森ノ宮医療大学(大阪市住之江区)インクルーシブ医科学研究所 工藤慎太郎所長が、株式会社MTGと共同開発を行った、歩行時も正しい姿勢に導いてくれるウォーキング用の2商品「Style Tapingwear Leggings」と「Style Tapingwear Socks」が、本日(2月20日)より発売開始となりました。
これらの商品は、株式会社MTGによる姿勢サポートブランド「Style」から新たに展開されたシリーズ「Style Tapingwear」の商品であり、工藤慎太郎所長はこのシリーズのコンセプトである独自の「テーピング理論」について共同で開発を行いました。
【「Style」ブランドおよび「Style Tapingwear」シリーズについて】
https://www.mtg.gr.jp/brands/wellness/product/style/
画像 : https://newscast.jp/attachments/B1lnDapOusg0E1ejhdT5.jpg
工藤慎太郎教授コメント
■「Style Tapingwear」の開発にあたって
「Style Tapingwear」はロコモティブシンドロームや扁平足などの健康問題の基盤となる「姿勢」の改善を目指す商品です。予防のためには運動が必要ですが、少しでもその運動を行いやすくしたり、効果を保ちやすくするためのアイテムとして開発しました。
足部には内側縦、外側縦、横アーチといわれる3つのアーチ構造があり、バランスを取っています。しかし、このアーチの構造を時間や研究機材のない臨床場面で計測することは不可能です。そこでテーピングでアーチを支持することにより症状が軽減するかを見ていき、これにより足部のテーピングラインが分かってきました。
■独自の「テーピング理論」に基づいた製品の開発
足部のテーピングラインは分かってきたものの、テーピングは毎回貼り替えたりすることでコストや時間も必要とし、患者さんが再現することも難しいという問題があります。そこでテーピングを模した靴下を製作できれば、多くの方に私達が得ている知見を簡単に提供できると考えました。また、レギンスも同様に歩行の研究結果から、どこをアシストすればよいかを検証しました。
■高い研究知見による社会還元を目指して
このようなコンセンプトの商品は実際に世の中に溢れていますが、「実際にアーチが支持できているか?」、「歩行が変わったか?」などのエビデンスはほとんどありません。つまり、ほとんどの製品はコンセプトを謳っているものの、効果を検証しないで、「歩きやすくなった」などの着用感のコメントで販売しています。私たちはそこに妥協せず、装着した時のアーチの計測や歩行の計測を重ねて、実際に変化を出せるものを作成し、検証を重ねました。特にレギンスは微妙なテーピングラインを再現するのにとても苦労し、共同研究者である高崎雷太講師(森ノ宮医療大学医療技術学部鍼灸学科)と何度も検証を重ねたことが昨日のことのように思い出されます。
これらの製品を皮切りにし、健康長寿社会の実現に向けて、これからも高いエビデンスに基づいた知見により、社会に還元していきたいと考えています。
商品ラインナップ
Style Tapingwear Leggings
Style Tapingwear Socks
販売サイト:https://www.mtgec.jp/shop/pages/style_tapingwear.aspx
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