参考資料 一般社団法人日本電線工業会より2019年に出された2023年度需要予測
■背景―電線業界の製造事情と社会的影響による急速な需要
(1) 電線国内市場の減少による製造メーカーの減少
3品種を製造できるメーカーは元々8社ございましたが、電線の国内市場の減少に伴う製造メーカー縮小の流れにより、現在、対象品種を製造できる大手メーカー数は4社となっております。
(2) 社会的な事柄による需要の急速な拡大
近年、盛んとなっております半導体製造工場の建設や2025年開幕を予定されております日本国際博覧会(略称「大阪・関西万博」)などの影響を受け、現在、電線業界では建設電販市場の急激な需要の高まりによる繁忙状態が継続しております。
<参考資料>
一般社団法人日本電線工業会より2019年に出された2023年度需要予測
電材流通新聞2019年11月21日号掲載より抜粋
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/380233/LL_img_380233_1.png
参考資料 一般社団法人日本電線工業会より2019年に出された2023年度需要予測
(3) 対象品種の在庫不足による需要と供給の不一致
元来の国内での市場・製造メーカー数減少の流れを受け、近年の製造メーカー減(背景(1))に加え、対象品種が市場に出回りにくい需要の少ない品種であったため急激な社会の需要に対応できなくなりました。
さらに、対象品種は大きく重いことからメーカー側が在庫として置いておくことが難しく、常時製造しにくいという現状もございます。
また、今回の需要の高まりは一時的なものであるとメーカー側が認識していることや需要減少品であるため、今後の製造量のアップは難しく、当面改善の兆しが見られないのではないかと当社では推測しております。
(4) 通信電線の流通ルートが断たれつつある
現在、通信ケーブルの電線市場におけるウエートは十数%程度と小さく、ほぼ100%大手電線問屋ルートにて、各最終ユーザー様に提供されています。
通信電線専門メーカーでは、多品種少量生産で常時在庫品も100種類程度ありますが、それはカタログ品番の10%程度となります。
本来、通信電線メーカーは、販売店ルートを経由した数か月先のお客様情報をもとに、原材料を手配し生産計画が作られています。しかし、この度の電線不足による影響で、この流通システムがうまく機能できず、これから流通ルートの機能不全に陥ると当社では予測しております。先行情報が入らない通信電線メーカーでは、生産・出荷・在庫のバランスが崩れ安定供給ができなくなります。
有限会社フロロケーブルでは、上記、理由により、現在起きております電線3品種(IV/CV/CVV)及びエコ電線、キャブタイヤケーブル、通信電線の入手において、当面の混乱は続き、免れないであろうと想定しております。
そこで、日頃より電線全般のお取り扱いをし、最適な電線を提案する電線ディレクションを得意とした事業を行っているため、この状況化を少しでも改善すべく今回のサービスを開始することに至りました。
当社では、少量対応を前提とした対象品種についての設計変更・仕様変更のご提案・ご提供が可能です。貴社製品の価値を高める電線を提供しますので、ぜひお問い合わせいただき、ご相談いただけますと幸いです。
■サービス概要
1. 対象品種
IV、KIV、HIV、EM-LMFC、6600V 3PNCT、600V FPT、VCT、2PNCT、通信電線、VCTF、光ファイバー
対象品種のお問い合わせを当社ウェブサイトお問い合わせフォームよりご依頼・ご相談ください。ご依頼いただいた内容をもとに、当社がご使用方法にあった商品のご提案・ご提供をさせていただきます。
※お客様のご使用方法・ご希望納期を明確にお伝えください。
2. 対象のお客様―納期1か月~/仕様変更可能で納期1か月~3か月であるお客様
(1) 制御盤関係の企業様(協力会社を含む)
(2) -1 緊急で少量の(1本から10本まで)2PNCTをご希望の企業様
-2 クレーン用の2PNCTをご希望の企業様
(3) 工場設備、機械装置などの通信ネットワーク用電線をご希望の方
3. お問い合わせ先
当社お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
https://fluorocable.com/contact/
担当よりご連絡させていただきます。
■会社概要
会社名 : 有限会社フロロケーブル
※2024年1月よりフロロケーブル株式会社へ社名変更いたします
所在地 : 奈良市芝突抜町3番地
代表者 : 代表取締役 廣中 良紀
設立 : 2003年10月
事業内容: ・電線販売
・電線加工品販売
・電線開発
・関連部品の販売
・電線に関するご相談・ご提案
URL : https://fluorocable.com/