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業務用プレハブ冷蔵庫の製造、組立、施工を行うたつみ工業が2024年3月8日に冷凍冷蔵大型物流倉庫へ「初荷」を出荷



初荷の様子


たつみ工業木更津プラント正面


上空からプラントを望む


社員用オープンスペース

コンビニエンスストア向けウォークイン冷蔵庫で首都圏のおよそ80%、東京神奈川千葉他首都圏のセブン-イレブンでほぼ100%のシェアを持ち、業務用プレハブ冷蔵庫の製造、組立、施工を展開する断熱パネルメーカーのたつみ工業株式会社が、新工場「木更津プラント」から2024年3月8日に「初荷」を出荷。納品先は千葉県野田市に建設中の大型物流センターで、フロアの一角に建設中の冷凍冷蔵専用エリアの断熱パネル壁として施工されます。

千葉県木更津の4万3,377平方メートルの敷地に工場・事務所棟を建設し、従来のコンビニやスーパーの業務用プレハブ冷蔵庫用パネルの他、大型冷凍冷蔵庫、物流センター、クリーンルーム向けに事業を進出するたつみ工業には、昨年秋ごろから、物流の中継地点に位置する大型物流倉庫からの引き合いが大変多くなってきています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/387935/LL_img_387935_1.jpg
初荷の様子

【冷凍冷蔵倉庫不足 築40年超が3割に】
昨今、国内の物流関係者の間で、農畜産物や水産物、冷凍食品を保管する冷凍冷蔵倉庫が今後不足するという警戒が広がっており、築40年を超える倉庫が3割に上るものの建て替えは進んでおらず、10年後には大半の地域で足りなくなるとの試算が出ています。
また株式会社日本経済研究所による冷蔵倉庫の必要供給量の試算によると、今後の保管需要を2030年頃まで現行水準から横ばいで推移、築50年代の冷蔵倉庫の半分が廃棄されるという前提のうえでは、今後10年間で30万t/年規模の新規投資が必要になる見込みです。


【2024年問題への対応も迫られる昨今 中継拠点の新増設を検討】
CBREが発表した、特別レポート「物流施設利用に関するテナント調査2023」では、今後3年間の物流拠点計画について、倉庫の総面積を「拡大する」とした回答は全体の57%を占め、2022年(59%)に続き旺盛さが伺えます。


【拡大し続ける冷凍食品市場 2022年は過去最高水準に】
共働きや高齢世帯の増加、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛により、食の簡便需要が強まった影響で冷凍食品市場は拡大し続けており、2022年は過去最高だった2017年(160万 46トン)とほぼ同水準。金額(工場出荷額)は7,639億円、4.0%増と3年連続プラスで過去最高を更新しました。【出典 日本冷凍食品協会 令和4年(1月~12月の冷凍食品国内生産】


■木更津プラントについて

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/387935/LL_img_387935_2.jpeg
たつみ工業木更津プラント正面
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/387935/LL_img_387935_3.jpeg
上空からプラントを望む

日本最厚300mm 世界初処方の連続式不燃ウレタン断熱パネル(HFO PIR)
「TATUMI PANEL」

1. ドイツBASF社製ウレタン
不燃パネルでは世界初の処方である、ドイツのBASF社製を採用。成形不良が少なく平滑で剥離しにくい質の高い芯材を形成できることにより、場所や用途に合わせて厚さ150mm~250mmの大型冷凍冷蔵庫向け断熱パネル製造が可能に。ポテンシャルとしては日本最厚300mmの断熱パネルの製造も可能です。

2. 連続ライン生産方式
10年~15年先の工場労働人員不足を見据え、高品質の製品をオペレーター数人で生産が可能な設備・プロセスを有する工場に。ドイツのHennecke-OMS社の連続生産ラインを導入することで、従来のバッチ式と比較して生産性が格段に向上。リードタイムが短く大量生産が可能に。

3. 廃材削減に貢献する梱包方式
自動梱包に加え、従来の木製パレットを使用せず新たにEPS材を使用。現場での廃材の削減に貢献する地球環境に優しい新しい梱包方式です。


