比較研究に使用された睡眠トラッカー11種
睡眠の4段階に関して各睡眠トラッカーの性能を測定した結果
睡眠中の覚醒に関して各睡眠トラッカーの性能を測定した結果
調査を行った結果、Asleep/エイスリープが開発した睡眠アプリ「スリープルーティン」が、Apple、Google、Amazon等のグローバルビッグ・テック企業が開発する睡眠トラッカーよりも高いスコアを記録しました。
【調査内容】
調査期間:2023年2月24日~2023年8月24日の6ヶ月間
対象 :男性39人、女性36人の合計75人(性別、BMI比較により選定)
調査方法:参加者は睡眠トラッカーを装着し、終夜睡眠ポリグラフ検査に参加。合計3,890時間の睡眠トラッカーの検査結果と543時間の終夜睡眠ポリグラフ検査の結果を比較・分析
【比較研究に使用された睡眠トラッカー11種】
●スマートウォッチ
Apple Watch Series 8、Galaxy Watch5、Google Pixel Watch、Fitbit Sense 2
●睡眠アプリ
スリープルーティン(Asleep社)、Sleep Score(Sleep Scoreラボ)、Pillow: Sleep Tracker(Neybox Digital社)
●睡眠グッズ
Oura Ring3、Withings睡眠パッド、Google Nest Hub(第2世代)、Amazon Halo Rise
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/369032/LL_img_369032_1.png
比較研究に使用された睡眠トラッカー11種
【調査結果の概要】
・睡眠の4段階測定によるF1スコア*ランキング
(1) 睡眠アプリ「スリープルーティン(Asleep社)」:0.6863
(2) 睡眠グッズ「Amazon Halo Rise」 :0.6242
(3) スマートウォッチ「Fitbit Sense 2」 :0.5814
・睡眠中の中途覚醒を測定したF1スコアランキング
(1) 睡眠アプリ「スリープルーティン(Asleep社)」:0.7065
(2) 睡眠グッズ「Amazon Halo Rise」 :0.5967
(3) スマートウォッチ「Apple Watch Series 8」 :0.5493
・深い睡眠段階を測定したF1スコアランキング
(1) スマートウォッチ「Google Pixel Watch」 :0.5922
(2) スマートウォッチ「Fitbit Sense 2」 :0.5564
(3) 睡眠アプリ「スリープルーティン(Asleep社)」:0.5355
* F1 Scoreでは適合率と再現率を等価値として評価します。単純な正確度では判断できないデータにおいて活用される評価指標であり、その数値が高いほどモデルの性能が高いと言えます。睡眠測定の場合は睡眠状態であることがベースになるため、中途覚醒や深い睡眠といった睡眠中の変化を正確に感知した場合にF1 Scoreが高くなり、精度の高い睡眠トラッカーであると判断できます。
【調査結果の詳細】
・睡眠の4段階に関して各睡眠トラッカーの性能を測定した結果
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/369032/LL_img_369032_2.png
睡眠の4段階に関して各睡眠トラッカーの性能を測定した結果
・睡眠中の覚醒に関して各睡眠トラッカーの性能を測定した結果
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/369032/LL_img_369032_3.png
睡眠中の覚醒に関して各睡眠トラッカーの性能を測定した結果
最後に、深い睡眠段階の測定ではGoogle Pixel Watchなどのスマートウォッチ製品が強みを見せ、Google Pixel WatchがF1スコア0.5922で最も高く、次にFitbit Sense 2が0.5564、スリープルーティン(Asleep社)は0.5355を記録しました。この結果について研究チームは、「深い睡眠段階では自律神経系が最も安定するので、自律神経系の変化を心拍変動(HRV)で感知するスマートウォッチが相対的な強みを見せた」と分析しました。
研究に参加した盆唐(ブンダン)ソウル大学校病院精神保健科学科のユン・インヨン教授は、「不眠による睡眠障害を経験する人々の多くが、従来の睡眠トラッカーに対して疑問を抱いていたのではないか」と述べ、「その理由として、従来の睡眠トラッカーは眠りに入る瞬間や中途覚醒を正確に測定できなかったためだ」と強調しました。更に、「この研究結果を通して、日常生活で精度の高い睡眠トラッカーを求める利用者に対して、従来とは異なる正確な睡眠データを提供できるだろう」と伝えました。
盆唐(ブンダン)ソウル大学校病院耳鼻咽喉科のキム・ジョンフン教授も、「この研究を通して睡眠トラッカーが高度化したことを確認できた」と指摘し、「高性能の睡眠トラッカーを利用することで、血糖や肥満管理といった生活習慣の改善による睡眠管理や、温度や湿度等のベッドルームの環境調整による睡眠改善サービスなどが更に増え、産業への影響も広がるだろう」と述べました。
Asleep/エイスリープのイ・ドンホン代表は、「グローバルビッグ・テック企業が競争的に睡眠トラッカーをリリースする状況で、消費者が最も正確な睡眠トラッカーを判断する根拠として、この研究結果を役立ててほしい」と伝え、「今後は研究対象者のサンプルサイズを拡大し、様々な機関との研究を行うことで、各睡眠トラッカーの性能と適合性に関する情報を提供する予定だ」と明らかにしました。
盆唐(ブンダン)ソウル大学校病院精神保健科学科のユン・インヨン教授、耳鼻咽喉科のキム・ジョンフン教授、スタンフォード医科大学睡眠研究所のクリート・クシダ所長らで構成された研究チームは、今年10月にブラジル・リオで開催される、世界睡眠学会主催「World Sleep 2023」で今回の研究を口頭発表する予定です。「World Sleep 2023」で口頭発表を行える研究は事前に提出された全抄録の中で約5%となり、Asleep/エイスリープは今回の研究結果を含めた3つの口頭発表と6つの抄録を発表する予定です。
■Asleep/エイスリープについて
Asleep/エイスリープは、睡眠分析AI、睡眠改善ソリューション、ダッシュボードなど、睡眠管理に関する全てのサービスをAsleep Platformを通してAPI、SDKなどで提供しています。更に、モバイル睡眠トラッカーアプリ「スリープルーティン」の提供も行っています。
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https://apps.apple.com/jp/app/sleep-routine-tracker-alarm/id1620995257
・公式サイト : https://asleep.ai/
・公式Instagram: https://www.instagram.com/asleep.official/