「問合せAI回答サービス」を提供開始
AIチャットボットサービスの仕組み
行政機関における正確性や専門知識の欠如、法規制の遵守、データの一貫性、透明性の確保といった生成AIを活用する上での課題をクリアし、LGWAN(総合行政ネットワーク)内のセキュアな環境で、自治体業務の業務効率化を支援いたします。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/401571/LL_img_401571_1.jpg
「問合せAI回答サービス」を提供開始
■背景
生成AIの利用は多くの業務プロセスを効率化し、より重要なタスクに集中するための時間を確保できるようになるなど作業環境を変革しています。自治体DXの推進においても、生成AIを活用することで職員様の業務効率化が期待されています。一方で、自治体業務における生成AIの活用には、正確性や専門知識の欠如、法規制の遵守、データの一貫性、透明性の確保といった課題が伴います。
自治体が保有する独自データをもとに文章生成するRAG(Retrieval-Augmented Generation 検索拡張生成)を使用することで、これらの課題を解決し、信頼性の高い情報提供が可能になります。当社は、RAG機能を搭載した新サービスを提供することで、生成AIを安全に利用でき、自治体業務の効率化を実現いたします。
■内容
本サービスは、「公開羅針盤V4」グループウェアシステムにてMicrosoft社のAzure OpenAI Service(※1)とAzure AI Search(※2)を使用してRAGを実現し、自治体独自のデータを参照し回答するAIチャットボットサービスを提供します。RAG機能を利用することで、庁内の問い合わせ対応や議会答弁の作成支援など自治体ごとに異なる業務やニーズに応じてカスタマイズされた情報の提供が可能になります。
※1:Microsoft社のAzure(クラウドプラットフォーム)上で提供される、OpenAI社の生成AIサービス。
※2:Microsoft社のAzure(クラウドプラットフォーム)上で提供される、データ検索プラットフォーム。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/401571/LL_img_401571_2.jpg
AIチャットボットサービスの仕組み
■特徴
・自治体のLGWANの端末からの利用が可能です。
・公開羅針盤V4グループウェアのキャビネット機能に登録されている自治体が保有する独自データを利用することができます。これにより、ファイルのアクセス権限の管理やファイルの二重管理をすることなく利用することが可能です。
・生成AIからの回答に引用元のリンクが記載され元データを参照し確認できます。生成AIの利用に付きまとうハルシネーション(誤回答)の対策を容易にします。
・システム管理者は公開羅針盤V4グループウェアシステム上にリアルタイムでグラフや表に表示される職員様ごとのトークン使用量やよく使われるBotなどの利用状況を確認できるため、効果測定を行うことができます。
■提供価格
固定料金+従量課金(個別見積となります)
■今後の展望
自治体向け生成AIサービスにおいて文章だけを理解できる生成AIではなく、音声や画像など様々な情報を使った生成AIを利用できるように取り組んでまいります。
■公開羅針盤シリーズ
「公開羅針盤」シリーズは、グループウェア、文書管理、庶務事務、人事給与の4つの内部業務ソリューションから成り立っています。シリーズ共通の電子決裁基盤や職員基盤で情報を一元管理しているため、システム間のシームレスな連携を実現し、ペーパレス化や情報の見える化を図ることで自治体様の内部業務を支援します。
製品紹介ページ https://service.ryobi.co.jp/public_solution/gv-rashinban-series/
■会社概要
株式会社両備システムズ
本社所在地:岡山県岡山市北区下石井二丁目10-12
杜の街グレースオフィススクエア4階
代表者 :代表取締役社長 松田 敏之
設立 :1969年12月
資本金 :3億円
事業内容 :公共、医療、社会保障分野および民間企業向け情報サービスの提供
(システム構築、アウトソーシング事業)、ソフトウェア開発、
データセンター事業、ネットワーク構築サービス、セキュリティ事業、
ハードウェア販売および保守サービス、AI・IoTなど先端技術研究開発
コーポレートサイト: https://www.ryobi.co.jp/