【空冷ではなく水冷式を採用した熱交換に 電力消費量とCO2排出量の大幅な削減へ】

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/387935/LL_img_387935_5.png
削減量

生産設備の冷却方式に、空冷ではなく水冷式を採用し、空調・温調設備機器からの排熱削減や、熱リサイクルの取り組みにより、ヒートアイランド化を防止します。さらに、電力消費量は最大62%削減、CO2排出量は最大76%削減が可能に。SDGsに貢献する環境にやさしい生産方式を採用しました。


【従来の工場の「3K」イメージを払拭】
建屋外観、就労時や休憩時の心地よさ、作業環境の良さにこだわり、従来の工場の「きつい」「汚い」「危険」のイメージを払拭し、離職率の低下と新規募集人員の確保に繋げます。

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/387935/LL_img_387935_4.jpg
社員用オープンスペース

■たつみ工業株式会社について
<創業62年業務用プレハブ冷蔵庫を製造、首都圏のセブン-イレブンをほぼ100%カバー>
神奈川県川崎市に本社を構えるたつみ工業株式会社は、1962年の創業から業務用プレハブ冷蔵庫を製造する専業メーカーです。業務用冷蔵庫は食品を扱うのが一般的ですが、生花店やワインセラー、水族館の餌用冷蔵庫など様々な特注に対応しています。特にコンビニエンスストア向けウォークイン冷蔵庫では、東京神奈川千葉他首都圏のセブン-イレブンをほぼ100%カバーしています。他、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、ニューデイズなど、大手コンビニストアチェーン店の冷蔵庫を含むと、約80%をカバーしています。


【「多死社会」年間死亡者が過去最多、ご遺体安置用冷蔵庫の受注5倍】
高齢化が進むなか新型コロナをきっかけに、葬儀スタイルが変化し「一般葬」が減り「直葬・火葬式」が増加。その結果、火葬場でご遺体を長期間安置せざるをえないという状況、火葬待ちする期間はこれまでにないほど長くなっており、当社へ「ご遺体安置用冷蔵庫」への問い合わせが急増。長年の業務用プレハブ冷蔵庫の製造ノウハウにより、様々な現場の状況に対応し、多くの葬儀社様や警察等から依頼を受けています。


【今後の展望】
既にライフラインとなっているコンビニエンスストア向け事業の他に、ご遺体安置用冷蔵庫などの新規事業も含め、創業62年で培った技術力をいかし引き続き川崎工場での業務拡大を見込んでいます。一方、木更津プラントでは国内で唯一生産可能な200mm以上のウレタン断熱パネルで、需要が旺盛な物流センター、大型冷蔵冷凍倉庫、半導体のクリーンルーム工場などでの採用を目指し、初年度は10億円、次年度以降は20億円以上の売上を目指しています。また、今後は大量の電力を消費するデータセンターの冷却や医療向けの大型冷蔵倉庫なども視野に営業を展開していきます。


【会社概要】
■社名 : たつみ工業株式会社
■所在地 : <本社>
〒212-0054 神奈川県川崎市幸区小倉4-1-13
<木更津プラント>
〒292-0818 千葉県木更津市かずさ鎌足2-8-1
■代表取締役: 岩根 弘幸(いわね ひろゆき)
■設立 : 昭和37年4月
■資本金 : 7,000万円
■URL : https://tatumikougyou.co.jp/
■事業内容 : 業務用プレハブ冷蔵庫の設計、製造、組立・施工、
プレハブ冷凍冷蔵庫、業務用冷蔵庫、クリーンルーム、
シールドルーム、防音ルーム、冷暖房工事一式
■主な納入先: 順不同・敬称略
セブン-イレブン・ジャパン、ローソン、ファミリーマート、
スターバックスコーヒー、ウェスティンホテル東京、
アサヒビール、文明堂、NHK放送技術研究所、米軍基地内、
国立病院機構 横浜医療センター、
ソニーコンピュータサイエンス研究所、
サンリオピューロランド 他
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