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株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2024年2月22日に『山崎元の最終講義 予想と希望を分割せよ』(山崎元著/税込1,650円)を発売します。著者の山崎氏は、本年1月1日に食道がんで亡くなりました(享年65)。本書は、山崎氏と20年来の付き合いになる担当編集者が、山崎氏から託された、がん発病後に発表したオンライン記事や動画内容をまとめたものです。刊行告知の段階から大きな話題となり、書店からの注文が殺到したため、発売前の重版が決定した注目の一冊です。
■「正しくて、できれば面白いことを、なるべくたくさんの人に伝えたい」
山崎氏は2023年3月にがんのステージ4と診断されながらも「やっぱりがん保険は不要」の考えを変えず、NISAに注目が集まる中でも各マスメディアに出演し、「NISAの運用みたいなつまらないことに時間をかけて悩まないでもっと人生を楽しんでください」と訴え続けました。また生前、自身の発信のモチベーションを「正しくて、できれば面白いことを、なるべくたくさんの人に伝えて、ちょっと感心されたい」と語っていた山崎氏は、本書で、専門の資産運用及び経済全般の話を交えつつも、12の会社を渡り歩いた転職経験、そしてお酒と競馬をこよなく愛した趣味人生を背景に、読者から寄せられたお金や生き方に関するさまざまな疑問に、本音で回答しています。
■著者が遺したお金と人生への回答
Q:「がん保険」は本当に必要ありませんか?
→A:不要です。がん保険は加入者にとって大いに損で、保険会社にとって得な契約です。がん保険に入ったからといって、がんに罹る確率が小さくなるわけではありません
Q:交際費はどの程度使う?
→A:自分で稼いだお金でしたら、自分の「楽しむ能力」が十分あるうちに使うことに、何の遠慮も要りません
Q:45歳、未婚、高卒非正規雇用に求められる人生プランは何でしょうか?
→A:第一に60代以降にも続けられる仕事の場を持つこと、第二に親しい友人を複数人作ることでしょう
Q:今の仕事が楽しくないけれど、転職も厳しそう。資格を取るべき? 興味のある分野を勉強すべき?
→A: 資格は、営業力があれば持つ意味があるかもしれませんが、それを持つことで自分が変わるかもしれないと思うのは勘違いです。士業の日常は、毎日自分を営業するような、言わば毎日就職活動をするような世界だと覚悟すべきでしょう。資格幻想を捨てましょう
■『予想と希望を分割せよ』について
【著者】 山崎 元(やまざき・はじめ)
経済評論家。専門は資産運用。1958 年北海道生まれ。東京大学経済学部卒業後三菱商事に入社。野村投信、住友信託、メリルリンチ証券、楽天証券など12 回の転職経験を持つ。連載記事やテレビ出演多数。著書に『図解・最新 学校では教えてくれないお金の授業』(PHPエディターズ・グループ)、『新しい株式投資論』(PHP新書)、『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術』(共著/朝日新書)、『超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』(共著/文響社)など。2024 年逝去。
【書誌情報】
ヘッドタイトル:山崎元の最終講義
タイトル:予想と希望を分割せよ
著者:山崎元
定価:1,650円(税込)
判型製本:四六判並製
発売日:2024年2月22日
ISBN:978-4-569-85650-6
発売元:株式会社PHP研究所
発行元:PHPエディターズ・グループ
予想と希望を分割せよ | 山崎 元著 | 書籍 | PHP研究所 : https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85650-6