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加賀FEI、Matter規格をサポートする、プロセッサ内蔵無線LAN/Bluetoothコンボモジュール「WKR612AA1」を開発



「WKR612AA1」サンプル外観

加賀FEI株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:塚本 剛、以下、当社)は、Matter規格(注1)対応機器の開発をサポートする、プロセッサ内蔵無線LAN/Bluetoothコンボモジュール「WKR612AA1」を開発しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/396381/LL_img_396381_1.jpg
「WKR612AA1」サンプル外観

本製品は、アンテナを内蔵し各種認証を取得済みのため、スマートロック、監視カメラ、白物家電、ロボット掃除機、給湯器リモコンといったホームオートメーション機器やスマート家電製品の開発時に、アンテナ開発工数や認証費用・工数を削減でき、製品の素早い市場投入が可能になります。

Matter規格に対応することで、エンドユーザーが特定のブランドなどにしばられることなく自分の好みで機器を選択でき、シームレスにつながるスマートホームの実現に向け、2025年1月の量産を予定しています。
今後も市場からのニーズに応え、ラインアップの拡充を進めてまいります。


【背景】
近年、さまざまなベンダーから販売されているスマートホーム機器を相互に接続することができるMatter規格の普及が進み、スマートホーム機器などの開発現場では、Matter規格に対応し、ホストレスで動作可能な無線モジュールのニーズが高まっています。

当社は、Wi-Fi 6やBluetooth Low Energy、IEEE 802.15.4のマルチプロトコルを同時にサポートすることでMatter規格に対応し、アプリケーション実行用プロセッサと大容量Flashメモリを搭載しホストレスでの動作を可能した「WKR612AA1」を開発しました。さらに、アンテナを内蔵し各種認証を取得済みであるため、設計工数を削減することができ、開発期間や費用の削減に貢献します。

また、当社提供のソフトウェア開発キット(SDK)にて、検討、評価を行うことも可能です。


【製品の特長】
1. NXP製チップをモジュール化
260MHz動作のArm Cortex-M33プロセッサを内蔵し、2.4GHz帯に加え5GHz帯での通信も可能なNXP Semiconductors社製IC、「RW612」を採用しています

2. 大容量フラッシュメモリ内蔵
8MBのFlashメモリを搭載しているため、完全にホストレスとして動作するだけでなく、他のプロセッサによってWKR612AA1を制御するホステッド設計も可能です。

3. 簡単設計
一般的な3.3V単一電源で動作するため、複数の電源電圧を用意する必要がなく、複数の電源を投入するタイミングを調整する必要もありません。

4. アンテナ設計、認証取得が不要
広帯域・高効率の内蔵アンテナを搭載しているためアンテナ設計が不要です。さらに、Bluetooth SIG認証、日本電波法、FCC(米国)、ISED(カナダ)の電波法認証を取得済みで、認証にかかる費用や工数を削減することができます。


【提供時期】
評価ボード、サンプルモジュール:2024年7月
量産 :2025年1月


【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


【注釈】
(注1)Matter規格:
スマートホームの標準規格で、異なるメーカーのスマートホームデバイスとIoTプラットフォームの相互運用性を促進するためにConnectivity Standards Alliance(CSA)が策定した標準規格


【加賀FEI株式会社サイト】
https://www.kagafei.com/jp/


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。
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