高橋 准教授が開発した拡散体は、複数の球体または円盤で構成される(イメージ図)
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/401592/LL_img_401592_1.jpg
高橋 准教授が開発した拡散体は、複数の球体または円盤で構成される(イメージ図)
音楽ホールやレコーディングスタジオで使用される音響拡散体(リフレクター)は、様々なタイプが販売されています。各々が一定の効果を持つ一方で、多くは拡散性能のみに重きを置いた凹凸のあるデザインです。設置場所によっては、空間デザインにフィットしないケースや、適度な吸音が求められるケースもあります。
そこで高橋 義典 准教授は、さまざまな残響環境に適応可能な拡散体を考案しました。形状は小さな球形または円盤状の集まりで、デザインを問わず様々な空間にフィットします。この新たな拡散体は、複雑な形状のため3Dプリンターによる製造が難しいことが課題です。そのため、密度の高い配置を実現するため、企業との共同研究を希望しています。7月11日に開催されるオンライン産学マッチングイベント「JST新技術説明会」では、デモを実施し、広く社会に技術を紹介します。
■特許情報
発明の名称 :音響拡散パネル
発明者 :高橋 義典、増川 英寿、齋藤 優真
出願人 :学校法人 工学院大学
出願番号(国内:特願番号):2023-185059
■工学院大学 新技術説明会 開催概要
日時 : 2024年7月11日(木)9:55~11:55
開催場所: オンライン開催
主催 : 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)、工学院大学
参加料 : 無料
事前申込: 必要
申込方法: https://shingi.jst.go.jp/list/list_2024/2024_kogakuin.html