる方々が豊かであるためのまちづくりのため、行政サービスの最適化に取り組んでいるところでございます。
今回の分野において、色んな課題があるところではございますが、これから一緒にローカルのミライをデザインしていきたいと思います。
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上川町西木町長
【新富町小嶋町長のコメント】
現在地方の多くの自治体が「財政難」、「人材難」、「少子高齢化」等あらゆる問題に直面しており、まちづくりの在り方は大きな転換期を迎えていると考えています。行財政改革によって、将来的には地方公務員の定員抑制も見込まれる中で、今後個々の職員に求められるスキルは一層多様化していく見込みで、特に課題をブレイクスルーすることができる職員の育成が急務です。具体的には、地域のニーズや困りごと等を細やかにすくいあげつつ、課題に対する具体的な解決策を提案できるためのデータ分析能力や企画力等があげられます。また、域内のリソースに捉われることなく、地域外の企業の方とのコミュニケーションスキル等も求められています。
本協定を北海道上川町様、和歌山県すさみ町様と締結させていただき、互いの自治体のビジョンや先駆的な取り組みの共有を図っていきたいと考えます。また現場実践力の高い職員の行動様式を若手職員に学んでもらうことで、次世代を担っていく人材の育成につながります。
最後になりますが、いずれはこの取り組みに賛同いただけるような他の自治体にも参画していただき、日本を縦横断的に元気にしていけるようなプロジェクトとなることを願っています。
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新富町小嶋町長
【すさみ町岩田町長のコメント】
すさみ町の現人口は約3,600人、年間100人ペースで減少。「消滅可能性都市」として危惧され、2045年には半分以下の1,600人になると想定されています。
しかし、人口が減ることが決して不幸ではないと思います。人口減から人材増へ。私たち大人ができることは子どもたちの未来を描き、彼ら彼女たちの能力を伸ばし続けること。人材が続いていくことこそが町の未来であり、町の存在意義だと思います。
これから2045年に向かって、本協定を口火とし、消滅可能性都市である当町や小さな町が、持続可能な町に、1,741市町村の見本になりたいと思います。
まずは上川町様・新富町様と各町が保有しているまちづくりのノウハウや、企業の情報を共有し、様々な課題に多角的にチャレンジしたいと考えております。
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すさみ町岩田町長
■上川町の概要 https://www.town.hokkaido-kamikawa.lg.jp/
上川町は、北海道のほぼ中央に広がる日本最大の山岳自然公園「大雪山国立公園」の北方部に位置し、大雪山連峰と北海道第一の河川、石狩川の清流に恵まれた自然豊かな町。大雪山系の一つ、黒岳への登山口には北海道有数の温泉地である層雲峡温泉があり、秋には「日本一早い紅葉」が見られる。通年型山岳リゾートタウン構想を掲げ、自然や四季を生かして年間を通した観光客の受け入れを目指すとともに、大雪山の自然と共存する暮らし・関係人口の関わり方に挑戦している。
近年は、町内全域をキャンパスに各種講座等を展開する「大雪山大学プロジェクト」や、上川町での新しい働き方をテーマに移住者や関係人口の創出を図る「カミカワークプロジェクト( https://www.kamikawork.jp/ )」を実施。本年より上川町東京事務所を設立、都市部の企業との連携事業の実施など先駆的な地方創生プロジェクトに数多く取り組んでいる。
■新富町の概要 https://www.town.shintomi.lg.jp/
宮崎平野に位置する宮崎県児湯(こゆ)郡新富町(しんとみちょう)は、県下有数の農業が盛んな土地として知られる。特にピーマン、きゅうり、トマトなどの施設(ビニールハウス)野菜と、養鶏、肉用牛、酪農などの畜産が盛んで、「野菜と畜産の町」とも言われている。2024年度末には、地元の農畜産物の直売所の完成も予定されており、今後ますます賑わいを増していく見込みだ。
2024年7月1日現在の人口は1万5,933人と比較的小規模な自治体だが、内陸には航空自衛隊の新田原(にゅうたばる)基地があり、上空を戦闘機が往来するのが町の日常風景だ。2021年にはプロサッカーのJ3リーグに所属する「テゲバジャーロ宮崎」と2024年7月1日時点「なでしこリーグ1部」の首位を走る快進撃を見せている女子サッカーチーム「ヴィアマテラス宮崎」のホームスタジアム「ユニリーバスタジアム新富(現:いちご宮崎新富サッカー場)」が完成。さらに昨年スタジアムに隣接したフットボールセンター(人工芝のサッカー場2面)も整備されており、スポーツのまちとしての魅力も加わった。
ハード整備以外においても、地元密着型で地方創生を推進する地域商社である「一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(通称:こゆ財団 https://koyu.miyazaki.jp/ )」や農業従事者の減少等をAI・IT・IoTを活用したスマート農業を通じて解決しようとする「AGRIST株式会社( https://agrist.com/corporate/about )」、町と地元農協が一体となり、攻めの農業を実施することで町内農家の生産活動を支援する「一般社団法人ニューアグリベース( https://new-agri-base.jp/ )」と近年町内には地域経済を発展するための様々な新しいプロジェクトが生まれている。
■すさみ町の概要
すさみ町は、紀伊半島の南南西に位置し、紀伊山地を背に串本町・古座川町・白浜町と隣接し雄大な太平洋に面している。海岸線は豪壮で風光に恵まれており、吉野熊野国立公園に指定されています。海岸線一帯は関西一の磯釣り・船釣り場として有名で、スキューバダイビングやスポーツフィッシングなどのマリンスポーツの適地としても注目されている場所となっている。また、国指定天然記念物江須崎島、稲積島の原生林や世界遺産に登録された熊野古道大辺路などの自然美豊かな観光地である。
海路の時代は交易の拠点であり、ケンケン漁(かつお漁)、レタス栽培、イノブタの発祥の地であるなど、イノベーションの地であり、海外に移民を輩出するなどフロンティア精神に溢れた地でもあった。
そのチャレンジ精神は今も受け継がれており、スーパーシティ構想への挑戦やワーケーション人口の拡大、関係人口によるまちづくり等、多種多様な人材を巻き込みながら様々なプロジェクトを推進している。